YOSHIKI、チャイニーズ・シアター手形・足形完成披露セレモニー開催 。能登半島地震被災地支援でチャリティーオークション実施も発表
現地時間1月9日、米ハリウッドのTCLチャイニーズ・シアターにてYOSHIKIの手形・足形完成をお披露目するセレモニーが開催された。
◆セレモニー写真
1927年に同劇場でこの伝統が始まって以来約100年の歴史の中で、存命しているアーティストが完成した刻印を披露するのは珍しい出来事である。YOSHIKIは、「日本の歴史における最も影響力のあるミュージシャンおよび作曲家」として選出され、同劇場約100年の歴史の中で、この名誉ある賞を受賞したわずか300人程のアーティストの一人となった。
今回のセレモニーは一般公開も行われ、昨年9月に行われた刻印セレモニーを観ることができなかったファンのために、観覧用のスペースも設けられた。観覧スペースには、世界中から大勢のファンとメディアが集結。日の出前から列を作った熱心なファンの姿も数多く見られたために、急遽ハリウッド大通りの通行の妨げにならないよう、前庭の入り口に大きな黒いカーテンが設置されるほどだった。
YOSHIKIはL.A.のトップロックステーション「KLOS-FM」のラジオホストであるマット・ピンフィールドによって紹介され、その後、ハリウッド・ブルバード6925番地のシアター前庭に設置されたYOSHIKIの手形・足形が披露された。同じエリアには、トム・ハンクス、ケビン・コスナー、ジョニー・デップやロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノらの手形・足形も飾られている。
TCLチャイニーズ・シアター フィルム&マーケティング社長・Brett Fellmanは「特別な完成披露セレモニーを開催できて、非常に興奮しました。今回のイベントには、毎日劇場を訪れる世界中のファンから最も多くの期待が寄せられていました。この完成した手形・足形は、人々を惹きつけるハリウッドの人気スポットの1つになると思います」とコメントした。
また、セレモニー内では、能登半島地震による被災地復興支援のため、自身愛用のクリスタルピアノをチャリティーオークションに出品することも発表された。YOSHIKIはすでに今回1,000万円を日本赤十字社に寄付しているが、追加の支援となる。チャリティーオークションは「Yahoo!オークション」にて1月12日0時1分から1月16日23時59分まで行われる。落札金額は能登半島地震の被災地支援のため、自身が運営する米国非営利公益法人501(c)(3)「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて全額寄付される。
なお、本オークションの参加対象は日本国内在住者のみとなり、事前にYahoo! JAPANへの本人確認書類提出後、審査を経て入札が可能となる。
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▪︎セレモニーでのYOSHIKIコメント(以下、日本語訳)
今日は来てきてくれてありがとうございます。
様々な活動を行っている中で、先日自分が初めて監督を務めた『YOSHIKI:UNDER THE SKY』という映画が、世界中で公開されました。そのような機会をいただけたことにとても感謝しています。
映画制作は華やかなものに見えるかもしれませんが、実際に映画監督という立場になった今、映画の制作に関わるすべての人たちに対して、これまで以上に尊敬の意を感じ、同時にとてつもない犠牲が伴うとも感じました。
あらためて、このように監督として映画制作に携わる機会をいただけたことに、とても感謝しています。今後また、次回作のドキュメンタリーと長編映画をお届けできる日がくると思います。
今日は、完成した手形・足形をお披露目するイベントとなりますが、3か月前の刻印から今日までの間に色々なことが起きました。2か月前には、ロンドンのロイヤルアルバートホール、ニューヨークのカーネギー、そしてここハリウッドのドルビーシアターなどの会場でクラシックコンサートを行いました。それは亡くなった母、そして父、HIDEとTAIJIらに捧げたものでした。
そしてそのワールドツアーが終わってすぐ、日本から知らせが入り、バンドメンバーのHEATHが亡くなったという知らせを受けました。今でも、バンドのリーダーとして、この痛みをどう乗り越えてよいかわからないままでいます。
そして今年1月1日、また悲しいニュースが舞い込んできました。能登半島地震の被害の話を受け、非常に心を痛めています。この場を借りて、犠牲になった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
このイベントを通して、少しでも社会に貢献できればと考え、先週の寄付に続いて、自分のクリスタルピアノをオークションという形で寄付し、そのすべての収益を被災した方々へ寄付させていただきたいと思っています。
正直、毎日をこなすことで精一杯です。私の手形から感じていただけるかもしれません。僕の手は、時にもろく、時にとても力強くもあります。心も同じです。いろんな感情の嵐を体験してますが、ファンの皆が常に自分を支えてくれています。だから僕はこうして毎日を生きていられますが、今も一日一日、とにかく必死です。
もう一つ、僕の映画『YOSHIKI:UNDER THE SKY』について、この映画タイトルは、“たくさんの自分の大切な人たちが空の上(天国)に行ってしまったとしても、私はまだここにいる、自分たちはまだこの空の下で生きている”という意味が込められています。空の上にいる人たちのためにも、この命をとにかく一生懸命生きなければいけないと自分に言い聞かせています。旅立った大切な人たちのためにも生きようと頑張っています。
ここに来たら是非、あなたの手を、僕の手形に重ねてみてください。
僕の手がそこまで大きくないことに気付くかもしれません。ただ、小さな手でも大きいことを成し遂げられる、誰かの夢を叶えることができる、そして人々に希望を与えることができるかもしれません。
ここに来た方たちは、ぜひこの偉大なスターたちの手形に手を当てたあとに、空を見上げてみてください。そこには、希望やインスピレーションが湧き、そして皆さんの愛する人も空から見てくれていると思います。
このような素晴らしい機会をいただき本当にありがとうございます。皆さん、愛しています。
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