【インタビュー】BLACK DIAMOND、5週連続リリース第一弾にエネルギーの膨大な増幅「悔いなくやり倒したい。決心が固まった1年でした」

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■“輝くとは何か?”をずっと考えてきた
■全力でパフォーマンスに活かしたい


──そして5週連続配信リリースの第2弾は「Rope」。「Gain」とはテイストが異なる、しなやかな曲です。

L.V:初めて「Rope」を聴いたとき、楽曲のカラーがMIIROっぽいなと思ったんです。というのも、まだ未完成というか不安定で、他のメンバーに比べると経験値的にも“まだこれからだよね”っていうMIIROの未知数な雰囲気が、この曲にしっくりくると思ったからで。裏話を明かすと、この曲は最初、私がダンスパフォーマンスのセンターだったんです。でも「これ絶対、私のキャラじゃないから」と言って、MIIROとセンターを交換したというエピソードがあります(笑)。

──そうだったんですね!?

L.V:そこはメンバーの総意でした。「Gain」が攻撃的でメッセージ性がある楽曲なのに対して、「Rope」はちょっとかわいい女の子の曲になっているので、そこはうちの一番フレッシュな女の子に歌い上げて欲しいなと思ったんです。

MIIRO:私が歌ってるパートでもあるんですけど、“♪こんな小さな箱に 惑わされない はずなのに”とか“♪まっすぐでいたいけど 流れてくる SNSが”とか、歌詞に共感する部分が多かったんです。“小さな箱”ってスマホのことだと思うんですけど、高校の頃にSNSが発達している中で音楽を志したり、本業のほうでSNSに惑わされることがめちゃくちゃあったり。

──実体験を重ねながら歌うことができるという。

MIIRO:そういう歌詞を私のパートで歌わせてもらえるので気持ちを込めやすいですね。ダンスもセンターにいる時間が長いので、ファンの方々から“MIIROがセンターでしっくりくる”って思ってもらえるようなパフォーマンスができるようにがんばりたいです。


▲MIIRO

MARY:うん。今までのBLACK DIAMONDのように“私についてきて”みたいな力強い曲とは違って、女の子の弱さが出ている曲で。まさに現代の情報社会を歌った曲ですね。それこそ年末年始はいらない情報が飛び交っていて、私自身何を信じたらいいのかわからなくなっていたんです。

──SNS問題ですね。

MARY:私のLINEのひとこと(ステータスメッセージ)にも書いてるくらいなんですけど、夜にデジタルデトックスをしているんですね。24時から7時までは携帯をいじらないことを日頃から心がけていて。それだけでSNSと上手く向き合えるようになるし、他人と比較したり、不安や自己嫌悪に陥るみたいなことを少しは防ぐことができていると思います。

ANRI:私世代はSNSに振り回された経験もあるし、誤情報、都市伝説、作り話、釣りとか、そういうものをひと通り見てきたんですよね。で、“SNSってそういうものなんだ”ということにとっくに気づいているので、信じてないんです(笑)。でも、BLACK DIAMONDの良いところは、私からMIIROまで、いろいろな世代がメンバーにいることで。「Rope」のような歌詞を私がド真ん中に立って歌っても、“本当にそう思ってる?”って言われる可能性が高いかもしれない。ところがMIIROがセンターに立って歌うからこそ、一層そういう曲が生きてくるというか。やっぱりMIIROと同じ悩みを抱えている同世代の女の子が山ほどいて、その子たちの支えになることのできる共感ソングだと思います。

──ARISさんはいかがですか?

ARIS:「Rope」には弱さもあるけど、強さもあるっていうか。メンタル的には結構弱いけど、「嫌だ」って言える意思や強さもある歌詞だと思うんです。私自身はそんなにSNSにとらわれないんですけど、弱さを認めて「弱い」と言える人って、すごく強いと思うんです。

──そのとおりだと思います。

ARIS:だから、か弱いだけじゃなくて意志の強さがあって、悩みながら進んで行くところが、BLACK DIAMONDっぽい曲だなって思います。

ANRI:この曲は、どんな衣装を着て、どんなライティングのもとで、ステージパフォーマンスすることになるのかが楽しみですね。私の勝手な妄想ですけど、かわいいピンク色の照明にして、その世代の子たちを刺しにいくような感じになるんじゃないかなって。その世代に私も混ぜてもらえたら嬉しい、みたいな(笑)。


