【インタビュー後編】chuLa「全員で一緒に歌って踊ってもらえるような歌にしていきたい」

ポスト

新メンバー3名の加入で8人体制となったアイドルグループ、chuLa(ちゅら)。今年1月にはTOKYO DOME CITY HALLでのワンマンライブを敢行しどんどん階段を駆け上がる彼女たちが、シングル「シンガロング・ワールド」をリリース。ポジティブアッパーチューンに込めた思いと、キャリア最長となる全国ライブツアー<布教ツアー~全17都市全力投球~>に向けた意気込みを聞くインタビューの後編をどうぞ。

■chuLaのライブは本当に誰でも楽しめるライブなんです
■暇つぶしにでもいいので来てくれたら、もうこっちのもんっす


──新曲「シンガロング・ワールド」はMVも公開されています。見所ですが……。

佐藤まりん(以下、佐藤):私の顔です! 怖くないです!

──あははは。基本的にずっと寄り目というか、キマっているというか。

佐藤:私がアイドルの感染源で、みんなをアイドルにしていくMVになっているんです。最初、全然キマってる顔ができなくて。「全然できてない。まだまだ」みたいに言われたんですけど、途中から、できすぎてめっちゃめちゃ褒められるようになって、最終的に撮影を終えたときには、もう顔がつっていました。あははは。あのまま固まって動かなかったです。

長沢柚花(以下、長沢):(笑)私は逆に変顔がNGなんですよ。変顔するなら水着でいいですぐらい駄目なんです。だから、今回のMVは自分の中では、「マジか……」みたいな気持ちだったんですけど、やるからには中途半端にやると一番ダサイなって思ったので、思い切ってやったら、撮影のスタッフさんに褒めてもらって。ファンの方にも「柚花ちゃんの顔、相当ヤバいね」って褒められて。ちょっと複雑でもあるんですけど、中途半端にやるのではなく、思い切ってできたので、ちょっと自分の殻を破れて良かったのかなって思っています。



──ヘッドフォンをかけるところでドアップになりますよね。

長沢:私は1回だけ見て、もう怖くて見てないんですけど。

蒼井聖南(以下、蒼井):上手だったよ。

田中みう(以下、田中):頑張ってた。

長沢:ありがとうございます(照)。

楠こはな(以下、楠):裏話なんですけど、MVを撮影したところが小学校だったんです。あらゆる教室で撮影したんですけど、自分の番が来るまで校長室で待っていて。小学生の頃は、あまり校長室に入ることはなくて。九九の掛け算の大会で、校長先生に合格証をもらうときににしか入ったことなかったから……。

七瀬うた(以下、七瀬):あったよね! 九九のテストみたいなもので、8段まではどの先生でもいいけど、9の段だけは校長先生に見てもらわないといけないんですよ。懐かしいね。

楠:ありましたよね。それ以来だったので、校長室に入ることは新鮮で貴重な体験でした。


▲佐藤まりん

──そのシステムは初めて聞きました。枢木さんはどうでしたか?

枢木瑠花(以下、枢木):今回のMVは普通のリップシーンだけじゃなくて、演技みたいなのもやらなくちゃいけなくて。私は初めてだったんで、ヘラヘラしちゃって難しかったんですけど、うたさんがめっちゃ上手だったんですよ。

七瀬:あははは。ありがとう。

枢木:怖がる演技とか。めっちゃ上手で。こんなこともできるんだ、すごいって思いました。

七瀬:そう言ってもらって嬉しいんですけど、そこが使われてなくて。ちょっと遠くで、結構良い演技をしたと思ったけど、使われてないんです。ちょっと悲しかった。


▲蒼井聖南

──いつかメイキングで見たいですね。続いて、田中さんは?

田中:一番のお気に入りシーンは、まりんさんが学校に登場して、聖南さんが真ん中で、みんなで怖がるところです。「最初はみんなで雑談してて」って言われていたので、楽しくお喋りしていたんですけど、まりんさんが来た瞬間に、みんなが顔をしかめて、後ろにあとずさってるのが面白くて。普段一緒に過ごしてるまりんさんを超悪者みたいな顔で見るのがめちゃくちゃ新鮮すぎて。「今、何やってるんだろう?」って。いつも優しいまりんさんに、みんなで怯えながら逃げるっていうのが本当に面白かったです。

北野ゆか(以下、北野):裏話的なやつなんですけど、実は「ここの音声使われないから」って言われた部分がさらっと使われていたりして。「使わないけどノリで撮っておこうか」って言われた、聖南さんがヘッドホンをつけられるシーンがゴリゴリに入ってたりもして。メンバーも完成を見てびっくりして。「あれ、ここ入ってるの?」みたいなところが結構あります。昇降口とか、撮らないって聞いてたから、ちょっとスカートが破廉恥なメンバーがいたり。

蒼井:ね。聖南、お尻かいてるもん。

北野:あはははは。みんなヘッドフォンつけられて、白目むいて、上を向いてくれって言われていたんですけど、聖南さんだけはそのシーンがなかったんですよ。でも、みんなで「ちょっと見たいから、聖南さんやってくださいよ」みたいな感じで撮ったら、なんか入っていましたね。


