ピーター・ジャクソン監督、さらなるザ・ビートルズ映画の制作を計画

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Photo by Ethan A. Russell (C) Apple Corps Ltd.

ドキュメンタリー『ザ・ビートルズ:Get Back』を監督したピーター・ジャクソンは、さらなるザ・ビートルズの映画の制作を検討しているそうだ。

◆ザ・ビートルズ画像

彼は『Deadline』のインタビューでこう明かした。「別のプロジェクトについてザ・ビートルズと話をしているところだ。『Get Back』とはかなり違うものだ。どんな可能性があるか探っているところだが、彼らとの新たなプロジェクトだ。ドキュメンタリーというわけではない……。いま僕が言えるのはこれが全てだ」

昨年公開された『ザ・ビートルズ:Get Back』は、9月に米ロサンゼルスで開催される第74回エミー賞でドキュメンタリー部門の作品賞と監督賞(*パート3にて)をはじめ、クリエイティブ・アーツのカテゴリーを含め計5部門で候補に挙がっている。

ポール・マッカートニーは最新ツアー<Got Back>や英国の<グラストンベリー・フェスティバル>で、ジャクソン監督からの提案によりジョン・レノンの過去のパフォーマンス映像、音源と共演したが、監督はこのアイディアを「4年前、『Get Back』に取り掛かったときから温めていた」そうだ。そして、ポールの公演で彼のパフォーマンスを撮影し、ジョンの映像と組み合わせたデモ・ヴァージョンまで作ってみたが、「ステージでジョンと歌うなんてことポールに提案したら、彼は、僕をおたくで間抜けなファンって思うに違いない」と、しばらく躊躇していたという。

2年近くが経ち、ようやく“もし言わなければ一生後悔する”と意を決し、ポールにテキスト・メッセージを送ってみたところ、10分もせず、ポールから「ああ、それは素晴らしいアイディアだ。やってみよう」との返事があったそうだ。デモ・ヴァージョンを送り、どんなものになるか見せる必要さえなかったという。

<グラストンベリー・フェスティバル>でジョンと「I’ve Got A Feeling」をデュエットしたポールは、「これは僕にとってとてもスペシャルだ。ヴァーチャルなのはわかってる。でも、ジョンと再び歌う。僕らはまた一緒だ」と話した。





Ako Suzuki

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