J Jazz Masterclass Seriesより、河野康弘トリオ『Song of Island』リリース

ポスト

J Jazz Masterclass Seriesより、河野康弘トリオ『Song of Island』がリリースされる。

◆河野康弘トリオ 関連音源&画像


J Jazz Masterclass Seriesは、BBE Musicが日本のジャズ史の黄金時代と評されている60年代後半から80年代の前半までにリリースされたレアなモダン・ジャズの諸作品の再発を行う、2018年からスタートしたプロジェクトだ。

河野が設立した自主レーベル“A.S.Cap”から発表されたプライベート・プレスの激レア盤『Song Of Island』は、ピアニストの河野康弘がトリオ編成でリリースした3枚目のアルバムであり、佐渡のジャズ・ライブ・ハウス「Again」で1985年8月にライブ録音されたもの。先に日本で復刻され話題を集めたアケタズ・ディスクからの2作『Peace』と『Roma In The Rain』の次にリリースされたこのアルバムは今回世界初CD化となる。

アルバムのタイトル曲は、最近BBEから発売された『J Jazz Volume 3』に収録されており、1980年代中旬のシンセ・ポップの流行真っ只中に、献身的な、才能に溢れるアーティストが称賛すべきアコースティック・ジャズを演奏、録音して日本のジャズ史に残る黄金時代を代表する様な特別なアルバムであると言えるだろう。


『Song Of Island』には、河野康弘自身が作曲した4曲のオリジナル作と、ジャズ・スタンダードを独特な解釈で演奏している。河野康弘は1953年に奈良県で生まれ、矢沢永吉のバンドに加入し、プロ・デビューを図り、その後に俳優/歌手であり中村雅俊のバックを務めた。自身の名義で河野は、リチャード・デイヴィスやマル・ウォルドロンなどのアメリカのジャズ・ミュージシャンと共演を果たし、日本では定期的にライヴを行なっている。

なお今回の再発は、オリジナル・アルバムのアートワークの完全な再現、原作の解説の英訳、新しく執筆された解説/写真と、J Jazzシリーズの監修者の一人、トニー・ヒギンズによる河野康弘との最新インタビューが付録されている。


『Song of Island』

2022年11月16日(水)
BBE Music BBE665ALP ¥2,400+税
フォーマット: CD、2 x vinyl、配信

■Tracklist
1. Song of Island
2. Time For Peace
3. Love For Sale
4. Mr Nilson
5. Village Festival

参加アーティスト:
河野康弘 (Yasuhiro Kohno) (p)
菅野正洋 (Masahiro Kanno) (vib)
沼上励 (Tsutomu Numakami) (b)
藤沢博延 (Hironobu Fujisawa) (ds)
Recorded live on August 28th and 29th 1985 at Live House Again".

◆BBE Music オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報