▲七瀬うた

蒼井:うん、びっくりした。逃げ切るまであとちょっとだったけど、やられましたね。

七瀬:聖南さんが怪我をして、私が保健室に先生を呼びに行くシーンがあるんですけど、保健室を開けたら、キマってるメンバーが立ってるのが面白すぎて。もう耐えられなくて。何回もリハのときに笑ってしまって。本番ではうまくいったんですけど、本当に面白かったですし、すごかったです、メンバーの顔が。

蒼井:うたと撮影が一緒のシーンが多くて。演技だったので、普通に会話もしているんですよ。でも、私、演技で会話するのが本当に下手で。保健室に行く前のシーンで、「大丈夫ですか」って声をかけてくれるうたに対して、私、笑うことしかできなくて(笑)。使われてなかったので、よかったんですけど。

七瀬:「聖南、笑ってるよ」ってNGになって。

蒼井:アドリブで何を言っていいか分からなくて。うたはすごく焦った顔しているから、どうしたんだろう? って思って笑ってしまって。一生撮り直していましたね。


▲北野ゆか

──とても面白い映像になっていますし、再生回数も伸びています。このシングルがファンの皆さんにどう届くと良いなと思いますか。

佐藤:さっきも言ったんですけど、最後の<シンガロン 踊ろうよ/ジャンプで手を叩こう/シンガロン 歌うよ/君といつまでも/世界を塗り替えよう>というところは、「あなたと一緒にだよ!」って思いながら歌って届けたいですね。

田中:素敵な新曲をいただいたので、このシングルの4曲を通して、ファンの方と一緒に日本全国を盛り上げていきたいなと思います。

蒼井:シングル全体で言うと、今回、元気な曲が多くて。どの曲もめっちゃ全部好きで。ファンの人も「今回の曲、全部好きかも」みたいな感じの人が多いんですよ。これだけファンの人が好きって言っているんだったら、日本全員が好きになるんじゃないかなと思っていて。だから、日本全国各地にCDをばらまく会とかをしたいですね。道路に置いておくとか、やってみたいです。

七瀬:(笑)この曲はchuLaらしくて、元気いっぱいで、振りコピしやすい曲なので、ぜひライブで一緒に歌って踊ってほしいです。お客さんの方から、chuLaと一緒につかみに行くぜっていう気持ちでライブを盛り上げてもらいたいし、たくさん聴いてほしいです。

長沢:振りコピしやすかったり、みんなで一緒に歌えるところがあったりするので、会場も一体となって、一体感のあるライブで、もうステージ上、私達ステージ上だけじゃなくて、会場全体で盛り上がってっていうライブができるようにしたいなって思うので、たくさん聴いて、たくさん振りコピかしてもらえたら嬉しいなと思います。


▲田中みう

北野:chuLa はこれまでにたくさんの曲をいただいてるんですけど、最後の<ラララ>のように、みんなで一緒に歌うところはほとんどなかったと思うんですよ。段々と声出しのルールが緩和されてきているし、この曲にはせっかく一緒に歌える部分が盛り込まれているので、会場のみんなが歌ってんじゃんみたいな状況を作りたいですね。

楠:自分たちだけじゃなくて、見ている人全員で一緒に歌って踊ってもらえるような歌にしていきたいです。

枢木:<我らが挑戦者>とか、<突き進む冒険さ>とか、今の状況よりももっともっと前に進んでいくぞというメッセージがたくさん盛り込まれている曲なので、昔からのファンの皆さんも今まだファンじゃない方も全部全部みんながchuLaをもっともっと好きになってもらえるきっかけになるようなシングルになったら良いなと思っています。


▲枢木瑠花

──そして、3月から7月にかけて、全国17都市を回る<布教ツアー~全17都市全力投球~>が始まります。どんなツアーにしたいですか。

七瀬:今回、初めて行く場所が多くて、新しくchuLaを見てもらえるチャンスがすごくたくさんあると思うので、全国たくさんの人を虜にしちゃうツアーになると思います。

枢木:私、静岡県出身なんですけど、アイドルとして初めて静岡県に行くので、それが特に楽しみです。地元にお仕事で行く機会もなかったので、すごくワクワクしています。

田中:いつも東京まで会いに来てくださるファンの方が住んでるところの少しでも近くに行って、私たちから会いに行けたらなっていう気持ちが大きかったので、今回、17都市も回れることが決まってすごく嬉しいです。そして、<布教ツアー>ということで、カップリングの「全力ハリケーン」にある<日本全国沸かして回るぜヨーイのドン>っていう歌詞の通り、日本全国を沸かして回りたいなと思います。

楠:chuLa のライブは見たことないけど、名前は知ってるっていう方でも、ぜひ、近いところに気軽に足を運んでほしいです。そして、chuLaのライブ見て、chuLaの良さを知ってほしいなって思いました。


▲楠こはな

──楠さんが思うchuLaの良さというのは?

