【ライブレポート】Rockon Social Club、ニューALを引っ提げた全国ツアー開始

ポスト

Rockon Social Clubがニューアルバムを引っ提げた全国ツアー<KURE 5-56 Presents Rockon Social Club Tour 2023 Don’t Worry Baby>をスタートした。今回は2023年12月12日(火)、12月13日(水)に東京ガーデンシアターで行われたライブの模様をお届けする。

◆Rockon Social Club 関連画像



フォルクローレ風のSEに合わせてメンバーがステージに姿を現すと会場からは大きな歓声が轟いた。ニューアルバムを引っ提げた全国ツアーがスタートする東京ガーデンシアターには、2日間で合計約1万2000人のオーディエンスが詰めかけた。11月17日(金)にリリースされた2ndアルバム『Don’t Worry Baby』の楽曲を中心に、1stアルバム『1988』の楽曲や男闘呼組のカバーまで多彩な楽曲を組み込んだセットリストで会場のファンを魅了した。


1曲目が終わったあと、「半年ぶりに帰ってきたぜー!」と高橋和也(B)が第一声を放つと、そのまま「We are」「Rockon!」のコール&レスポンスに突入。驚かされたのは、とにかくバンドの音がこれまでよりも段違いに太くなっていることだった。すでに十分なキャリアのあるメンバーが揃った6人ではあるが、ここにバンドならではのマジックがあるのだと感じた。

高橋が言う半年前というのは、5月6日(土)のこと。その日、彼らはここ東京ガーデンシアターで初のワンマンライヴを行ったのだ。思えば、3月1日(水)に1stアルバム『1988』をリリースし、イベントへのライヴ出演を経てワンマンライヴを実施、そこから2ndアルバムに今回の全国ツアーと、怒涛の展開を迎えている。しかも、メンバーの中心を担っている成田昭次(G)、前田耕陽(Key)、高橋和也、岡本健一(G)は男闘呼組の全国ツアーとファイナルの武道館公演も並走していたのだからなおさらだ。


「デビューしたばっかりなのに気づいたら2枚もアルバム出してた(笑)。本当に目まぐるしい1年だったけど、楽しかった!」と高橋が言えば、会場から「楽しかったよ!」という声が返ってくる。


前半のハイライトとして、ステージには妹分とも言えるLittle Black DressのRyoが登場。そこでまさかのクリスマスにちなんだあの名曲をカバー。そしてもちろん、アルバムでもゲストボーカルで参加していた「Sweet Devil Woman」をコラボした。


中盤以降、あらゆるジャンルが入り乱れた、まさにRockon Social Clubにしかできないライヴへと突入していく。テクノポップあり、アカペラあり、ロックバラードにポップス、ラテンと変幻自在のサウンドで観客を魅了していく。「僕ら以外にこんなに何でもできるバンドいないでしょ(笑)。これを極めますから」(前田)

後半はRockon Social Clubの最大の魅力であるハードなサウンドを纏ったロックナンバーで畳み掛ける。本編最後は最新アルバム収録の「Go To Hell」や「I♡R&R」といった極太サウンドで会場を沸かせた。アンコールを含めて2時間、濃密にして激熱なステージが展開されたライヴだったと言える。初ワンマンを行った地から初の全国ツアーへ。Rockon Social Clubの2023年はまだまだ終わらない。


<KURE 5-56 Presents Rockon Social Club Tour 2023 Don’t Worry Baby>

2023年12月12日(火)12月13日(水) 開場17:30/開演18:30

東京ガーデンシアター

収容人数:2日間計12,000人

【公演スケジュール】


12月15日(金)@福岡・福岡サンパレス

12月17日(日)@宮城・仙台サンプラザホール

12月19日(火)@⼤阪・フェスティバルホール

12月20日(水)@⼤阪・フェスティバルホール

全国4都市全6公演

総動員数:約2.2万人

◆Rockon Social Club オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報