【インタビュー】梶原岳人、「僕の人生の一部のようなアルバム」
■今の自分の願望としては、ライブハウスに着地したいなと思っている
──そして4曲目は「君と僕と、僕たちのキセキ」。
梶原:ガラッと曲調が変わったように聴こえますけど、ベースにジャズの要素があるのでノリ的には「otona」や「ぼくらのメロディ」と繋がっているイメージです。僕はシティポップも好きなので、ちょっと意識したりもしています。ただ、「君と僕と、僕たちのキセキ」はここまでの曲とベクトルが若干違っていて。僕の中で大切にしている“ライブ”を意識していて、お客さんに向けている曲でもあるのかなと。
──なるほど、ライブで歌っている姿が想像できますね。ここで一旦ブレイクを入れた後、「わすれないように」。この楽曲も梶原さんが作詞作曲されてます。
梶原:この曲は、制作中に「この曲がラストに収録されるんだろうな」と思いながら作っていました。なので最後はシンガロングで終わらせているんです。そして実はこの曲、もともとは大学の卒業制作で作った映画の曲なんです。その映画の内容が、主人公の女の子が飼っていた犬が亡くなってしまったんですけど、まだ家にいるかのように過ごしているんですね。でも最終的には亡くなったことを受け入れて、思い出とともに区切りをつけていくっていう話。そういう場面って自分にもあって。自分の中でずっと持っていたいことや、忘れたくないことってあるじゃないですか。気持ちの整理をして前に進んでいくけど、そういうものを大切にしていきたいっていう思いを込めました。
──梶原さんにもこれまでそういったシーンがあった、と。
梶原:例えば実家に13歳になる犬がいるんですけど、やっぱりおじいちゃんになって徐々に弱ってきているんですね。その愛犬の存在は重なりますし、後は家族の存在。学生時代はたくさん迷惑をかけてきたんですけど、愛犬も家族もいつも変わらず接してくれて、ずっと味方でいてくれます。学生時代と今の僕では前を向いて進んできた分いろんなところが変わっていますが、彼らに対する感謝の気持ちはいつまでも忘れたくないですよね。
──ある種の誓いのようなものが込められているのですね。梶原さんらしい感性が詰まったアルバムですが、これまでどんな音楽に影響を受けてきましたか?
梶原:音楽歴は小さい頃に歌を習っていて、高校でバンドをやって……っていう感じなんですが、それよりも思い返すと本当に色んなジャンルの曲を聴いていたことを覚えていますね。小学生くらいでMr.Childrenを聴き始めて、ライブにも行くようになって。今でもミスチルのライブには行っていて、先日の30周年ライブにも行きました。その後中学くらいにかけてはRADWIMPSやBUMP OF CHICKEN、GReeeeN、FUNKY MONKEY BABYSなど、僕らの世代で流行っていた曲を聴いていました。高校ではバンドをやっていたこともあって洋楽。バンドでやっていたのも、最初は洋楽カバーばっかりでした。一番初めは「I Love Rock 'n' Roll」(Joan Jett & The Blackhearts)をカバーして、Oasis、Red Hot Chili Peppers、Nirvanaってちょっと激しめに変わっていて。日本のバンドだったらcoldrain、SiM、Crossfaithなどのラウドロックをよく聴いてライブに行ったりもしましたね。新木場やZeppの前列で頭を振っていました(笑)。
──振り幅がすごいですね!
梶原:そうなんですよ。その後またJ-Rockに戻ってきて、ギターロック系を聴くようになって。で、今に至っています。
──梶原さんのこの美しい歌声と、聴いてきた音楽のギャップも面白いです。
梶原:そうですかね。でも今の自分の願望としては、ライブハウスに着地したいなと思っているんです。ありがたいことにホール公演をやらせていただいていますけど、ライブハウスのほうが自分的にはしっくりくるなって思ったり。音楽として聴く時に音が一番良いのはやっぱりライブハウスなんじゃないかな。近くで音が聞こえますし、アコースティック系の曲も映えますし。狭い空間だからこそ伝わるものがあると思うんですよ。あと、より泥臭く見えてかっこいい(笑)。
──梶原さんがライブハウスで演るとなると、チケット倍率が大変なことになりそうです(笑)。そして、歌も小さい頃から習っていらした、と。
梶原:「お歌の教室」みたいな感じですけどね。しかも通っていたのは4〜5年くらいで、そんなに長くなかった気がします。その後は声優になってからボイトレを始めたくらいです。
──どんな曲がご自身の声に合っていると思われますか?
