バターリング・トリオの中心人物“リジョイサー”ことユヴァル・ハヴキン、新作リリース
名門レーベル“STONES THROW”も認めるバターリング・トリオの中心人物であり、イスラエルのビートメイカーであるユヴァル・ハヴキンが、2024年4月12日にパリ拠点のレーベル“Circus Company”から待望のニューアルバム『This Is Reasonable』をリリースする。
◆リジョイサー 関連画像
リジョイサーとしても知られるユヴァル・ハヴキンは、ジャズとヒップホップの融合にインスパイアされたダウンテンポ・ミュージックの第一人者と言われる人物。新作では彼の初期のサウンドを彷彿とさせつつ、アンビエントに近い穏やかでメロディアスなエレクトロニック・ミュージックの世界を探求している。チルアウトなフィーリングやメロディアスな11曲を通して、アンビエント・ミュージックのような静けさと浮遊感を与えてくれるようだ。
今作は、キーボードとシンセによる繊細なメロディーと豊かなハーモニーを中心に構成されており、ジャズの精神とエレクトロニカの発明から多くを受け取り、穏やかなグルーヴに仕上がっている作品。また人工的なパラダイスの無為さと、ソフトで思いやりのあるスピリチュアリティの両方を想起させるだろう。
『This Is Reasonable』は、これまでグループ・ワークやコラボレーションを好んでいたアーティストにとって、より個人的で新しい音楽の方向性を示すものとなった。よりエレクトロニックでシーケンサーを多用した音楽スタイルを選び、ヴィンテージのシンセサイザーによって作られたと言う。そのためトラックのいくつかは、エイフェックス・ツインやボード・オブ・カナダによる初期のエレクトロニック・クラシックのスローバージョンのように聴こえるかもしれない。そして特に、ベース、キーボード、パーカッションのハーモニーを追求しており、フェラ・クティや友人のアヴィシャイ・コーエンからもインスピレーションを受けたと主張している。
こうしたさまざまな影響を受けた本作は、妖艶なメロディーと平和なムード漂う美しい作品として完成した。タイトルの『This Is Reasonable』は、イスラエルで現在起きている悲劇である戦争を指しており、彼のスタジオからわずか100マイルも離れていない場所で激化している戦争とはまったく対照的で逆説的であることを示している。
『This Is Reasonable』
Circus Company
Format: Vinyl LP - digital
Single: I Think This Is Reasonable
2024年2月16日
Buy/Pre order link : https://lnk.to/ThisIsReasonable
◆Circus Company オフィシャルサイト