【インタビュー】愛に溢れた女になりたい眉村ちあき、LINE CUBE SHIBUYAワンマンは「大海にします!」
■自分でも何が起こるのかわからないんですよ
──LINE CUBE SHIBUYAのライブに向けて盛り上げていく動きは、ものすごく活発だという印象です。
眉村:そうですね。新宿ロフトや、新木場スタジオコースト、日本武道館でワンマンライブをやった時とか、「私が足で稼ぐ!」「とにかく頑張る!」っていう姿をみんなに見せたらファンのみんなも一緒に頑張ってくれたんです。その心を最近忘れていたことに気づいて、もっと私が頑張らないといけないと思うようになっています。そういう部分をスタッフに頼り過ぎていて、団結感が足りなかった。だから「いよいよこの日が来たぞー!」っていう雰囲気作りをするためにも、1日ずつ階段を上って行くような姿を見せようと思っています。
──渋谷の北谷公園でフリーライブをやっていましたよね?
眉村:はい。TikTokがきっかけで「ライブを観たいけど、どこで調べたら情報が出てくるの?」っていうような質問いただくことが多くて、「これはフリーイベントだな」って思ったんです。
──初めての人でも来てもらいやすい親しみやすさも眉村さんの魅力ですからね。
眉村:カリスマ性のあるミステリアスな人になりたいんですけど、友達みたいな感じになっちゃいますね。
──うんこを漏らした話をインタビューとかで話すから、親しみやすくなるんでしょうけど。
眉村:そういうのを隠せばいいんだ? まあ、そういう頃もあったなっていう感じです。あの頃はまだ子供だったので。
──インパクトの強いエピソードは、インタビューで度々出てきますからね。足の匂いを嗅がせ合って仲良くなったりとか。
眉村:それは、かてぃです。
──戦慄かなのさんとも何かありましたよね?
眉村:戦慄かなのとは最初、「眉村のこと嫌いだから」「私も嫌いだから」っていう感じでした。でも、その後になんかで仲良くなったんですよね。戦慄かなのが「眉村のことが好きだった」って言ってくれて、「私は好きじゃなかった」みたいな(笑)。
──そうだったんだ(笑)。
眉村:戦慄かなのは武道館に観に来てくれて、泣きながら「良かった!」って言ってくれたんですけど、「この涙、信用しちゃだめだと、あの時、本当は思ってたから」って伝えたら、「ええっ! ひどーい!」って(笑)。そこからもっと仲良くなりました。仲良くなったのは2ヶ月前とかからで、ずっと疑いの心で接していたんです。でも、いいやつだって判明して、「この娘は本当に正直なんだな」って思ったんです。アホな正直な女だってわかりました。
──心温まるエピソードをありがとうございます。
眉村:最近、すごく友達ができています。木下百花もめっちゃ仲良くて。「インドで一緒に住まない?」って言われて、「いいよ!」って言いました。そういえば、百花ちゃんに「どうやったらミステリアスになれるの?」って訊いたら、「虫食べてる、グミ食べてるとか言えばいいんだよ」って。
──眉村さんのカリスマ化計画の第一歩は、虫を積極的に食べるところから始まるのかもしれないですね。
眉村:はい(笑)。
──LINE CUBE SHIBUYAでのライブも、眉村さんにとって大きな一歩になるはずです。
眉村:そうしたいですね。とにかく、バンドでしかできないアレンジでやりたいです。前の曲の余韻で次の曲に入ったりできるのがバンドですし、「バンドならではの繋ぎ方でやって」って兼松くんに言っています。バンドメンバーのみんなを信頼しているので、安心して本番に臨めると思います。
──「あの方々は無限なので、柱なので、大丈夫です」と、メンバーのみなさんについて書いているのを読みました。
眉村:去年の中野サンプラザのワンマンライブの時、みんなに柱の靴下をプレゼントしてライブをしたんですよ。私は煉獄さんの靴下を履きました。
──『鬼滅の刃』の柱のキャラクターの靴下を用意したんですか?
眉村:はい。楽屋でみんなに「どれがいい?」って選んで履いてもらいました。その頃はまだみんなに人見知りしていて、靴下を配る時も「選んでください……」みたいな感じだったけど(笑)。でも、ライブを通してめっちゃ仲良くなりました。「やっぱり仲良くなる方法って、ライブすることなのかもしれない」って思いました。あの時、そんなに喋ってないけど、めっちゃ心が通じ合えたような気がしたし。それこそ、広瀬香美さんとも一緒に1曲をやった時から、一気にぐわあっ!って距離が縮まって、「え? 今来たよね? ビビッと?」ってなりましたから。音楽って面白いです。
──広瀬香美さんとのその感じは、映像でも感じました。広瀬さんがピアノを弾きながらとんでもない転調をして「やっちまった!」っていう表情をしましたけど、「これやっちゃう? やっちゃうよね?」「ええっ⁉ ……やっちゃいます!」ってアイコンタクトで会話しているのが伝わってきましたから。
眉村:そう! 「やっちまったじゃないよ!」って思って(笑)。私が「待ってください……」っていう表情をしているあの動画、恥ずかしいです。
──音楽って、言葉を超えたコミュニケーションができるんですよね。
眉村:はい。堂島孝平さんともステージ上でしか喋ったことがないくらいで、プライベートのことも何も知らない関係なんですけど、めっちゃ仲良くなれました。もうマブっていう感じです。Wiennersさんもマブですけど、プライベートは何も知らないし。喋るよりも一緒にライブをする方が仲良くなれるから、音楽隊もそうなるんだと思います。多分、リハの時はあんまり喋らないんですよ。でも、LINE CUBE SHIBUYAのライブをしたら、より仲良くなれるんだと思います。
──1人でステージに立っている時もマユムラーと即興の交わし合いが生まれていますから、音楽を通じたコミュニケーションは元々好きなんじゃないですか?
眉村:たしかにそうですね。喋ったことがないけど、めっちゃ通じ合っている気がするし。『フリースタイルティーチャー』でラップバトルをした時も、バトルが終わった後に「仲良くなれた」みたいな気分になれるし。こういうのは全部バトルなのかもしれないですね。LINE CUBE SHIBUYAでもお客さんを巻き込んで演奏したいです。
──武道館でやった突発的な「ヒューマン!」みたいな何かが、おそらく起こるでしょうね。
眉村:そうなんだと思います。武道館でのあの時も、口が勝手に動いたんです。自分でも何が起こるのかわからないんですよ。「直感でいこうぜ!」っていう感じです。
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