楠:全員が同じ目標に向かって一つの気持ちで頑張っているところです!

長沢:私は元々、chuLaが好きで、chuLa入ったんです。chuLaのライブは、初めて見る人でも楽しめるし、めちゃくちゃ踊って、めちゃくちゃな生歌で歌ってという全力感がすごく好きで。初めて見た時もあまりに楽しくて、しかも、ライブが全力っていうところにすごく衝撃を受けたんです。今回、初めて見てくださる方もいらっしゃると思うので、そんな楽しいと衝撃を届けたいです。chuLa、めっちゃ良いってなって、chuLaをもっともっと好きになってもらえるようにしたいと思います。

北野:全国17都市も回らせていただくのは初めてだし、すごく嬉しいことではあるんですけど。やっぱり不安もあって。大阪や名古屋は、たくさん行かせていただいてるからこそ、そこで待っていてくれるファンの方がいる。まだ行ったことがないところに行くのは少し不安もあるけど、このツアーを通して、たくさん成長したいですし、行く前までにもできる限りのことをして、全部の会場を盛り上げて、終わった時には「すごく盛り上がったツアーだな」って、みんなに言ってもらえるようなツアーにしたいです。


▲長沢柚花

──熊本とか、なかなか行かないですもんね、田中さん。

田中:そうですね。初めてライブで熊本行くので本当に楽しみですし、ファンの方やメンバーに熊本はめちゃくちゃ良いところなんだぞっていうのをアピールしたくて仕方なくて。

七瀬&北野:本当に!?

田中:ほんとです! 私、熊本県熊本市出身で、私が通った小学校もライブ会場から徒歩20分くらいの場所なので、早くみんなに地元自慢をしたいですし、熊本の方に元気をお届けしたいです。

──蒼井さんツアーに向けた意気込みをお願いします。

蒼井:chuLaのライブは本当に誰でも楽しめるライブなんですよ。17都市も回るので、きっと「ちょっと暇だし、行くか」程度の人も絶対にいると思うんです。「近所だから来ました」みたいな人もいるかもしれないけど、そういう人でも見たら好きかもって絶対に思わせるライブをします。自信を持って、全部のライブお届けするので、暇つぶしにでもいいので見に来てくれたら、もうこっちのもんっす。

佐藤:あははは。17都市、全部に来てくれる人は、「しんど……」って感じていると思うんですけど、一つ一つのライブを大切にして、各地によってのアレンジとかをして、全部を違うライブにしたいなって思います。また、去年のツアーでもメンバーの仲が深まったなと思ったので、今回のツアーは17都市なので、去年よりも何倍もの仲を深めたらいいなと思っています。さらに、まだ言えない大きいライブが決まっていて。内容然り、動員しかり、いつかのリベンジと言えるライブを成功させるためにも、そこに繋げられるライブをしてきたいなと思っています。

取材・文:永堀アツオ

リリース情報

「シンガロング・ワールド」
2023年2月15日発売
(Type-A)
TKCA-75131 ¥1200(税抜¥1091)
01. シンガロング・ワールド
02. 夢模様
03. シンガロング・ワールド -Instrumental-
04. 夢模様 -Instrumental-
(Type-B)
TKCA-75132 ¥1200(税抜¥1091)
01. シンガロング・ワールド
02. 全力ハリケーン
03. シンガロング・ワールド -Instrumental-
04. 全力ハリケーン -Instrumental-
(Type-C)
TKCA-75133 ¥1200(税抜¥1091)
01. シンガロング・ワールド
02. HERO☆ストラックアウト
03. シンガロング・ワールド -Instrumental-
04. HERO☆ストラックアウト -Instrumental-

ライブ・イベント情報

<布教ツアー~全17都市全力投球~>
3.18(土)福島県 OUTLINE(福島)
3.19(日)宮城県 LIVE HOUSE enn 2nd(仙台)
3.25(土)群馬県 LIVE HOUSE the Groove TAKASAKI(高崎)
3.26(日)長野県 LIVE HOUSE J(長野)
4.15(土)熊本県 熊本B.9 V(熊本)
4.16(日)福岡県 福岡DRUM SON(福岡)
4.22(土)大阪府 アメリカ村FANJ twice(大阪)
4.23(日)広島県 CAVE-BE(広島)
5.7(日)静岡県 静岡UMBER(静岡)
5.27(土)高知県 Bee Station(高知)
5.28(日)香川県 sound space RIZIN'(高松)
6.11(日)沖縄県 沖縄Cyber-Box(那覇)
6.24(土)栃木県 ヘブンズロック宇都宮2/3(VJ-4) (宇都宮)
6.25(日)新潟県 CLUB RIVERST(新潟)
7.8(土)愛知県 ell FITS ALL(名古屋)
7.9(日)京都府 KYOTO MUSE(京都)
7.23(日)東京都 duo MUSIC EXCHANGE(渋谷)

<8th ONE MAN LIVE>
7.3(月)TOKYO DOME CITY HALL
この記事をポスト

この記事の関連情報