8iper、デビュー1周年記念＜大バカ祭＞。新メンバー合流も決定

2022年11月27日にデビューした5人組メンズグループ8iper（ハイパー）が、デビュー1周年を記念した＜8iper 1st Anniversary Live　第一章『大バカ祭』＞を11月3日に山野ホールで開催した。

◆ライブ写真

オープニングでは紗幕越しにメンバー1人1人がクローズアップされ、客席が歓声で埋め尽くされる中、「ぶっちぎり！」のパフォーマンスでライブがスタート。＜大バカ祭＞のコンセプトにふさわしい、お祭り会場をイメージしたセットに登場した8iperの5人は、1曲目からパワー全開で一瞬にして活気あふれるお祭り会場の雰囲気に染めた。その勢いのままメンバーとファンのコールアンドレスポンスの2曲を披露してMCへ。



猪戸周社、吉川巧巳、橘未來唯、岡田隆之介、田中楓馬の順で行われた自己紹介ではそれぞれファンとの息のあったかけ合いを見せ、この1年で築き上げた絆を見せた。また「ぶっちぎり！」のMVの見どころとして今回の＜大バカ祭＞からセンターを務める巧巳がMVのエピソードで「温泉のシーンでのぼせている未來唯が可愛い」と話すと、楓馬がヤキモチを焼き、それを周社が綺麗にまとめるというメンバー間の仲の良さが伝わるシーンも。


ファンのコールでスタートした今回のライブ特別仕様の「大バカ祭SPメドレー」で盛り上がった後は初お披露目となる衣装で新曲「シャトゥーン」を披露。デビュー以来、初のメンバーカラーを背負わない衣装となっており、グループとしての新たな一面を感じさせた。その後はキャッチーな振り付けがTikTokで人気となっている「オバケーション」を披露。


中盤には1年前のデビューからの軌跡を辿る映像が流れ、デビューを果たし、一歩一歩、夢を現実にしていく8iperのメンバーからファンに向けて「（僕らは）みんなの幸せになれていますか？」というメッセージが。続くステージでは、今の彼らの心境にもとれる等身大の歌詞が印象的な新曲「僕らの歩幅で」を披露したが、隆之介が涙で歌えなくなる場面も。本編最後は彼らのデビュー曲である「ultra」からの「エンドレスコール」で会場の盛り上がりもピークに。


そしてメンバーへのサプライズ映像がスクリーンに映し出されると、たくさんのファンからのメッセージ動画、そして事務所の先輩である9bicと7m!nからのメッセージに感極まったメンバーたちはしばらくステージに立ち尽くしていた。その動画の中で、多くのファンが「幸せにしてくれてありがとう」というメッセージを寄せていたのが印象的だったが、これはこの1年間で彼らがファンにとっての「幸せ」になれた証だろう。

オープニングから最後まで常に全力でパフォーマンスしてきた8iperの5人。その後、アンコールまで駆け抜け、最後は達成感に満ちた表情で何度も何度もファンに感謝を伝えながらステージを後にした。


そして終演後に突如発表された新メンバー合流の告知に悲鳴とも歓声ともとれる声が響きわたる会場。最後のMCでメンバーが言っていた「まずは1周年」という言葉の通り、8iperの第二章の幕が開けた瞬間だ。これから新メンバーを迎え、彼らの第二章がどのような物語になるのかまだ知る由もないが、これからもファンと共に2周年、3周年と“彼らの歩幅”で着実に未来を描いていく予感を感じさせる1周年記念ライブだった。