ザ・ジャパニーズ・ハウス、ニューALアナウンス&SG「Sad to Breathe」リリース
シンガーソングライターのアンバー・べインによるプロジェクト“ザ・ジャパニーズ・ハウス”が、4年振りとなるニュー・アルバム『In The End It Always Does』を2023年6月30日(金)にリリースすることをアナウンス、ボーナストラック1曲を収録した国内盤CDも同日にリリースすることが決定した。
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新作では、アンバー・べインが共同プロデューサーを務めつつ、ボン・イヴェールことジャスティン・ヴァーノンをはじめ、The 1975のマシュー・ヒーリーとジョージ・ダニエル、クロエ・クレイマー(リナ・サワヤマ、レックス・オレンジ・カウンティ)、チャーリーXCX、ケイティ・ギャヴィン(MUNA)、フィル・クック(メガフォーン)、ダン・キャリーなど多彩なメンバーが参加。アンバーは今作で始まりと終わり、執着と平凡、恋に落ち、恋によって引き裂かれるといった矛盾の中に生きることを表現しているという。
また、アルバムからアップビートなサウンドの失恋をテーマにした新曲「Sad to Breathe」の、映像作家のシェイラ・ヨハンソンが監督を務めたスタジオ・ライブ映像を公開中だ。
「“Sad To Breathe”は昔書いた曲で、レコードの中で最も古い曲のひとつです。当時のバージョンはとても違っていて、電子音だけだったのが、今ではほとんど生楽器やアコースティック楽器で構成されています。この曲は、誰かが自分のもとを去った時の絶望的な気持ちと、そんなことがあり得るのかという不信感について歌っています。その時はとてもリアルに感じられるのに、不思議と自分の人生が台無しになったことを好意的に振り返ることができる。そんな狂気のドラマチックな思考があるのが面白い。すべて循環して元に戻ってくるんです」とアンバーはコメントしている。
『In the End It Always Does』は、アンバーがイギリスのケント州マーゲイトに引っ越したときや、三人婚の関係、それらの関係が徐々に解消していく様子などの出来事に触発され2021年末に書かれたアルバムだ。「その2人は6年間一緒にいて、私と出会って、みんな同時に恋に落ちました。とんでもなく刺激的な恋愛のスタートでした。そして突然、家庭的なものに入り、他のことが起こっているわけでもなく、監禁されているような状態でした」とアルバム制作当時のことを振り返るす。このアルバムは、ちょうどアンバーの人生のある章が崩壊したときに完成し、各楽曲はそのときのスナップショットのような役割を果たしているそうだ。
デビュー作から4年、アンバーがさらにポップな領域へと表現を広げたと言える本作。プロデューサー兼エンジニアのクロエ・クレイマーと一緒に仕事をした経験は、クリエイティブな空間における疎外された性別間の暗黙の理解のために、彼女によって“人生が変わった”経験だったと言う。「今までは女性やクィアと一緒に仕事をしたことがなかった。自分の立場や共有する経験を完全に理解してくれる人がいるのは嬉しいことです。また、私はどの曲でも "彼女 "と歌っているので...それを理解してくれる人がいることは重要なことだった」とアンバーは語る。
『In The End It Always Does』
Dirty Hit POCS-23034 ¥2,750 (税込)
日本盤はボーナストラック1曲、解説、歌詞対訳付(予定)
ストリーミングリンク : https://lnkfi.re/BCwl0p7v
■トラックリスト
1. Spot Dog
2. Touching Yourself
3. Sad to Breathe
4. Over There
5. Morning Pages
6. Boyhood
7. Indexical reminder of a morning well spent
8. Friends
9. Sunshine Baby
10. Baby goes again
11. You always get what you want
12. One for sorrow, two for Joni Jones
13. Super Trouper (ABBAのカヴァー / 日本盤ボーナストラック)
◆ザ・ジャパニーズ・ハウス 日本オフィシャルサイト