遼遼、新曲「黄金」リリース&MV公開
ボカロPとしての活動を経て、2021年より自身もシンガーソングライター活動をスタートさせた遼遼(ハルカリョウ)の新曲「黄金」が配信リリースされた。
◆「黄金」MV
新曲「黄金」は、望む事の喜びや美しさ、苦難や残酷さを受け入れ、自他関係なく“目指すべき願い”に向かって祈りを捧げ高く羽ばたくよう歌い上げている力強い楽曲。遼遼が紡ぎ出す音楽の真骨頂である緻密な音作りが、ストレートな言葉をより高みへ押し上げる壮大なミドルバラードに仕上がった。“追いかけているものに追われること”の真理(心理)が、説得力ある繊細さと荒々しい叫びの調和によって、祈りに昇華されている。
ミュージックビデオは、前作の「氷花」でもモチーフとなっている“纏わりつく靴紐”が今作にも登場。前作「氷花」では、縛られたところからの解放が印象に残るのに対し、今作「黄金」では、翼についた“縛られた痕”を個性とし、それさえ自分の価値だと誇る穏やかな表情が魅力的な作品となった。
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▪︎遼遼 コメント
今まで多くの曲を制作する中で、物語を一曲でいかに広げられるかということを目標として作品を構想してきましたが、『氷花』と『黄金』は、これまでの単位を変えた2つで1つの楽曲を目標に制作しました。
『黄金』は「望む事の美しさと残酷さを偏りなく取り込み、自分か他人かに関係なく目指すべき願いに向かって祈り、挑んで高く羽ばたく人達」の曲です。
ですので"自分"と"他人"という二人の登場人物がこの曲には必要でした。そして「人の夢に寄り添う人もまた物語の担い手であること」を描く為、呼応する"他人"を主役にした曲が『氷花』です。
『氷花』と『黄金』は、どちらも「氷と火」「美しさと残酷さ」というように二面性を持った人間の心情を軸としています。それぞれの曲にある二面性を、2つの曲のサウンドでまた対比させて聴こえるようにと、音像でも明確な違いを出すよう意識しています。
最後に、創作において受け手の捉え方が主観に添ったものであるように、作り手の意図もまた主観です。僕と聴いてくださった方の中で違う見え方をする瞬間こそが、新たな二面性の生まれる瞬間であり今回の到達点ですので、自由に楽しんでいただければ幸いです。
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リリース情報
DL&サブスク:https://big-up.style/LUiQu2mppC