【俺の楽器・私の愛機】1581「憧れと理想を詰め込んだ異色なフライングV」

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【Killer Guitars KG-Wishbone-V(PU交換済)】(神奈川県川崎市 くまもりー 53歳)


以前036794でレスポール・スタンダード、325でパシフィカ825でエフェクトシステム1419でワーロックベースを投稿した者です。6回目にして初めてのMNGの投稿になります。

元々ベースで変形タイプを使っていたこともあって、変形ギターに対する苦手意識というものは全然ないんですが、その形に憧れつつも何故か入手してなかったのがフライングVです。

実は最初からKillerのフライングVタイプに憧れてて、TATSUさん(GUSTANK、ex.JACKS'N' JOKER)の使用していた『KG-Armed V』が自分の理想のVでした。赤っぽいブラウンで木目の浮いたボディ・ゴールドのハードウェア且つフロイドローズ搭載・鼈甲柄のピックガードなど、これほどカッコいいと思ったフライングVは初めてでしたね。ただしネックになったのは価格で、当時はベースをやっていたこともあってギターに50万は出せないよなあ…と諦めていた感じです。

その後KG-Armed Vがディスコンになり、確か2010年代になって登場したのが今回入手した『KG-Wishbone-V』なんですが、KG-Armed Vの仕様を見直して使いやすくリーズナブルになったギターということで、「いつかは欲しい」とずっと長い間思っていつつも入手できずにいたんですね。

転機は2020年、たまたまYouTubeにおいてmiyakoさん(LOVEBITES)のMYK V開封動画がオススメに表示されて、それを見て自分の中のフライングV熱が再燃。少し後にPUがFishman Fluence Modern Humbuckerに交換されたMYK Vを見た時、「これだ!」と。KG-Wishbone-VにFishmanを搭載するのが自分の理想のギターだと思い至りましたね。


ギター自体は去年の8月に受注生産で購入 → 12月後半に入手の流れで手元に来ました。入手するまでの間にFishman PUを用意し、どうにかPU交換の予算も確保して今年の3月にショップにて交換して貰ったといった感じです。PU交換の際にコントロールの配置も見直し、フロント&リアのVolノブとTONEノブをレスポールっぽい配置にして、自分的な使いやすさを実現しています。

Fishman Fluence Modern Humbuckerはノイズレス且つ様々な音が出せるアクティブPUなんですが、その仕様を使い切ろうと色々仕組んでおります。デフォルトがVoice1(モダンアクティブ)、フロントVolを引っ張るとVoice2(パッシブ風)、TONEノブを引っ張るとフロント/リア共にタップシングルになります。

シングルPUの鳴る位置にもこだわりがあり、フロントは下側のコイル・リアは上側のコイルを鳴らすように設定、こもり過ぎずジャキジャキし過ぎずのバランスをとっています。

ついでにVoice1とVoice2でシングルPUの音が変化するので、合計で4種類の音色を使える+PUセレクターでの変化も加えると、どんな音色も出せるかなりの万能ギターに仕上がったと思います。宅録メインの自分にとってこれ程都合のいいギターはありません。

手に入れて分かったんですが、オールアッシュのボディと3ピースメイプルのネック、エボニー指板という仕様は、HR/HMが好きな自分にかなり合ってはいるものの、重量が結構とんでもないんですね。Vの見た目の想像を超える、036で紹介したレスポールとほぼ同じかそれ以上の重さがあります(おそらく4.5kg前後)。まあその重さすらも愛らしいんですけど。

このVが手に入ったことでしばらくギターはいらない(買えないとも言う)感じになりました。あと一つだけやり残したこともあって、フロイドローズにD-Tunerを装着してドロップDチューニングに出来る様にしたいと画策しています。

それが実現した時、『憧れも理想も全て詰まった俺だけのフライングV』が完成するんです。





   ◆   ◆   ◆

KG-Wishbone-V、メタくそかっこいいですよね。そもそも名前がいい。当然これはウイッシュボーン・アッシュ…つまりはアンディ・パウエルの1967年モデルへのリスペクトを感じます。それでいてキラーらしさを醸し出すボディの直線的なコンターとか当たり前にフロイド・ローズとか、もう完璧な設計。びっくりするほど重いみたいですけど、それも引き締まったサウンドに貢献しているんでしょうね。最後の一手「D-Tuner装填」は、焦らし作戦で先延ばしたほうがワクワクが長く楽しめて良き(←変態か)。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
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