ヌーノ・ベッテンコート、ポール・マッカートニーとの共演「本人ではない、ホログラムだと思い込もうとした」

ポスト

(c) earMUSIC (c)Jesse Lirola

エクストリームのギタリスト、ヌーノ・ベッテンコートが、2015年に開催された第57回グラミー賞でリアーナ、カニエ・ウェスト、ポール・マッカートニーのコラボレーション・パフォーマンスに参加したときのことを振り返った。マッカートニーを敬愛しているベッテンコートは、リハーサルの場で舞い上がり過ぎないよう、「これは本物の彼ではない。ホログラムだ」と自分に言い聞かせねばならなかったという。

◆エクストリーム動画、画像

ベッテンコートはブラジルのラジオ局89FM A Radio Rockのインタビューで、こう語っている。「ゲイリー(・シェローン)と俺には、クイーンやエアロスミス、ヴァン・ヘイレン、ザ・フーとか、共通の好きなバンドがたくさんいる」「でも、(ポール・)マッカートニーとザ・ビートルズは……別格過ぎて、神話というかなんというか、彼らは実在する人じゃないって感じだ。だから(リハーサルで)、ポール・マッカートニーと3日間、同じ部屋にいなきゃいけなかったとき、俺はその場に行く前に、“これは現実ではない。彼は本物ではない。ホログラムだ。はしゃぎ過ぎるな”って自分に言い聞かせねばならなかった」

ベッテンコートは10年以上前からリアーナのライヴに参加しており、今年2月、リアーナがスーパーボウルのハーフタイム・ショウでパフォーマンスしたときもギターをプレイしていた。

ベッテンコートは5月初め、エクストリームが船上フェスティバルに出演した際、クルーズ内で行われたバスケットボールの試合に参加し、足を負傷。バンドはその数日後に予定されていた<M3 ロック・フェスティバル>への出演をキャンセルした。彼は先月半ば、「本当に申し訳ない。バカなことをした。無責任だった。自分に失望したよ。たくさんの人たちに迷惑をかけた」と、ファンや関係者に向け謝罪するビデオ・メッセージをSNSに投稿していた。

エクストリームは6月2日にブラジルで開催される<Best Of Blues And Rock>フェスティバルでライヴ活動を再開する予定。


Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報