──では、2月26日にZepp Divercityで開催されるワンマン<BLACK DIAMOND 1st OneMan Show「SHINING DIAMONDS」>に向けての意気込みを聞かせてください。

MIIRO:BLACK DIAMONDとしてステージに立つのが約9ヶ月ぶりなので、久しぶりにBLACK DIAMONDのMIIROとして皆さんの前に立つことに緊張しますし、正直めちゃくちゃ怖いんです。でも、数々のレコーディングや長い準備期間を経て、今、ものすごく楽しみな自分がいます。当日は恐怖心すらも味方につけてステージに立てたらいいなって。

──9ヵ月間の成長をみせる場でもあるという。

MIIRO:前回よりパワーアップしてるし、スキルアップしているので、“9ヵ月間でこれだけのことやってきたんだ!”と皆さんに感じてもらえるようなライブにしたいです。悔いの残らないステージを見せたいし、ファンの人から“応援しててよかった。これからも応援しよう”って思ってもらえるようにがんばります。

ARIS:前回のZepp Hanedaはプロモーションだったんですよ、無料招待制のショーケースでしたから。でも今回はお金を払って観に来てもらうわけで、今回がBLACK DIAMONDの初ワンマンライブになると思っています。皆さんに楽しみにしててほしいです。

MARY:数ヶ月間、欠かさずレッスンしてきたので、まずはショーケースからの成長を見てほしいですね。それに最初に話したように、ショーケースの反省から“輝くとは何か?”を自分なりに考えてきたので、それを全力でパフォーマンスに活かしたいです。皆さん、ぜひ観に来てください。絶対に後悔させないので。

L.V:きっと世間の皆さんからすると、“ここまで次のステージを引っ張ったからには…”って相当期待値が上がっているんじゃないかなと。まだ一度しかステージに立ったことがないBLACK DIAMONDですけど、一丸となって一生懸命練習を重ねてきた9ヵ月間だったんです。練習量って絶対裏切らないと思うし。どれだけ練習してきたかが、当日のプレッシャーに打ち勝つ材料になると思うので、それまで精一杯がんばって、期待を裏切らないステージをお届けしたいです。今は気合いに溢れています。

ANRI:たしか始動当初は2023年10月にZeppワンマンを開催予定だったんです。それが2024年2月になったのには、理由があって。たとえばイベントとかフェスのように、たくさんの出演者のなかのひとつとしてライブするのではなくて、最初からワンマンをさせてあげたいというスタッフチームの大きな愛から設定された日程なんです。その愛と期待に絶対に応えたい。感謝の気持ちをそのまま表現すれば、お客さまにも伝わるんじゃないかなって信じています。


──初ワンマンはあくまでも通過点でしょうし。

ANRI:いつか東京ドームやコーチェラのステージに立ちたいし、『紅白歌合戦』や『レコード大賞』に出演したいという夢がBLACK DIAMONDにはあるんです。それくらい、今、Gainな気持ちでいます。これからも異彩を放って突き抜けたいですね。

──そして延期となっていた1stアルバムが4月にリリースされることも発表されました。

MARY:2023年5月からの沈黙期間は、全てこのアルバムリリースのためでした。ダンスチューンや王道バラードだったり、いろとりどりの私たちが聴けるアルバムになってます。皆さん、楽しみにしててくださいね。

取材・文◎岡本貴之

■5週連続新曲デジタルリリース


▼第一弾新曲「Gain」
2024年1月24日(水)配信開始
※各配信/サブスクリプションサイトにて
配信リンク:https://linkco.re/qDzG8fCr?lang=ja
▼第二弾新曲「Rope」

■初ワンマン<BLACK DIAMOND 1st OneMan Show「SHINING DIAMONDS」>

2024年2月26日(月) 東京・Zepp DiverCity
open17:30 / start18:30
▼チケット
全席自由:7,000円(税込)
※入場時に1ドリンク代600円が必要
一般発売:1月27日(土)10:00〜2月25日(日)23:59
ダイヤモンドチケット:https://diamond-ticket.com/?p=7448

■1stアルバム『未定』

2024年4月リリース予定


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