【インタビュー】NMB48「13年目の今をここに残すっていうのが一番。思い出がいっぱい詰まったアルバムです」

■このアルバムの曲をいろいろなところで歌って
■今の13年目の私たちをしっかりと残していきたい

──アルバムに収録された新曲についても一言ずつもらっていいですか。「最高に下品な私」は小嶋さんのソロ曲になっています。

小嶋：初のソロ曲です。今までアルバムに新録曲としてソロ曲が収録されたのは、山本彩さんと白間美瑠さんだけだったんです。そのお二人に続いて、ソロ曲をアルバムでいただけたのは嬉しいです。私はNMB48が大好きなので、いつかこれまでのアルバムを並べて、エモさに浸りたいなと思います。ただ、自分の最大限の下品さを声にして歌ったので(笑)、皆さんがどう受け取ってくれるかが心配ではあります。


──続いて、「Enjoy 無礼講！」は“りぷりっぷる"のユニット曲になっています。

小嶋：女子受けユニットみたいな感じですかね。

坂田：ガーリーなSNS映えユニットです。

小嶋：同世代が響く方が多いので、年上の方からすると新鮮かもしれないです。

上西：でも、7人いるから、いろいろな種類のメンバーがいて。ほんまに全種類揃ってる感じがする。

小嶋：体型もそれぞれだし、高身長もいれば、低身長もいて。服もメイクも、全員全然違う系統なので、それがよかったかなと思います。

坂田：ひと言で言うと癖になる曲だなと思います。思わず口ずさみたくなるメロディなので、皆さんに口ずさんでもらえるくらい、どんどん広まればなって思います。

山本：すごく可愛い曲で、MVもめちゃくちゃ可愛い。YouTube風になっていたり、MVは横画面なんですけど、中で縦画面でスマホで見ている感じなっていて今時っぽくて、おっしゃれMVになっています。



──山本さんはリード曲「Done」とのギャップもすごいですよね。

山本：自分自身の素に近いのは「Done」だと思います。でも、実はピンク色が一番好きな色なので、テンションが上がって。私服では着ない感じの衣装だったんですけど、憧れの雰囲気で撮影できたので、どっちも楽しかったです。


──「今さら道頓堀」は2期生から9期生までの先輩・後輩混合ユニットになっています。

上西：久しぶりに“ザ・なんば”っていう楽曲がきたなって思いました。最近は関西弁の曲がなかったので、サビで関西弁をいっぱい言っていたり、道頓堀って入っているのが、NMB48にしか歌えない曲だなって思って。昭和歌謡なんですけど、アイドルなので可愛い雰囲気も入った曲に仕上がってるんじゃないかな。ファンの方は好きなんじゃないかなと思うので、いっぱい聴いてもらえたら嬉しいですし、メンバーは決まっているんですけど、全員で歌ったりしたら面白そうだなと思うので、みんなでライブで歌っていきたいです。

──「想像のピストル」はメンバー全員歌唱曲ですね。

坂田：あんまり全員曲っぽくない歌詞ですし、ありそうでなかった曲だなって思いました。

坂田：ここまで、言っちゃうんだって。

小嶋：確かに、さらっとやばいことも言ってる歌詞だよね。

坂田：今多分人間って、嫉妬をしたら、こういう気持ちになることが多いと思うんですよ。そして、自分自身が口ばっかりだって事にもちゃんと気づいている、、、って言う。そういう気持ちを本当に代弁してくれる曲だなって思いました。


──そして一番最初に話にも出た「青春のラップタイム」の新録ですよね。NMB48にとっては初のオリジナル曲で、“国歌”とも言われてますよね。

小嶋：歌い直しができるって聞いた時から本当にすごく嬉しくて。これまでで一番歌ってきた曲を自分たちの声でCDに残せるのはすごく嬉しかったです。レコーディングの時に＜好きだから＞って叫ぶところで、いろいろな想いが溢れてきて、なんか涙が出てきて。今までも熱量が一番出るときに歌っていた曲だから、いつも＜好きだから＞って全力で言ってきたけど、こんなに意味を考えて言ったことはなかったと思って。どこかで、1期生さんよりも良いものをって思っているところがあったし、先輩たちが聴いても恥ずかしくないように、「今もいいね」って思ってもらえるようにって考えていたら泣けてきて。思いをぶつけすぎて、逆に変な＜好きだから＞になってしまってるので、ちょっと心配です。

上西：あはは。私たちの声でまたレコーディングしてもらえることが何より嬉しかったですね。NMB48の国歌って言われていて、メンバーにとっても、ファンの人にとっても大事な曲だったので、この1曲だけで、NMB13年目の決意を表してる曲だなって感じて。ここをスタートにして、この曲と一緒に成長していけたらいいなと思います。


──新たな始まり感がありますよね。

上西：そうですね。新しいNMB48を見せてる楽曲なので、このアルバムでこの曲を聴いて、皆さんはすごいびっくりされるんだろうなって思います。

山本：NMB48に加入したら絶対に振り入れをしてもらう曲なんですよ。「絶対にライブで歌うから」って言われて、一番最初に振り入れをしてもらった曲ですし、いつもライブの最後、感情がすごく高まっているときに歌う曲でもあって。NMB48にとって大切な曲で、加入前からものすごく好きでよく聴いていたので、今のメンバー歌い直すことができるのはすごくありがたいことだなって思います。

坂田：メンバーからもファンの方からも愛され続けている曲で、今回、山本彩さんが歌っていたところを私が歌わせていただいてるんですけど、私がこれからNMB48を引っ張っていける存在になるぞ！っていう思いでレコーディングをしました。そして、1期生の先輩方が歌ってきた「青春のラップタイム」が愛されてきたように、「青春のラップタイム 2023」もたくさん愛されて、受け継いでいってもらえるような楽曲になればいいなと思います。

小嶋：そうだね。このアルバムの曲をいろいろなところで歌って、今の13年目の私たちをしっかりと残していけるような活動をしていきたいと思います。

取材・文：永堀アツオ
(C)UNIVERSAL MUSIC LLC.


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