イビサ島の老舗クラブ「PACHA」が誕生から50周年
イビサ島を代表する老舗クラブ「PACHA」が今年で設立50周年を迎える。
◆「PACHA」 関連画像
創設者リカルド・ウルジェイによって1973年にイビサ・タウンにオープンした「PACHA」は、それまでなかった新しいスタイルのクラブを確立させ、のちにシンボルマークとなった誰もが一度は見たことがあるであろう真っ赤なパッション・チェリーとともにカルト的人気を誇る。5月から10月までの間、さまざまなジャンルのパーティが毎夜開催され、テクノ、ハウスだけに限らず、ヒッピーカルチャーのルーツであるフラワー・パワーナイトも開催されている。
70年代、イビサ島は、社会的慣習や抑圧から逃れてきたアーティスト、ミュージシャン、作家など、自由を求めて島にやってきた快楽主義者たちで溢れ、アムステルダム、ゴア、サンフランシスコを通過するヒッピー・トレイルの一部と化していた。バーのレコードプレーヤーからは、サイケデリック、ロック、ジャズ、フュージョンが流れ、そして、当時最も先駆的だったディスコ・カルチャーが脈打ち始めた時代。そんな時代にまさに革新的で斬新な音楽カルチャーを誕生させたのが「PACHA」だ。
今となっては有数クラブがいくつも点在し、パーティ・アイランドとなったイビサ島は、地中海の楽園を目指して世界中から訪れる人たちが後を経たない。多くのセレブリティが訪れていることでも有名だ。その歴史と発展とともに歩んできた「PACHA」の50年間を祝うため、世界各地からアーティストがお祝いに駆け付け、連日連夜豪華ラインナップでパーティが開催されている。なお、10月15日には、ソロモンをゲストに迎えたシーズン最後のクロージングパーティが開催され、マルコ・カローラをゲストに迎えた12月31日のニューイヤーイベントを除いて来年5月までクローズとなる。
◆PACHA オフィシャルサイト
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