【連載コラム】中島雄士の珈琲癖「vol.09/水出しアイスコーヒー」
ミュージシャンの中島雄士です。
ソロ名義で音楽活動をしたり、グソクムズ/The Lamb/路地などのバンドでドラムを叩いたり、YouTubeに動画を上げたり、作詞曲や編曲のお仕事をいただいたりしています。
このコラムでは、僕の”珈琲癖”に刺さったコーヒーを紹介しています。
◆ ◆ ◆
季節は夏へと向かっておりますが、この記事を公開するころには梅雨が明けてるんでしょうか。最近はすっかりアイスコーヒーばかり飲んでいる私ですが、実は自分で水出しアイスコーヒーを作ったことがありません(いつも急冷式で作ってます)。
というわけで今回は、水出しと急冷式でアイスコーヒーの飲み比べをやろうと思います。
豆は、vol.02でご紹介したオーロラコーヒーさんの、クラシックブレンド(写真右)を使います。曰く「油が出始め、焦げる手前、限界ギリギリの焙煎具合。」とのこと。極深煎りで、アイスコーヒーにもピッタリだとか。
▲こちらがクラシックブレンド
写真を見比べても、クラシックブレンドの方が色が濃く、表面に油が浮いています。
▲こちらはエチオピアの深煎り
ちなみに僕は購入したコーヒー豆を、こんな風にビンに入れて保管しています。なぜなら見た目が可愛いから。
さて、簡単に説明すると、挽いたコーヒー豆を水に浸して、冷蔵庫で長時間かけて抽出するのが水出し。お湯で淹れたコーヒーを氷で急速に冷やすのが急冷式です。
挽いた豆と水を容器に入れました。豆は不織布のバッグかなんかに入れた方が絶対よかったな、とこの時点で少し後悔しますが、うちにそんなものはない。これを8~12時間ほど冷蔵庫に入れておくらしい。
10時間ほど放置したものがこちら。
飲み比べなので、急冷式のコーヒーも用意します。
左が急冷式、右が水出しです。温度の差や、単純な濃度の差もあると思いますが、水出しの方が黒くて透き通っている印象。
飲んでみたところ、急冷式はコーヒーの苦味が強めに出ているのに対し、水出しは苦味が抑えられ、それ以外の部分が強く出ていると感じました(香りも全然違う)。
コーヒー豆には色んな味が含まれていて、抽出するときの温度によって、違った味わいが染み出してくるんですね。実際に飲み比べてみて、それを強く感じることができました。水出しの方が、豆ごとの味の違いも如実に感じられそうな気がする。
個人的には急冷式の方が好きでしたが、これからは気分によって水出しも楽しんでみようと思いました。
オーロラコーヒーのwebサイトはこちら。
水出しコーヒーを音楽にすると、こんな感じ。
中島雄士の音楽活動も、ぜひチェックしてみてください。
『JUNCTION POP』
First Call Recordings
【CD】FCRCD-012 2000円 (税抜)
【配信】https://nex-tone.link/A00113512
「Awesome Day」先行配信&MusicVideo公開 :3月1日(水)〜
■収録曲
1.Awesome Day
2.噂になっちゃった (EP mix)
3.ODAIBA TOKYO BAY (EP mix)
4.Moootion!!! (EP mix)
5.最低なドラマ (EP mix)
6.高気圧の季節 (EP mix)
7.ラブレター
◆中島雄士 オフィシャルサイト
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