JamsCollection、新体制お披露目ライブ開催「8人でしか出せない色を出して、どんどん前へ」
JamsCollectionの新体制お披露目ライブが6月23日に大阪・Zepp Namba、30日に東京・Zepp DiverCityで開催された。以下、東京公演のオフィシャルレポートをお届けする。
◆JamsCollection画像
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5月に小此木流花、6月に大場結女のメンバー加入を発表。8人の新体制となったJamsCollectionが、6月23日の大阪公演に続き、6月30日のZepp DiverCityでもお披露目ライブを行った。先に伝えておくと、会場で女性客の姿を多く見かけた。同性支持の高さも、JamsCollection支持を広げている大きな要因だ。
華やかなSEに乗せ、8人のメンバーがグラウンド(ステージ)に駆けだした。背景の巨大なスコアボード(スクリーン)には、今宵のメンバーの名前が記されている。彼女たちは最初から剛速球で攻めようと、《この夏を制すは無敵なヒロイン私》と元気いっぱいに歌いだした。8人は、高ぶる気持ちを晴れた声に乗せて届けてきた。無数のレーザーが飛びかう場内中の輝き以上に、舞台の上で弾ける8人の姿が眩しい光を放っていた。途中、ウグイス嬢のメンバー紹介のアナウンスを受け、「かっとばせー○○」とコールを入れる様も印象的な場面。ヒットを放った選手へ指示をするように腕をグルグル振り回す場面では、フロア中の人たちも腕を振り回し、この場に熱い風を巻き起こしていた。冒頭からJamsCollectionは、遊び心を持った気持ちを熱くする演出を見せてきた。
場内に生まれた熱へ、さらに勢いと熱狂を加えるように歌いあげた「Ready→NOW!」。想いを一つに力強く届ける声は、何時だって気持ちを騒がせる。激しく、そこへ華やかさも加えて駆けだした「Let me down」で8人は、凛々しい声で観客たちを煽りだす。彼女たちは序盤からこの空間に熱情した景色を作りあげ、夏以上に熱い刺激を突きつけてゆく。「熱い熱い会場を作れるように頑張ります」と語ったのが、新メンバーの大場結女。
次に披露したのが、大阪公演で初披露した「独占オンステージ」。《一緒にアゲてこ》の歌詞のように、ステージの上から伝わってくるパワーがハンパない。「あっあっあっアゲてこう」と笑顔で誘うメンバーたち。途中、フレーフレーとエールを送る応援団の振りも投影。かわいい笑顔で、熱い思いをぶつける姿もJamsCollectionらしい。
「キケンなサンサンSummer!」で8人は、恋に大胆な乙女に変身。《サンサンする人この指とまれ》と指を伸ばして歌うたび、フロア中の人たちが8人の指をつかもうとする。一体感を持ったその様も、観ていて胸が熱くなる。続く「絶対必勝ラブゲーム」でも、彼女たちは恋に積極的な姿で観客たちを刺激してゆく。曲を重ねるごと、恋の勝負へ強気に出ていた彼女たちが、「スキスキリフレイン」では《キミのことずっと前から好きでした》と、清楚な乙女になって想いを告白。彼女たちのねだるような甘い言葉の誘いに、フロア中の人たちのハートが溺れていた。このブロックで彼女たちは、恋心を記した曲たちを通し、急変する天気のような乙女心を次々と見せていった。
MCでは、9月27日に全6曲入り3-TYPEのCDリリースを発表。そのうえで、次に歌ったのが、新作にも収録が決定、この日が初披露になる新曲の「青いペディキュア」。場内へ優しく響きだす波の音。そこへ爽やかな夏風のような楽曲に乗せ、8人が歌声の青ペンでときめく青春物語を綴りだす。彼女たちが目の前に映し出した"ひと夏の恋物語"へ触れている間中、8人が求めるキミに自分を置き換え、一緒に物語を作りたい気持ちでいた。
もどかしいひと夏の恋心を歌った「あの日のメリーゴーランド」。ふたたび、気持ちを大胆に染め上げ、相手を攻め落とす勢いで歌いあげた「愛你(アイニー)」と、ここでも彼女たちは、次々と心の色を変え、恋に恋するカラフルな心模様を見せながら、観客たちの恋心を揺さぶっていた。とくに「愛你(アイニー)」では、躍動するロックな音に乗せ、観客たちを熱く挑発する姿を提示。彼女たちに秘めた闘志を突きつけられ、気持ちが奮いたたずにいられなかった。
