ジェシー・マリン、脊髄梗塞により下半身が麻痺
元ハート・アタック/Dジェネレーションのメンバーで現在はソロで活動するシンガーのジェシー・マリンが、まれな疾患、脊髄梗塞を患い、腰から下が麻痺していることを明かした。
◆ジェシー・マリン画像
病は、Dジェネレーションのバンド・メイトだったHowie Pyro(B)の一周忌に友人たちとレストランで食事をしているときに突然、発症したという。腰部に焼けるような痛みを感じ、それが徐々に下半身に広がり、床に倒れ込んでしまったそうだ。
脊髄梗塞は一般的に突然発症し、その直後に弛緩性筋力低下や感覚消失などをもたらすとされる。その頻度は全脳卒中の1~2%とも言われている。
マリンは、病について明かした『Rolling Stone』誌のインタビューで、「これまで俺が体験してきた中で、最も困難な6週間だ」と話している。彼は先月半ば、「深刻な背部損傷により、この先のツアーを中止する」と告知したが、詳細は公表していなかった。「騒ぎ立てたくなかったんだ。だが、人々に知らせるときが来た。一時的な状態だと信じているが、明日、レザー・ジャケット着て杖をつきながらバーに出かけることができるわけではない。多くの労力を要し、車いすの生活も長くなるだろう」
彼は先月半ば、リハビリ・センターに移送され、現在は理学療法とリハビリを受けているところだという。今月中に退院予定で、その後は、車いすの生活を送ることになる。
「医師たちからの報告は厳しいもので、怖くなり、一日の内で泣きたいときもある」が、「俺は自分にこう言い聞かせてる。自分がこれを引き起こしたのであれば、自分で回復できるはずだ」と、前向きな発言をしている。
Ako Suzuki