【速レポ】<JOIN ALIVE 2022>2日目トップバッター・No. 18、“熱い”一日の幕開け
<JOIN ALIVE 2022>2日目のオープニングアクトを務めたのは、2021年2月に活動を開始したという札幌の5人組、No. 18。活動を開始した年の7月、岩見沢で開催されたアマチュアバンドの祭典<SOUND AIR 2021>のコンテストステージで見事グランプリを受賞。<JOIN ALIVE>出演の権利を勝ち取ったという。そんな彼らのステージは、KEN-ROW(Key)がスティーヴィー・ワンダーを思わせるエレピの音色を鳴らして、「Day To Day」からスタート。
◆No. 18 ライブ写真
ShouBit(Rap)を取り囲むように並んだ定位置からSim Ra(G)とHallking(B)が早速、前に出てきて、観客を煽る。アー写のスタイリッシュな印象とはちょっと違うやんちゃさも彼らの持ち味ということか。時間はまだ10時30分だというのにステージの前には、たくさんの観客が集まっている。
「おはよう! JOIN ALIVE2日目のオープニングアクトを務めさせてもらうNo. 18と言います」(ShouBit)
1年越しに出演が叶った<JOIN ALIVE>。クールを装っているのか、ステージの上でメンバー達はその歓びを言葉にすることはなかったが、「Day To Day」他計4曲を演奏した20分の熱演からは、バンドの意気込みがしっかりと伝わってきた。
ファンキーなバンドサウンドとラップの組み合わせを身上としながら、Sim RaとHallkingがコーラスを加え、アンセミックに盛り上げた「Day To Day」をはじめ、どの曲にもそんな一言には収まりきらない聴きどころがある。
「Day To Day」からジューシー坂部の(Dr)のタイトなプレイで繋げたアップテンポの「Underpass」ではKEN-ROWがマイク片手にShouBitとラップを掛け合い、8月31日にリリースした3曲入りのEP『The One』から披露したムーディーな「Ginger」ではShouBitのラップにSim Raがファルセットでコーラスを重ね、このバンドが持つメロディアスな魅力もアピール。そのSim Raが奏でるソロやリフが時折、メタル風になるところもおもしろい。
Sim Raのソウルフルな歌から始まったラストナンバー「What About Us」はバラードと思わせ、ShouBitとKEN-ROWによる2MCスタイルで観客をぐいぐいと盛り上げる。
「Everybody!! 手のひらを見せてちょうだい!」
KEN-ROWのリクエストに応え、観客が両手を上げ、ジャンプする。すると、バンドはSim Ra、ジューシー坂部、Hallking、KEN-ROWとソロを繋ぎながら、メンバー5人が一丸となったことを思わせる渾身の演奏を繰り広げ、客席エリアの熱をぐっと上げたのだった。
今日も暑い、いや、熱い日になりそうだ。
取材・文◎山口智男
撮影◎中河原理英
<JOIN ALIVE 2022>
時間:開場 9:00 / 開演 11:00 / 終演 20:30予定 ※雨天決行
会場:北海道・いわみざわ公園〈野外音楽堂キタオン&北海道グリーンランド遊園地〉(北海道岩見沢市志文町794番地)
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