ギタリスト/マルチ奏者のデヴィッド・リンドレー、死去
カレイドスコープの創設メンバーで、バンジョー、マンドリン、フィドル、ギターなど様々な楽器を操り、多様な音楽をパフォーマンスしてきたデヴィッド・リンドレーが、3月3日、78歳で永眠した。数ヶ月前から具合が良くなかったそうだが、死因は公表されていない。
リンドレーは1966年にサイケデリック・フォーク・バンド、カレイドスコープを結成。4枚のスタジオ・アルバムを発表し、1970年に解散した後は、ジャクソン・ブラウンをはじめ、クロスビー&ナッシュ、ライ・クーダー、ウォーレン・ジヴォン、ブルース・スプリングスティーン、リンダ・ロンシュタット、ボブ・ディランら多くのミュージシャンのレコーディングやライヴに大きく貢献してきた。
カレイドスコープ時代から、実験的かつ革新的な演奏を行い、多くのギタリストたちから称賛されており、ピーター・フランプトンは「デヴィッド・リンドリーの訃報を聞き、とても悲しい。彼はミュージシャンの中の巨人だった」と、ジョー・ボナマッサは「言葉にならない。彼は僕らみんなのために流れをがらりと変えてくれた。安らかに、サー」と追悼の言葉を寄せている。
Ako Suzuki