9bic、デビュー3周年ライブ開催。アイドルとして進化&パワーアップ

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6人組メンズアイドルグループ、9bicがデビュー3周年を記念し、7月17日に東京ガーデンシアターで<9bic 3rd Anniversary Live ~ARK~>を昼夜2公演で開催した。

◆ライブ写真

ツンデレ王子「市川慶一郎」、全力ヲタク「双葉小太郎」、全国民の弟「椚三波斗」、圧倒的顔ラン「四季涼雅」、ミラクルボイス「仮屋瀬さつき」、ミステリアスボーイ「六花清春」という個性豊かなキャラクターの6人からなる9bic。

彼らはYouTuber「ハコイリムスコ」としても活動し、現在35万人超のチャンネル登録者数を持つ。また、2022年に入ってZeppツアーで日本の各地を巡り、2周年公演は収容人数1万人規模のぴあアリーナMMで開催するなど、アイドルとしても急成長中だ。

そんな彼らの3周年公演は、スウィンギーな新曲にして今回のテーマ曲「ARK」からスタート。レッドの衣装をまとい、パイレーツに扮した6人。彼らは方舟に乗って舵を取り、ファンを明るい冒険の旅へと案内する。舞台も海賊の帆船を模したステージで、刀剣や銃、赤いオウムなど小物も海賊仕様と本格的。アリーナにはセンターステージが設けられ、それをサブステージが衛星のように囲み、6人は序盤から、それらのステージをフル活用。ファンに急接近する舞台構成で客席を歓喜させた。


テーマ曲に続いたのは、ロックなサウンドで魅せる「gimme」や、正統派のプリンス系アイドルとして告白する「Aaliyah」。椚のアカペラからスタートするサマーアンセム「loveSPLASH」では、ファンへの愛がスパークし、序盤から“推し”のメンバーカラーのペンライトが力強く揺れる。そんな熱い応援に応え、彼らは自己紹介ソング「9bic melody ~ARK ver.~」をラップ調ならぬコール調でシンギング。「猫っぽい」と紹介された椚が猫パンチをプレゼントすれば客席からは笑顔が零れ、双葉がペンをとり、メンバーのキャラを浮き彫りにする本公演限定のリリックは楽しさに溢れていた。


最初のMCタイムではそれぞれが手にする海賊グッズを紹介。剣を手にした六花が「これでファンの皆を守る!」と宣言するとファンもペンライトを振って応え、メンバーとファンがひとつになる。そして仮屋瀬は「メンバーそれぞれ、今までの9bicとは一味も二味も違った進化した何かを身につけてきているので、楽しみにして下さい」と話し、続くスペシャル・ステージを期待させた。

期待に胸膨らむファンの前に立つトップバッターは仮屋瀬。「ありのまんまの笑顔を見せられる人はいますか? ありのまんまの笑顔を見せてくれる人はいますか?」......モニター画面にそんな文字がタイプされ、まずは彼が初のソロ曲「ありのまんま」を披露。バックダンサーも交えて踊りながら、会場いっぱいに美声を届けていく。


その後、モニター画面が「ARE YOU READY?」と煽ると、3人が危険かつワイルドに「別に嫌いじゃねーよ」を歌い、流れるように演じた「creature」では全員がブラックを基調にした衣装にチェンジ。双葉と椚のダブルアクロバットに会場の熱気もアップする。さらに「secret love」では市川がドラマーとなり、サウンドに躍動感をプラス。終盤には彼が「俺だけのモノになれよ」とクールに言葉を放ち、ファンを痺れさせる。そして一人ステージに残った椚は壁を蹴ってバク転する壁宙を華麗に決め、それがイントロになってハードなダンスチューン「狂気」へ突入。椚のダンスがこの曲の緊迫感を高めていた。

続いた四季は和太鼓のTAIKO-LAB青山を訪れ、和楽器パフォーマンス集団「桜men」のメンバーに出演を直談判。和太鼓奏者2名の快諾をもらい、四季の空手とコラボレーションを果たすことに。和太鼓の演奏に合わせ、道着を着た四季が空手の型を演武し、最後は瓦割りにも挑戦。アイドルがライブで瓦割りという前代未聞のコラボに客席は大きな拍手を送っていた。さらには残る5人も道着にチェンジし、空手着&和太鼓のフィーチャリングで「中辛エクスタシー」を歌い、四季が「手拍子お願いします」と声をかけると、会場は割れるようなクラップ音に包まれた。


