【インタビュー】BLACK DIAMOND、5週連続リリース第一弾にエネルギーの膨大な増幅「悔いなくやり倒したい。決心が固まった1年でした」
■また新しいステップに行くんだ!
■っていう自覚が芽生えました
──5週連続リリースの第一弾「Gain」は、これまでの曲で最も攻撃的な印象を受けましたが、レコーディング時はどんな思いで歌いましたか?
ANRI:「Gain」というタイトルには“増える”とか“増幅する”っていう意味があるんですけど、その言葉通り、いろんな意味で、増やして獲得するっていう強い意志が込められた楽曲だと思います。この楽曲には私の性格との強いシンパシーを感じていて。振り返れば、ネガティヴな時期もあったんですけど、今はもはや超絶前向きなんです(笑)。“「Gain」と一緒に行こう!”みたいな気持ち。私たちだけで世界に挑戦するというよりも、日本の仲間や、応援してくれている外国の皆さんも含めて、“一緒に戦いに行きませんか?”という気持ちが楽曲の中に込められています。
──やはり攻め攻めですね。
ANRI:ダンスも力強いですし、歌ったり踊ったりしてると熱意がこみ上げてくるんです。ライブ会場でガンガン盛り上がりたいなって。今はこういうご時世ですし、みんなを奮い立たせるような活力のある楽曲なので大事にしたいですね。メンバー全員が大好きな曲です。
──全編英語詞ですが、ANRIさんが特に気に入っているポイントは?
ANRI:最初と真ん中に出てくる“♪I'm gonna melt it away with my body heat. A rooted common sense, I'm gonna beat it away.(=絡みついた常識なんて 肌の熱で溶かしてあげる)”という歌詞ですね。熱い歌詞に合わせて、燃え盛るような歌い方をしています。日本人はとても規則正しくて、ルールを守る国民性があるじゃないですか。それはとても良いことですけど、それが逆に息苦しく感じるときもあるのかなって思うんです。そういう気持ちを“♪溶かしてあげる”って。“私も自分勝手に生きてるので、あなたも部分的に溶かしちゃったらどうでしょうか?”って思いを込めて歌ってます。
──BLACK DIAMONDならではの強い女性のイメージです。
ANRI:それこそARISが言ったように、アイドルグループだったらこういう激しい歌い方はしないと思うんです。“BLACK DIAMONDにはこういう力強い部分もありますよ”っていう表現になったんじゃないかな。なので、自分の中でちょっとドヤ感があります(笑)。
▲L.V
L.V:BLACK DIAMONDのコンセプトである“女性のエンパワーメント”を表現しているのが、まさにこの楽曲だなって感じていて。みんなを引き連れて行進していく部隊のような雰囲気のある楽曲なので、この先、私たちの代表曲のひとつになるんじゃないかなという予感があります。聴いただけで心の奥底から何かが湧き上がる感覚とか、思わず身体が動き出すような衝動が感じられる。英語詞の対訳を見ていただけると、一緒に力強く進んでいくような気持ちをますます共感してもらえるんじゃないかなと思っています。
──L.Vさんの歌唱部分で特に気に入ってる歌詞は?
L.V:2番サビ前のパートで、“♪we will never be bound by the rules ! (=新時代の私達は ルールに縛られてないから!)”と歌っているところですね。大人になればなるほど、枠にはまったり、いろいろな制約やしがらみにとらわれてしまうことがあると思うんです。だけど、自分にとって大事なことを優先するためだったら、よくわからないルールに縛られなくていいって感じる瞬間もあると思うんです。振り分けていただいいた歌唱パートと、自分の信念が偶然リンクしたんですけど、この歌詞はすごく気に入ってますね。
MARY:私は、“♪Let me show how to make this boring game exciting. There is no going back once you listen to this music. Why don’t you stand up ? Why don’t you stand up ? Get a view of the world no one can reach, together ! (=真似するだけなら物足りない 半端な生き方じゃつまらない 準備はいい? 誰もいない世界の景色を手に入れよう)”の部分ですね。力強くてカッコいい曲だと思います。
──サウンド的にもカッコいいです。
MARY:アッパーなダンスチューンですよね。私はダンスでセンターを多く務めさせてもらっているんですけど、DJをしてることもあって、フロアをジャックするというか、サビの振り付けもDJ風になっているんです。この曲では、メンバーのみんなも、聴いてくれる皆さんも引っ張っていける存在でありたいと思っています。
▲MARY
MIIRO:「Gain」は私のソロ活動では絶対にやらないような曲なんです。だけど、初めて聴いたときにめちゃくちゃカッコいいなって思いました。5週連続リリース作品の制作期間の最初のほうにレコーディングした曲なので、この曲を歌ったことによって気合いを入れ直したというか。また新しいステップに行くんだ!っていう自覚が芽生えました。音も歌詞も強めで、初めて聴いたとしても思わずノッてしまうようなリズムとメロディーですし。たとえ他の人が歌っていたとしても、好きになるだろうなって思います。
──MIIROさんが歌唱している部分で好きな歌詞は?
MIIRO:私とMARYちゃんとANRIちゃんが歌っているところで、“♪These pointed claws and sharpen spirits are letting us sparkle, letting us sparkle. (Yeah) No one knows how to break a diamond, jet-black diamond everlasts and keeps shining. (=輝くために磨く精神と尖った爪 漆黒の宝石は誰にだって砕けないよ)”という部分ですね。その前のラップパートをARISちゃんとL.Vちゃんが歌った後、私たち3人がこのパートを歌うのが、すごくBLACK DIAMONDっぽくてしっくりくるなって思います。
──なるほど。
MIIRO:歌詞の中に“black diamond”っていうグループ名が入ってるのも、代表曲になるポイントだったりするのかなって。
ARIS:「Gain」はノリが良いですし、強いイメージがすごくあります。デビュー曲「Super Duper」以来のカッコよくて強い曲だし、5週連続配信リリースの最初の曲なので、この曲でお客さんをライブ会場にいっぱい集めたい。
──ラップパートはARISさんですね。
ARIS:初めての長いラップパートです。歌詞もめちゃくちゃ頭に入ってますし、曲全体もすごく盛り上がる。“♪Come with me, Follow me”って感じで、みんなを連れていきたいって思う曲です。
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