アイ・ジョーダン、コミュニティから生まれた革命的デビュー・アルバム『I AM JORDAN』発表
アイ・ジョーダンが〈Ninja Tune〉よりデビュー・アルバム『I AM JORDAN』を5月10日にリリースすることを発表した。
アイ・ジョーダンは、フレッド・アゲイン、プランニングトゥーロック、シェレルとのコラボレーションや、フィーヴァー・レイやロミー、エリザ・ローズといったトップアーティストのリミックス、自身の楽曲もResident Advisorの年間ベストトラックで1位、Crack Magazineで2位、PitchforkでもTop25にランクインするなど、高揚感と恍惚感が同居する攻めの効いたトラックが魅力のプロデューサー。DJ Magazine【Best of British Awards 2023】では最優秀DJ賞にノミネートされ、AIMアワードでは【Breakthrough Artist 2023】にノミネート、Mixmagの年間ベストDJでトップ10入りを果たすなど、DJとしても高く評価を集めている。
今作について、「これは喜びについてのアルバムなんだ。トランスジェンダーであることの喜びと、トランスジェンダーたちと一緒に仕事をし、楽しい音楽を作ることの喜びを詰め込んでる」とコメント。ドンクやハードスタイル、ユーフォリック・トランスやハウスといったダンス・サウンドへリスペクトを払いながら、自らのアイデンティティを背景にオリジナルのスタイルを追求している。今作は、アイ・ジョーダンにとってのパーソナルな音楽活動を綴ったダンス・ミュージック・ダイアリーであると同時に、新たな価値観が反映された激動の時代を物語っている点も重要が。
アルバム発表に合わせて公開されたクィア・ダンス・トラック「Real Hot n Naughty」には、Netflixの人気ドラマ『セックス・エデュケーション』にも出演する俳優、フェリックス・マフティがフィーチャーされている。アイ・ジョーダンとフェリックス・マフティは、トランス系アーティストを中心に開催されたイベント『I. JORDAN & Friends』で知り合ったという。アイ・ジョーダンは、「フェリックスと私がすぐに打ち解けた理由の大部分は、私たちが労働者階級のクィアであるという背景と、それに対するプライドにある。このトラックで目指したのは、本物のクィア・ノーザン・ダンス・アンセムを作ることなんだ。北部の労働者階級は「だいたいのことはクソだけど、まあいいさ」っていうユーモアを持ってる」と述べている。フェリックス・マフティは、「アーティストとしての、私とジョーダンの多くを形作った労働者階級出身の視点を通して語られるこのストーリーを、ついに世界と共有できるなんて、これ以上の幸せはない」と語った。『I AM JORDAN』というタイトルではあるが、今作はアイ・ジョーダンのソロ・アルバムというよりは、コミュニティから生まれた革命的作品と言えるだろう。
アルバム『I AM JORDAN』は、5月10日 (金)にCD、LP、デジタル/ストリーミング配信で世界同時リリース。国内流通仕様盤CDには解説書が封入される。
アルバム『I AM JORDAN』
release: 2024.05.10
label: Ninja Tune
CD 国内仕様盤: ¥ 2,000 +税
CD 輸入盤:¥ 1,900 +税
LP 輸入盤:¥ 5,500 +税
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13903
TRACKLISTING:
01. When Lights Flash
02. Casino High
03. Real Hot n Naughty (ft. Felix Mufti)
04. The Countdown (ft. TAAHLIAH)
05. Butterlick (ft. Sister Zo)
06. Reification and Pathetic Fallacy
07. People Want Nice Things
08. Round n Round
09. The Woodpecker
10. 7 Degrees of Despondent
11. Close To You
12. Rapt Finis