離想宮、2024年第一弾シングル「共犯者」リリース＆MV公開。人間関係の破綻と苦しさをクライムドラマの文脈で描く

離想宮が2024年第一弾シングル「共犯者」をリリースした。

◆「共犯者」MV

“闇のみんなのうた”をコンセプトに精力的に楽曲を制作し続ける離想宮。通算13作目となる「共犯者」は、人間の関係性の変化をテーマに作成。友人や恋人、親しい間柄の精神的な距離の近さを人生の共犯者であると定義し、いっときの親密さ、そしてその親密だった過去を前提とした破綻の苦しさや虚無感をクライム映画のような文脈で表現した。

本来レトロな室内楽寄りの楽曲制作をしてきた離想宮だが、今回は「一度しっかりバンドサウンドを意識した曲を作りたい」というスタンスで制作したという。「誰しも一度は経験したことがあるような、誰かと仲違いした時に沸き起こる“お前はそういう奴じゃなかったのに”という怒りや失望だったり、身勝手な想いへの自嘲であったり、そういったものを表現した」とコメントしている。

ミュージックビデオは、全て本人が制作。歌詞の内容や、登場するアイテムを可愛らしくもどこか棘のあるタッチで描くことで、楽曲の世界観にさらにダークな色がついた。