梶原:聴くのは激しめな楽曲が多かったですが、歌うという視点でいうと今回のアルバムのような楽曲が好きなんです。特に自分で作った「ぼくらのメロディ」のような耳元で歌ってるくらいの雰囲気の曲が、上手く自分の色を出しやすいのかな。最近は口を開ける瞬間の音や呼吸の仕方がわかってしまうくらい、ディテールがわかる音楽が好きなんですよ。『ロードムービー』ではそういう部分にもこだわりました。
──そういったテイストの楽曲が好きになったきっかけは何だったのでしょうか?
梶原:楽器にしても歌にしても、一つひとつが際立って聴こえる曲が好きなんですよね。例えばパンクバンドでもめちゃくちゃ音圧あるけど、蓋を開けてみたら3ピースでボーカルや楽器の音がきちんと聞こてるっていうタイプの曲。なので、自然とこっちのテイストの曲が好きになっていった感じです。
──声優としてご活躍されているからこそ、息遣いや口の開け方が気になられたのかな、とも思いました。
梶原:あぁ、それもあるかもしれないですね。
──やっぱり声優活動がアーティスト活動に繋がることも多いですか?
梶原:細かい表現の仕方や発声方法は共通すると思います。セリフのためのボイトレで学んだことが歌に生きることもあります。でも、逆に歌からお芝居に繋がるっていう部分は、別物として考えているかもしれないです。あくまでも声優としての芝居が軸にあるので、音楽活動をあまり芝居に持ってきたくないと思っているんですよね。いつか、芝居をする上で音楽の要素が必要になる時が来るかもしれないですけどね。
──では最後に、この先どんなアーティストになりたいか、ビジョンを教えてください。
梶原:今回『ロードムービー』を制作して、自分で曲を作った方が表現としては一番いいものになるなと感じました。どんな曲をやるにせよ、自分から出たものがやっぱり一番自分らしいというか。気持ち的にも一番納得がいくし、ライブでも表現しやすいと思うんですよね。僕は音楽へのこだわりが強すぎるところがあって。それに好きな音楽もその時によって変わっていきますし。そこにピンポイントで合わせていくためにも、作詞作曲をすることは続けていきたいと思っています。
──ロックもお好きとのことでしたので、もしかするといつかはゴリゴリのロックを歌う梶原さんが見られる可能性も……?
梶原:もしかするとそういう日が来るかもしれませんね(笑)。
取材・文◎高橋梓
撮影◎三上信
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2ndミニアルバム『ロードムービー』
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「梶原岳人 1st ONE MAN LIVE 此処にいる君に」
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<2nd ONE MAN LIVE 「ロードムービー」/Acoustic Live & Birthday Event 「ロードムービー」>
11月26日(土)
(昼公演) 開場14:15/開演15:00 予定
(夜公演) 開場17:45/開演18:30 予定
LIVE詳細:https://avex.jp/kajiwaragakuto/schedule/detail.php?id=1095703
<梶原岳人 Acoustic Live & Birthday Event 「ロードムービー」>
11月27日(日)
(昼公演) 開場13:15/開演14:00 予定
(夜公演) 開場16:45/開演17:30 予定
LIVE詳細:https://avex.jp/kajiwaragakuto/schedule/detail.php?id=1095704
【会場】
東京:竹芝ニューピアホール
(〒105-0022 東京都港区海岸1丁目11-1 ニューピア竹芝ノースタワー)
【チケット代金】
全席指定 7,800円(税込)
※別途ドリンク代が必要となります。
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