キース・リチャーズ、ザ・ビートルズのブレイクに「羨ましい、俺らが望むことをやってる」

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ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズが、BBCのドキュメンタリー『My Life as a Rolling Stone』の中で、バンド初期、ザ・ビートルズがヒットを生みブレイクしたときのことについて振り返った。自分達が求めていることをやっていると、羨ましかったそうだ。

彼はこう語った。「俺らはロンドンのクラブで活動してた。そして、ザ・ビートルズが登場し、“Love Me Do”がヒットした。俺ら、“おお、なんていい曲だ!”って言ってたんだ」「ロンドンで一番のリズム・アンド・ブルース・バンドになるのが、俺らのミッションみたいなものだった。俺らは、それを成し遂げた! だが、その段階からどう進歩すべきかわからなかった。羨ましいってのもあったよ。彼らは俺らが望むことをやってた。彼らはレコードを作ることができる。レコード作るためにスタジオに入るっていうのが究極の目標だった。ダイアモンドみたいなものだ。金鉱だよ。レコード作るためにはフォートノックスにだって押し入ってやるって感じだよ」

キースが当時、ザ・ビートルズに取りつかれていたことに、ミック・ジャガーはこう話したという。「ザ・ビートルズは突然、爆発的な人気を得た。でも、僕らはブルース・バンドだった。ザ・ビートルズは全てを変えた」「キース、彼はずっとザ・ビートルズをかけてたよ。あれには、僕は気が狂いそうになった! 彼がザ・ビートルズをかけていたのは、それ以外聴きたいものがないからではなかった。キースはああいうポップ・ソングを作りたかったんだ。僕らは紛れもなくブルース・バンドだった。でも、ポップ・バンドにならなくてはいけないのはわかってた」

ザ・ローリング・ストーンズの新ドキュメンタリー『My Life as a Rolling Stone』は今月初めより英国でBBC2から放送、BBC iPlayerから配信されている。4エピソードに分かれ、それぞれのエピソード(約60分)で、4人のメンバー(ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロニー・ウッド、チャーリー・ワッツ)に個別に焦点を当てている。

Ako Suzuki
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