【ライブレポート】テーマパークのように楽しめる<LuckyFes>

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【7月16日(日)】
▪️Novelbright、LuckyFes再来で突き抜ける歌声とアツい演奏を披露

13時30分の少し前。太陽がガンガンと照りつけ、WATER STAGEの気温は33度を超える勢いであった。にも関わらず、多くのオーディエンスが続々と集まってくると、まだサウンドチェックであるにも関わらず大盛り上がり。歓声が上がっていく。さっと音合わせを済ませると、「撮影OKやけど、その分もっと楽しんでいってくださいね。よろしく!」と言い残し、一旦ステージを下がっていく。


定刻になるとオープニングSEとともに、Novelbrightが再び登場。巻き起こっているクラップをさらに盛り上げるように、観客を煽っていくメンバーたち。そのままメジャーデビュー曲「Sunny drop」でライブがスタートする。同曲がリリースされたのは2020年8月17日。コロナ禍の真っ只中だったが、希望溢れるこの曲に勇気をもらった人は少なくないはずだ。そんな当時のことが脳裏をよぎりながら眺めていたが、目の前に広がるのはNovelbrightの演奏に心を踊らせ、声と手を上げているたくさんの人々。途中シンガロングも鳴り響き、“フェスの日常”が戻ってきたことを強く感じる。



続くのはドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)の主題歌として書き下ろされた「seeker」。竹中の力強い歌声と、疾走感と爽やかさが感じられる山田海斗(G)、沖聡次郎(G)、圭吾(B)、ねぎ(Dr)が奏でるサウンドが一気に広がっていく。それにつられるかのように、観客もクラップしたり、手を上下に振ったり、声を出したり……と、全力でレスポンスを返していた。最後の〈願いを放つよ〉で、竹中が超ロングトーンを披露すると、さらに大きな拍手が巻き起こっていった。



「楽しんでますか!  <LuckyFes>、去年に引き続き2回目、今年も呼んでいただいてありがとうございます。Novelbrightです、よろしく!」と改めて挨拶をして、MCへ。竹中は「めちゃめちゃ熱いね。日焼けもね、(ステージの)上、透明ですから。うちのギターの海斗くんのズボン、カメラさん映したげてください。ここ(膝)だけ開いてるんですね。彼、ここだけ日焼けさせたいなって思ってますんで」と、山田をイジって笑いを誘っていく。しかし、思ったような反応が返ってこなかったのか「ややウケなんで、次行きましょう」と早々にMCを切り上げて、再び笑いを誘った。


「日曜か、今日は。日曜はいいですね。でも、月曜日って朝、憂鬱ですよね。そんな月曜の朝には、この曲を聴くと良いと言われてますので、皆さん明日の朝はこの曲を聴いてください」という曲振りで始まったのは、「愛とか恋とか」。アコースティックでメロウな音色が耳に心地よい同曲は、アルバム収録曲だがNovelbrightの楽曲の中でも高い人気を誇る。熱い日差しの中、観客は腕を左右に振りながら演奏に身を委ねていた。

ゆったりとした雰囲気をそのままに、バラードナンバーの「夢花火」が続けて飛び出し、さらにクールダウン。1コーラス目はシンプルなサウンドに伸びやかな竹中の歌声が乗り、2コーラス目からは重厚感が加わるといった具合いに、その演奏の変化でもオーディエンスを魅了し続けていった。


「ラスト2曲です! 撮影OKですけど、カメラに夢中で棒立ちになりすぎてる! 夏フェスですからね。今この瞬間は、今この瞬間しか無いですから。思いっきり届けていきます。よろしく!」と再びアッパーチューンに戻り、一気にラストまで駆け抜けていく。まずは「Morning Light」。「さあ、ひたちなか、歌うぞ!」というシャウトにあわせて、会場からは“Wow wow wow wow”と大合唱が聞こえてくる。しかし、竹中は「ひたちなか、そんなもんか!? もっと行くぜ」と煽る、煽る。さらに大きな合唱が聞こえると、満足そうにニヤリと笑顔を見せていた。

「ラストやぞ! 思いっきり最後はぶち上げていきましょう」で始まったのは、Novelbrightの代表曲とも言える「Walking with you」。突き抜けるような竹中の歌声と疾走感を兼ね備えたアツい演奏で、すでに十分暑いWATER STAGEの熱気がこれでもかと上がっていく。それに応えるかのように、竹中は途中ペットボトルを客席に投げたり、最前列の柵に足をかけてみたり、大暴れ。最後は「また遊びに帰ってくるぞ、ありがとうございました!」とシャウトしてライブに幕を下ろした。

テキスト◎高橋梓
写真◎清水ケンシロウ/team SOUND SHOOTER

セットリスト

1.Sunny drop
2.seeker
3.愛とか恋とか
4.夢花火
5.Morning Light
6.Walking with you
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