マグナム、トニー・クラーキンが稀な脊髄疾患を発症「何ができるか、できないか、見極めるまで待ってくれ」
マグナムの創設メンバーの1人、ギタリストのトニー・クラーキンが、稀な脊髄疾患を発症したことを明かし、2024年春に予定していたツアーを中止すると告知した。
クラーキンは12月18日、「残念だが、君らに悪い知らせがある」と始まる声明を出した。「この1年かそこら、俺はますます首と頭が痛むようになり、悩まされてきた。長い間、医者はその原因を見出せずにいたが、最近、判明した。そのため、いくつかの変更が生じることになる。
俺は、稀な脊髄疾患を発症していた。致命的なものではないが、人によっては退行する可能性があり、悲しいことに治る見込みはない。役に立つかもしれない治療はいくつかあるが、それらがどれほど効果的かはわからない。
ツアー環境やエレクトリック・ギターの重さを踏まえると、春に予定していたツアーで、俺がプレイするのはまず無理だ。俺らは、近いうちに状況が好転することを願い延期して、みんなを惑わすより、ツアーの中止を決断した。ボブ(・カトレイ/Vo)は、気がかりなことがありながらやるのは正しくないと考えた。
これはマグナムの終わりではない。だが、未来はちょっと違ってくるかもしれない。だから、前へ進むにあたり、俺には何ができ、何ができないか見極めるまで、待って欲しい。
すでにチケットを購入していた人たち、本当に申し訳ない。君らのためにプレイすることができず、俺が心底ガッカリしているのは言うまでもない。
チアーズ、そして、君らにみんなにまたすぐ会えることを願ってる」
バンド・メンバーたちは、ファンからの支援に対し感謝の言葉を述べている。
マグナムは、1月12日にニュー・アルバム『Here Comes The Rain』をリリースする。
Ako Suzuki