【インタビュー】hideaki sasaoka、1stシングル「羽化」で自身の殻を破り“覚醒”へ「今までとは違った喜びを感じています」

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■僕の存在を多くの人に知っていただけたので
■かけがえのないものになっています


──たしかに、オーディションの頃から歌い方が進化している印象を受けました。

hideaki sasaoka:自分でも変わったと思います。以前は気持ちの高ぶりと一緒に声も大きく張り上げてしまっていたのですが、今は気持ちが高ぶっても声を単に張り上げずにクリアに響かせるように意識したり。

──ちなみに、「羽化」はすでにライブで披露されています。ファンの方の反応も大きそうです。

hideaki sasaoka:はい。ライブでしか披露していない曲だったので、(リリース前は)皆さん覚えるほど聴いてはいないと思うんです。でも、すごくノリノリで聴いてくれて。嬉しかったですね。それと、歌詞を考察してくれる方もいらっしゃいました。その時点では正式な歌詞が発表されていないので、わからないはずなんですけど、考察のおおよそが正解で驚きました(笑)。

──それはすごい!

hideaki sasaoka:でも、全く違っていても僕は嬉しいんですよ。例えば「愛している」という歌詞があったとして、それは恋人、家族、友人、誰に対する言葉なのかって聴く人によって変わりますよね。そこで僕が「これは恋人に向けての『愛している』です」と言ってしまうと、幅が狭くなってしまう。もちろん、1つの意味にこだわることも大切ですが、僕はいろんな楽しみ方をしてもらいたい派なんです。


──リスナーのために余白を残すのですね。今後チャレンジしてみたい楽曲はありますか?

hideaki sasaoka:ドラマや漫画、ゲームのテーマソングをやってみたいです。

──sasaokaさん自身についてもお話しを聞かせてください。まず音楽を始めたきっかけはなんだったのでしょうか。

hideaki sasaoka:中学生の頃、親友が不登校になってしまって、僕もつられるように学校に行かなくなった時期がありました。そんな時、家にいてもどうしようもないし、ちょっとカラオケに1人で行ってみようと思って。当時流行っていたJ-POPやボーカロイド曲を歌いまくったんですね。1人だからこそ自分を解放できて、歌うことの楽しさ、魅力に気がつきました。それ以来、音楽の道を志すようになりました。

──音楽の道を志すようになって以降、影響を受けた音楽のジャンルやアーティストの方はいましたか?

hideaki sasaoka:高校の時に、ダンス部がBTSの「FIRE」を披露していて。「こんなにかっこいい曲があるんだ」と思ってからは、K-POPを聴くようになりましたね。楽曲もパフォーマンスもクオリティが高くて、影響というか刺激を受けました。それと高校時代はロックバンドを組んでいたのでロックも聴いていましたし、18、19歳位になると洋楽にはまったりもしました。特定のアーティストさんというよりも割と幅広く音楽を聴いて、いろんな影響を受けたと思います。

──その後、オーディション番組にも出演されました。sasaokaさんにとってどんな存在になっていますか?

hideaki sasaoka:あの頃は毎日練習が過酷で、体が毎日痛かったです。しかもカメラがずっと回っていて大変なことが多かった印象があります。でも、それ以上にステージに立った時の感動が大きかった。それに僕の存在を多くの人に知っていただけたので、かけがえのないものになっています。


──sasaokaさんといえば、自己紹介動画が印象的でした(笑)。

hideaki sasaoka:あれは変わったことをしなきゃと思って(笑)。TikTokのキャンペーンでも1回だけ僕、バズったことがあったんです。僕の写真だけで11人のランキング表を作るっていう内容(笑)。とにかく爪痕を残さなきゃと必死でした。

──自己紹介動画の冒頭のBGMもご自身で作られたそうですし、TikTokの動画にしてもクリエイティブですよね。

hideaki sasaoka:バンドを組んでいた時、僕はボーカルの他に楽曲制作を担当していたので何かを作ることが好きなんですよね。ああいった形で活かせてよかったです。

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