ザ・ラスカルズのドラマー、ディノ・ダネリが死去
“ブルー・アイド・ソウル”バンドと称され、60年代後半に人気を博したザ・ラスカルズのドラマーだったディノ・ダネリが亡くなった。78歳だった。
◆ディノ・ダネリ画像
ギタリストのジーン・コーニッシュは木曜日(12月15日)、「ディノ・ダネリが亡くなったことを伝えねばならず、心が痛い。彼は僕のブラザーで、僕が知る最高のドラマーだった。僕はいま、打ちのめされている。安らかに、ディノ、愛してるよ、ブラザー」とのメッセージをFacebookに投稿し、ダネリの訃報を伝えた。
ダネリはコーニッシュ、フェリックス・キャヴァリエ(Vo,Key)、エディ・ブリガッティ(Vo,Perc)と、60年代半ばにヤング・ラスカルズを結成。1966年にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリースし、シングル「Good Lovin’」が全米1位を獲得した。その後も「Groovin’」「A Girl Like You」「How Can I Be Sure」「A Beautiful Morning」「People Got To Be Free」など多くのヒット曲を生み出してきた。
バンドは、1968年にリリースした4枚目のスタジオ・アルバムよりザ・ラスカルズと名乗るようになった。70年代に入ると、ブリガッティとコーニッシュが続けて脱退し、新ラインナップで活動を続けたものの、1972年に解散。ダネリはその後、Bulldog、Fotomaker、スティーヴ・ヴァン・ザントのバンドなどで活動を続けてきた。1997年に、ザ・(ヤング・)ラスカルズのオリジナル・メンバーの一人としてロックの殿堂入りを果たした。
Ako Suzuki