【インタビュー】お風呂でピーナッツ、世界的モデルと技巧派ミュージシャンが揺さぶるエモーション「孤独というものがテーマ」
■続々リリースする予定です
■ここからはずっと攻めていきたい
──これ、ミュージックビデオも、すごく印象的です。可弥子さんと若林さん、それぞれを追うカメラがあって、二人が同じフレームに入ることはないまま、シーンが進んでいく。ただ街を歩いているだけだったりするんですけど、そこにドラマが浮かび上がってくるような気がします。
樋口:日本とロンドンで撮影してます。
若林:可弥子発案、俺編集、という感じです。可弥子の動画は自分じゃないですけど、自分の動画は可弥子が撮ってくれたやつです。
樋口:もともと「何かの動画で使うから素材を撮っておいて」と言われていて、それがロンドンの街だったりするんですけど、私はあんまり一人で映りたくないんですよ、お風呂でピーナッツをやる時は。ユニット感を出したいので。そう思った時に、対比してるものは違いがわかって面白いから、ロンドンと横浜で撮影して、しかもすごくパーソナルな歌詞だから、それは場所にも表れると思うので、ロンドンは私の第二のホームだし、若林くんにとってのホームは横浜で、その場所で撮るのが、この曲のテーマにも合ってるかなって、思いつきました。
──いいですよね。すごく。
樋口:歌詞が、日常の中の哲学というか、日常の中の思考というイメージだったから、もの悲しい歌詞ではあるんだけど、それは日常の一部でもあるというイメージで。だから「お友達といる感じで撮って」っていうのも、私がディレクションしました。「楽しそうに撮って」って。
──みなさんぜひチェックしてみてください。そして2023年から2024年に向けて、いろいろリリース計画があると聞いてます。
若林:続々出る予定です。しかも、1曲ごとにけっこう違います。ここからはずっと、攻めていきたいなという感じですね。
──それは楽しみ。期待してます。
若林:ぜひまた、お願いします。
──そして年末年始、次に可弥子さんが帰国する時には、またライブができるかもしれない。
若林:まだ確定はしていないですけど、やろうと思ってます。
──可弥子さん、今後のお風呂でピーナッツの活動には、どんな期待をしていますか。
樋口:どうしても、機会は限られちゃうんですけど、やっぱりライブしたいなって毎回思うんです。機会が限られちゃうからこそ、次はもうちょっと入念に準備をして、100%を出せるように頑張りたいです。ライブに強くなりたいなというのが、課題としてありますね。パフォーマンスするのがすごく好きなんだなと思うようになったし、もっとうまくなれる気がするので、技術的にもステージング的にも、一回一回のライブの経験を大事にして、やっていきたいなと思います。
取材・文◎宮本英夫
■3rdデジタルシングル「秋」
※ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて9/27(水)より配信スタート
作詞:Kayako Higuchi
作曲:Jun Wakabayashi
編曲:お風呂でピーナッツ
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