【マガツノート座談会vol.4】ZOMBIE(奏多、青井ミドリ)× 蛇 -ウロボロス-・左馬之助(大河元気)、「一緒にこの作品を創っているという気持ちが強い」
■『マガツノート』を完成させるには朗読劇だけでは絶対ダメ(大河元気)
──結果ZOMBIEの新曲としても、『マガツノート』の光秀陣営の曲としても、“なるほど!”の1曲になりましたよね。それにしても「ウルトラムシケラボーイ」というタイトルといい、歌い出しの“世界最弱のチキンハート”といい、こんなキラーフレーズどこから生まれてきたんだろう?と。
青井ミドリ:最初に曲があったんで、サビの終わりの部分のメロディにハマる言葉は何だろう?と考えていたときに、最初に浮かんだのが“ウルトラムシケラボーイ”だったんですよ。それでタイトルを「ウルトラムシケラボーイ」に決めてから、後の歌詞を書いていったんですけど、サビの入りはメチャメチャ重要なんで、印象に残るフレーズにしたくて。家でデモを流しながら歌っているうちに出てきたのが、“世界最弱のチキンハート”だったんです。やっぱりテレビや街で流れていたとして、自分が聴いてもガツンと刺さるものを作りたいじゃないですか。その点“世界最弱のチキンハート”は自分にも刺さったので、これで広げていこうと。
大河元気:もう、恐ろしい曲ですよね。“ガツンと刺さる”という言葉がピッタリで、聴くと頭から離れなくなって、ずっと歌ってしまうんですよ!“ウルトラムシケラボーイ……”って駅で口ずさんでいる自分が怖いし、僕が一番好きなのはBメロの“まじ死ねる”。ココはマジでイイ。
青井ミドリ:“まじ死ねる”は、日常的に言いそうなことかなと。
大河元気:まじ死ねる……言ったことない(笑)! でも、ココこそ光秀陣営って感じで、いろんな“まじ死ねる”の表現ができそう。
奏多:いろんな“まじ死ねる”(笑)。
大河元気:あと、声優的に言うと最後の“ムシケラなのさ”も、それぞれのキャラがすごく出そうです。
▲奏多(Vo)/ZOMBIE
──そして6月18日は、ZOMBIEのライブの最中に呼び込まれて大河さんがステージに出て行くわけで、かなり緊張しそうですね。
大河元気:最悪、本番は出て行かないという選択肢も全然アリかと。
奏多:ダメです(笑)! 俺、迎えに行くので!
──コラボステージということで、何か特別なことは考えてます?
奏多:アイコンタクトとかは、もちろんやりたいなと。ZOMBIE的にも「ウルトラムシケラボーイ」初披露なんで、いい感じにバーンって全員で前に出ていけたらいいな。
大河元気:あと、光秀陣営だから火を放つとか。“KT Zepp Yokohamaを本能寺にしてやる!”って、すごい有名にはなりますよね。
奏多:『マガツノート』終わっちゃいます!
大河元気:『マガツノート』終わるし、僕らも終わる(笑)。
奏多:今回も配信があるんですけど、前回の配信を見てZOMBIEのワンマンに来てくれたお客さんもいて、メチャクチャ嬉しかったんですよ。“ZOMBIE”っていう名前だけ聞いたら、敬遠する人も多いと思うんですけど、実際に観てもらったら良い意味で予想外だったみたいで、“楽しかったです”とかっていうメッセージも届きました。
大河元気:声優ファンからしてみたら、ヴィジュアル系のステージを見る機会なんて、なかなかないでしょうからね。
青井ミドリ:他にも“配信で見てサブスク聴きました”っていうDMとかも貰ったんで、本当にやってよかったなと。逆にヴィジュアル系が好きな子たちにも声優さんのパフォーマンスの素晴らしさを目の当たりにしてもらえたら嬉しいですね。
──第一回目の<解放区>は朗読劇とライブパートが交互に来るという、未だかつてないイベントでしたから、誰が見ても新鮮だったと思いますよ。
奏多:あれは入りやすくて、すごく気持ちよかったです! 朗読劇からの流れでライブが始まるから、逆に気持ちが高まったというか。対バンイベントだけどワンマンみたいな意識でいけました。
大河元気:『マガツノート』という作品は“歌”というものが根幹にあるので、僕はZOMBIEさんが“もう一人のキャスト”くらいの気持ちでいるんですよ。ジャンルは違えど、やっていることは一緒なんで、『マガツノート』を完成させるには朗読劇だけでは絶対ダメ。一緒にこの作品を創っているという気持ちが強いんです。
──いわゆる2次元や2.5次元作品とヴィジュアル系って、親和性も高いですしね。
大河元気:そこは一番大事だと思うんですよね。観たお客さんが違和感を感じず楽しんでくれたり、曲を作ったときもサッとできたとおっしゃっていたのが、その証拠で。観てくださる皆さんにも、絶対伝わるはずなんです。
青井ミドリ:ヴィジュアル系と声優さんっていう、今まで交わってこなかったものが交わったわけじゃないですか。固定観念でジャンル分けをしてしまうことが多いなか、こうして新たなコラボレーションを『マガツノート』で実現させていただけて、すごく嬉しいですし、今度はぜひ声優さんが歌うこと前提の曲とかも作ってみたいです。
大河元気:贅沢!
