【ライブレポート】＜Live Duel Japan 2024＞第一夜、刺激的に終了

欧州各地、そして台湾へと続くツアーを経てきたtokyo honey trapが、イタリアのNÖCTÆ（ノクテ）、イギリスはブライトン出身のPUSSYLIQUOR（プッシーリカー）を引き連れての凱旋公演＜Live Duel Japan 2024＞を、4月9日、下北沢・CLUB QUEにて開催した。

今回の公演は、各バンドの最新EPのリリース・パーティを兼ねたものでもあり、会場内には刺激とアットホームな空気が同居。2023年11月に続き二度目の日本上陸となるNÖCTÆは新体制になっており、バンドとしてのトータリティが飛躍的に向上。フロントマンのKAITENことエロイが巨大ロボット化するかのようなパフォーマンスも目をひいた。tokyo honey trapのライヴ・パフォーマンスにも、波乱万丈なツアーを経てきた影響もあってか、これまで以上に説得力が感じられた。







そしてこの夜のヘッドライナーを務めたのは、日本初上陸となるPUSSYLIQUOR。男性シンガー・ソングライターのJJ・サイモンをサポート・ギタリストに迎えた5人編成での演奏は、ハチャメチャなようでいて整合性と爆発力があり、フロントを務めるアリ・ブラックはきわどい衣装に身を包み、時にはステージを降りたりフロアをのたうちまわったりしながら挑発的な振る舞いを続け、オーディエンスの視線を釘付けにした。




そして本日、4月10日には、新宿・MARZに場所を変え、この＜Live Duel Japan 2024＞が第二夜を迎えることになる。今夜はNÖCTÆがヘッドライナーを務める予定だが、天井の高い会場ということもあり、どうやらKAITENは昨夜以上に巨大化するらしい。イタリア、イギリス、そして日本。三カ国の刺激的バンドがガチンコでぶつかりあうこの機会を、お見逃しなく。そしてぜひ会場で、各バンドの新作EPをいち早く手に入れて欲しい。

文・撮影　増田勇一