無敵な気持ちに自分たちを染め上げ、私たちのフロンティアを共に作ろうと誘いかけた、キラキラでアッパーなエモチューン「最先端フォーミュラー」。一緒に新しい世界を作りだそうと、魂を鼓舞するように歌った「NEW ERA PUNCH!!」。彼女たちは、感情を奮い立てる曲たちを通し、どこにもない自分たちだけの新しい未来を作るため共に突き進もうと呼びかけてきた。次代を作る思いを、進撃する旗変わりの歌と拳に変えて「天高く進め」と熱いメッセージを送っていた。そして……。
ここで、メンバー一人一人が想いを語りだす。ここでは代表し、保科凜と一宮彩夏の言葉を伝えたい。
「熱いね。新しいJam'sは8人になったんですけど。これからもどんどん8人でしか出せない色を出して、どんどん進化して、みんなとたくさん想い出を作って、どんどん前へ進んでいけたらなと思います」──保科凜
「Jam'sは9人から始まって、たくさんいろんな変化や、構成が変わってきました。そのたびにファンの人たちが変わったり、会えなくなる人たちもいて、すごく淋しい想いもたくさんしたんですけど。それでも新しくなっていくJam'sをずっと応援してくれるみんながいて、新しい出会いもたくさんあって。今、こうやってみなさんに出会えて本当に良かったなと思っています。新しくなったJam's、これから8人で頑張っていくので、これからも応援をよろしくお願いします」──一宮彩夏
終盤に届けたのが、新作にも収録が決定した「君色花火」。駆けだした楽曲に愛しい君への気持ちを乗せた8人が、少し切ない思いも胸に「君が好き」と歌っていた。疾走する楽曲に乗せ、彼女たちは淡い恋心を膨らませるように何度も何度も「君が好き」と歌う。その言葉が届くたびに胸がキュッと揺さぶられる。8人が心を一つに「君が好き」と歌うたびに、フロア中からたくさんの手やペンライトの光が伸びていた。
最後にJamsCollectionは「誰かのヒーローになれたなら」を元気いっぱいに歌っていた。彼女たちは「誰かのヒーローになれたなら」と伝えてきた。でも,これまで何度も困難や挫折、たくさんの涙を乗り越え、そのたびに揺るがない強い意志とたくましさを身につけてきたその姿は、この場に足を運んだ人たちにとって、間違いなく憧れを抱くヒーロー。だからこそ、彼女たちが何度もリスタートをし、立ち上がる姿にさえ惹かれれば、メンバーたちに夢を託し、その夢を一緒に追いかけてきた。その夢を共に見たい仲間たちが今、こんなにも増えてきた。これからもずっと、僕ら、私たちのヒーローとして輝き続けてほしい。
この日は,新体制のお披露目と同時に,新曲を数多く歌い,ここから新しいJamsCollectionがスタートしたこと。そして、ここからさらに新しい個性や音の色を加えたJamsCollectionの姿を提示してゆくことを伝えてきた。この勢いを持って、JamsCollectionは10月22日に行う幕張メッセ公演へ向けて走り続ける。その前に、彼女たちと一緒に、この夏も、いろんな"夏フェス"を楽しまないとね。
撮影◎ポテヤマムラ
取材・文◎長澤智典
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■<JamsCollection 新体制お披露目『“東阪Zepp”スペシャルLIVE』>2023年6月30日(金)@東京・Zepp DiverCity セットリスト
1. ノーヒットノーラブ
2. Ready→NOW!
3. Let me down
4. 独占オンステージ(新曲)
5. キケンなサンサンSummer!
6. 絶対必勝ラブゲーム
7. スキスキリフレイン
8. 青いペディキュア(新曲)
9. あの日のメリーゴーランド
10. 愛你(アイニー)
11. 最先端フォーミュラー
12. NEW ERA PUNCH!!
13. 君色花火(新曲)
14. 誰かのヒーローになれたなら
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2nd Mini Album『タイトル未定』
Type-A:TKCA-75181
Type-B:TKCA-75182
Type-C:TKCA-75183
<Jams Collection 6thワンマンLIVE Jams Evolution!!!!!!!!!〜幕張で“超”沸きまっせ〜>
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