青井ミドリ:それを自分のバンドのヴォーカルが歌うことによって、また面白くなったりするかもしれないし。そういう、今までにやってこなかったことをやってみたいなと思います。
大河元気:キャラクター一人ひとりの曲があっても素敵でしょうし、最終的に曲が増えたら光秀陣営だけでライヴをやるっていうのもアリなんじゃないかと。
奏多:声優さんとご一緒するのが僕はメッチャ新鮮だったので、もっとコラボしていきたいです。他の曲とかも一緒にやれたらいいですね。
▲青井ミドリ(B)/ZOMBIE
──声優ファン、ヴィジュアル系ファン、双方にとって期待が膨らみますよね。まずは6月18日の<マガツノートSeason:1 Special Event「解放区-初夏の陣-」>、楽しみにしてます。
青井ミドリ:ヴィジュアル系のファンの方には結構2次元が好きな人も多いし、アニメや声優さんが好きな人に対しても、ヴィジュアル系の素晴らしさを自分たちで表現して、少しでも“いいじゃん”って感じてもらえるようなステージにできたらいいなと思います。大河さんとコラボさせていただくので、本当に“この日しかない”ステージを絶対作り上げます!
奏多:大河さんとのステージはもちろん、ZOMBIEというおどろおどろしい名前だけどキャッチーな曲もやっているよと、一人でも多くの人に知ってもらいたいです。振り付けのある曲もたくさんあるので、一緒にやったら楽しいじゃん!って思ってもらえるライブがしたい。もちろんZOMBIEファンにとっても、良いセットリストを詰め込んだので、楽しみにしてもらえたらと思います。
大河元気:ZOMBIEさんファンの方々は、きっと“そこの声優、邪魔してくれるなよ!”って思ってるでしょうし、僕のファンは“大河、絶対に邪魔だけはするなよ!”と不安がってるでしょうから、邪魔だけはしないように(笑)。とにかく『マガツノート』という作品、世界観を皆さまにお伝えできるように、当日は精一杯楽しんで、盛り上がっていきます!
取材・文◎清水素子
<マガツノート Season:1 Special Event「解放区-初夏の陣-」>
場所:KT Zepp Yokohama
チケット価格:8,800円
出演者:
【ARK監査局】峯田大夢(政宗役)
【MAD FANG】小笠原仁(秀吉役)、馬場惇平(官兵衛役)、仲村宗悟(清正役)
【蛇-ウロボロス-】大河元気(左馬之助役)
【ARK医療局】美藤大樹(家康役) 、岡本和浩(忠勝役)、沢城千春(直政役)
【第六天魔王軍】神尾晋一郎(織田信長役)
アーティスト:アルルカン、零[Hz]、ZOMBIE、BXW、RAZOR
チケット一般販売
6月8日(水)20:00〜
https://l-tike.com/kaihou-ku/
<マガツノート Season:1 Special Event「解放区-初夏の陣-」>ライブ配信概要
配信開始日時 2022年6月18日(土)16:30~
開演時刻 2022年6月18日(土)17:00
価格 4,000円
アーカイブ視聴期間 2022年6月21日(火)12:00~7月21日(木)23:59
配信チケットの販売は7月21日(木)21:00まで
【オンライン視聴チケットのご購入はこちら】
▼販売期間 2022年6月10日(金)21:00~2022年7月21日(木) 21:00
▼販売URL
・ローチケ:https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=627416
・ミクチャ:http://magatsunote.mixch.tv
ラジオドラマ『マガツノート Season:1』
毎週水曜日 24:15頃〜各話15分放送
※生放送のため放送時間が変更になる可能性がございます。
水曜日メインパーソナリティー:神尾晋一郎(マガツノート・織田信長役)
視聴方法:
(1)OBCラジオ大阪(AM1314kHz、FM91.9MHz)
(2)「radiko」(スマートフォンでラジオを聞けるアプリ)
(3)ライブ配信アプリ「ミクチャ」でのライブ配信
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