男女シンセポップデュオ・Still Dreams、初の全曲日本語詞の新境地的ミニアルバム発売決定
大阪・箕面を拠点に活動する男女シンセポップデュオ・Still Dreamsが、初の全曲日本語詞によるミニアルバム『Nerve』を7月12日にリリースすることを発表した。
◆ティザー映像
本作は2022年7月発表の前作「New Life」に続き、自主レーベルとして立ち上げたBe Here Now Recordsからのリリースとなる。これまでのStill Dreamsは、80’sポップスやドリームポップ〜シンセポップ、SF小説、TVゲームなどの影響を受けたコズミックでドリーミーなサウンドを追求し、歌詞も英語で歌ってきたが、『Nerve』のサウンドはこれまで以上にエレクトロミュージックへ傾倒し、彼らのキャリアでも初となる試みとして歌詞は全て日本語で綴られている。
これまでは海外との繋がりを持ってきた2人だが、パンデミック以降は海外でのライブが難しくなり、より日本国内の人にも自分たちの音楽を聴いてほしいという気持ちが芽生え、今作ははそうした2人の想いが込められた集大成としての作品でもある。
どこかレトロな雰囲気の四つ打ちシンセサウンドに乗せて“ふつうのしあわせ 見えなくても いけるような気がしてる”と希望を歌う「ふつうのしあわせ」。一転して「たくらみ」ではチップチューンに高速ハイハットを搭載したようないたずらっぽさを見せる。続く「空想の先」ではテクノポップ、ドリームポップ、ハウスミュージックを螺旋状に往来し、勢いそのままにディスコライクな「拙い魔法」で孤独なワンルームを一夜限定のダンスフロアへと変えていく。そしてトランス〜EDMのStill Dreams流コズミック解釈とも言えるアンセミックな「夜は旅」を経て、苦楽を共にしてきた夫婦としての2人のソウルが“僕らの理想 全てこの場所にある”と言わしめるラブソング「このままでいいよ」で本作は幕を閉じる。
どこかジャポニズム的意匠も感じさせる本作のアートワークは、メロディックパンクバンド・What Goes Upのギター/ボーカルで東京在住のIngrid Eliasによる描き下ろしだ。また、今作のティザー映像も公開となっている。
キュートで人懐っこい、というStill Dreamsのアイデンティティは健在で、むしろそのポップセンスは別次元へと足を踏み入れた感触すらある。キャリアにおける重要な転換点にして、新境地と言うに相応しい意欲作がここに完成した。
リリース情報
『Nerve』
6曲入りミニアルバム
フォーマット:デジタル配信
Pre add/Pre save配信リンク:https://lnk.to/stilldreams_nerve
規格番号: BHN-2
リリース日:2023年7月12日(水)
トラックリスト:
1. ふつうのしあわせ
2. たくらみ
3. 空想の先
4. 拙い魔法
5. 夜は旅
6. このままでいいよ