「えらいえらい王・決定戦」と題したゲーム映像を挟んだ後は、敢えて幼言葉を入れることで、ファンの萌え心をくすぐる「今日も生きててえらいえらい!」をパフォーマンス。その後のMCパートでは、市川がロンダート(体操競技の技)まで演じ、中盤はまるで技の博覧会のよう。そして双葉と六花が特別パフォーマンスの最後を飾ることに。まずは二人がダンスの饗宴で魅せ、そこからユニット「twi9star」として、ブロマンス的な二人の関係をテーマにポップに「絶対的アンフレール」を歌う。そして双葉が「踊ってくれますかー? 踊る準備できてますか?」と呼びかけると、ペンライトが一層力強く揺れた。

ソロ、ユニット、コラボで沸かせた後、6人は再び、ひとつになってアイドル全開で会場を盛り上げていく。子犬ちゃんポーズがキュートな「ONE!」ではファンにじゃれるような可愛らしさを見せ、「3年間、いつもペンライトを振ってくれてありがとう。皆が作ってくれる景色が世界で一番綺麗でした」(仮屋瀬)とのメッセージから始まった新曲ミディアムナンバー「カラフル」では、この3年を振り返ってファンに心から感謝。そして「U.F.O GAME」で再び会場は華やかにヒートアップし、フィナーレは「カフェラテ」「Hero」「make up!」をハイブリッドに再構築した「マッシュアップ」でファンを熱狂の渦へ。メンバーも自分色のペンライトを手にし、場内はカラフルに彩られていた。


夜公演では、アンコールパートは新曲「僕らのインペリアル」の初披露からスタート。同曲は作詞・作曲を双葉が担当したとのことで、歌詞には宝石をテーマにメンバーの誕生石に関連するワードや、メンバーを連想させるようなワードも盛り込まれている。双葉は楽曲への思いを「いろいろな意味が込められているので、歌詞をたくさん聴いて皆さんなりに考えてもらえたら」と初披露への喜びを溢れた様子で語った。

さらにタオルを回して会場が盛り上がった「革命シューター」、ファン人気も高いラブソング「そんなの好きになっちゃうじゃん。」までハイテンションで走り抜け、ラストの1曲まで多幸感が増すようなアンコールパートとなった。双葉の「楽しかった人?」の問いかけには、ファンもペンライトを大きく振ってアンサー。


終盤、六花は「実際に足を運んで会場に来てくれる皆さん、応援してくれる皆さんが僕たちにとって、本当に特別な存在です。これからも9bicとして歩んでいく道に皆さんが、寄り添っていただけたらな、と思っています。そのためにも、僕たち、これからも全力で頑張っていきますので、応援宜しくお願いします!」と話し、最後は双葉が「こうやって3周年を迎えられるのも皆さんのおかげです。これからも4周年、5周年、皆さんと歩んでいけたらいいなと思います」と挨拶。全25曲とボリュームたっぷりのコンサートは、9bicの進化と3年間で培ったアイドルとしてのパワーアップを実感させるものだった。

また、9月22日に9bic初の写真集を発売すること、『9bic×JOYPOLIS コラボイベント』が期間限定で開催されること、そして2023年5月20日より9bicが4周年を記念して5大都市を巡るツアー<9bic 4th Anniversary Live tour 2023>を開催することも発表された。

写真◎WAIWAI.inc提供

<9bic 4th Anniversary Live tour 2023>

札幌:共済ホール
2023年5月20日(土)

福岡:福岡市民会館 
2023年6月10日(土)

名古屋:名古屋市公会堂
2023年6月17日(土)

大阪:なんばHatch
2023年6月24日(土)

東京(横浜):パシフィコ
2023年7月30日(日)

『9bic ファースト写真集』

2022年9月22日(木)発売
定価:3300円(本体3000円+税10%)
発行:主婦と生活社

発売記念としてメンバーから直接写真集を受け取れる「お渡し会」を東京と大阪の2都市で開催

イベント日程・会場
【東京】2022年9月25日(日) 
【大阪】2022年10月1日(土) 

詳細:https://9bicofficial.net/2022/07/17/11292/

『9bic×JOYPOLIS コラボイベント』

2022年8月1日(月)〜2022年10月30日(日)
詳細:https://tokyo-joypolis.com/event/9bic_jp/index.html

◆9bic オフィシャルサイト
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