【ライブレポート】“これぞDIALOGUE＋”なZeppツアー

DIALOGUE＋が、全国6都市を巡るZeppツアー＜DIALOGUE＋ Zepp Tour 2023「Superday ｜Longitude ＋ Latitude─」＞を開催中だ。

本ツアーは、全6公演の内の前半3公演を「Longitude＝経度」、後半3公演を「Latitude＝緯度」に分けて、セットリストなどが異なる内容となっている。3月26日の神奈川・KT Zepp Yokohama公演にて、千秋楽を迎える予定だ。当レポートでは現在ライブ映像がZAIKOにてディレイ配信中の、2月5日に東京・Zepp DiverCityで開催された「Longitude」東京公演の模様をお伝えする。

◆ライブ写真

冒頭、「ス、ス、スーパーデイ！」の掛け声とともにメンバーが一人ずつ登場してくる。それぞれ、メンバーからの一問一答に答えながら自己紹介を行い、「そんじゃ行きますか！」と会場に詰めかけたファン（通称：ログっ子）を煽ると、先日YouTubeのMVが500万回再生を突破したスマッシュヒット曲「おもいでしりとり」からライブをスタートさせる。


DIALOGUE＋は本ツアー全公演を、過去のライブで着用したことのある衣装で披露しており、東京ではファンも思い入れの強い「フラフラ」衣装で登場。まずは「シュガーロケット」まで3曲を立て続けに歌うと、MCでは丁度この日に誕生日を迎えたバースデーガールの鷹村を祝う拍手が起こり、さらに前回のライブ「puzzle」では叶わなかった8人全員揃ってのパフォーマンスが実現したことを喜ぶ拍手も改めて起こった。



「プライベイト」から「あやふわアスタリスク」まで、ゆったりとしたリズムで進行していくブロックでは、水色を基調とした「フラフラ」衣装が青い照明の中にゆらゆらと溶け込み、「シャーベットマーメイド」ではゾクリとさせられる終わり方を見せる。

ここで雰囲気がガラッと変わり、「DIALOGUE＋事件簿」というMCコーナーに。彼女たちのYouTube番組「DIALOGUE＋BOX」放送日に、稗田を除くメンバーとスタッフが総出で買い出しに出ていってしまい、稗田だけが取り残されたという「稗田寧々 置き去り事件」に加え、稗田が一人でいるさまを守屋がこっそり隠し撮りしてきた「ねねっこぐらし」の写真が公開された。



続いてのブロックでは、発売中の2ndアルバム『DIALOGUE＋2』のリード曲「絶景絶好スーパーデイ!!」の振りをログっ子たちと踊るため、事前に振り付けの練習タイムが設けられた後に新曲がスタート。モニターに世界各地を巡っていくような映像が映し出されると、これぞDIALOGUE＋といえるようなハイテンポな音楽に乗ってサビでは上げた手をワイパーのように横に動かす振りを客席と一体となって行い、絶好の眺めが会場全体に広がった。

ここでメンバーひとりひとりのモノローグが入り、時に険しい遠い道のりがあったとしても「その道を進むたびに 僕たちは必ず強くなった」と力強くメッセージを届け、「誰が言ったんだよ 僕たちが愚かだなんて」と呟くように言うと、激しいサウンドが特徴的なダンスチューン「僕らが愚かだなんて誰が言った」を放ち、村上がモノローグの続きのように意思のこもった台詞「行かなきゃ」で会場を奮い立たせる。



稗田の「楽しんでるか Zepp Diver〜！」の絶叫から始まったバンドメンバーの紹介の後には、「ダイアローグ＋インビテーション！」からライブの終盤に向けてテンションをどんどん高めていく。「夏の花火と君と青」で真夏の空へ花火を打ち上げると、その夜空にまばゆく輝く「デネブとスピカ」でライブ本編ラストを締めくくった。



アンコールを求めるクラップに応えて、ライブTシャツを着用して登場したDIALOGUE＋は、3月22日に発売される最新8thシングル「かすかでたしか」を歌唱。手を時に胸に当て、時に前へ伸ばしながら観客と心を繋げていき、会場はアンコール独特の多幸感に包まれていく。そして最後のMCタイムで2ndアルバム『DIALOGUE＋2』の告知を終えると、「謎解きはキスの後で」「大冒険をよろしく」で東京公演を締めくくった。


大盛況で終わったこちらの公演は、現在ZAIKOにてディレイ配信中。さらに3月26日に行われる＜Superday ─Latitude─＞横浜公演の生配信も決定している。