【マガツノート座談会vol.2】BXW(早川大輔、磨田寛大)×ARK医療局(美藤大樹、岡本和浩、沢城千春)、「新しいものを求めている人に遊びにきていただきたい」
近未来戦国を舞台にしたメディアミックスプロジェクト『マガツノート』。ダークな楽曲とシリアスな物語が融合したコンテンツで、現在ラジオドラマが放送中だ。
◆「In the End」MV
そして本プロジェクトでは、6月18日に第二回目となるスペシャルイベント<マガツノート Season:1 Special Event「解放区-初夏の陣-」>が開催される。第一回目の<Special Event「解放区」>では、『マガツノート』に楽曲を提供しているアーティストのライブと、声優陣による朗読劇が行われたが、今回のイベントではアーティストと声優によるコラボ楽曲のパフォーマンスもあるとのこと。
BARKSではライブに向けてのリハーサルを終えたARK医療局の家康役・美藤大樹、忠勝役・岡本和浩、直政役・沢城千春、コラボ楽曲「In the End」を担当するBXWの早川大輔、磨田寛大に話を聞いた。
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◆ ◆ ◆
■いままで歌ってきた曲のなかで「In the End」がいちばん難しかった!(沢城)
──リハーサルを終えて、お互いの印象をお聞かせください。
沢城千春:印象ですが声優陣は「なんてフレッシュなやつら(BXW)が来たんだ!」って言ってます(笑)。
岡本和浩:瑞々しいですよね。
沢城:水が滴るベイビーたちのような……。
磨田寛大:うちのグループの最年少は17歳で、高校3年生なんですよ。
沢城:ダブルスコアですよ! 自分の息子でもおかしくない年齢ですから(笑)、このメンバーとステージに立つと思うとドキドキしましたね。
▲沢城千春/直政役
岡本:ダンスのクオリティ自体もすごくて。
沢城:これは三浦大知さんがやるやつだぞ?って(笑)。
岡本:だから、BXWの世界観を崩してしまわないか心配になってしまったんですけど、皆さんの助けもあって最終的には本番が楽しみな形になりましたね。
美藤大樹:あとは素の状態のかわいさとのギャップですよね。パフォーマンスが始まった瞬間にガラッと変わるんです。
早川大輔:僕たちはこういったコラボ自体が初めてなんで、みんな緊張していました。声優の皆さんって、ただ歌うだけじゃなく、キャラクターの個性も出さなくちゃいけないじゃないですか。それが歌声から伝わってきたときは痺れましたね。
沢城:これ、ほんとうは3つくらい上のキーで歌ってるんだよね? すごいよね!
磨田:そうですね、キーはプラス3で。練習してだんだん高い声も出せるようになってきました。
沢城:もう声変わりはしてるんだよね(笑)?
磨田:してます(笑)。この曲って構成が結構複雑なんですよ。それが今日の数時間で形になったのが本当にすごいなと思いました。声優のみなさん、覚えるのが早いですよね。
沢城:いやいや、そのままお返ししますよ(笑)。だって、振り付けも、もともとあったものから変わったんだよね? またイチから覚えなくちゃいけないのに、イヤな顔ひとつせずにやっているところが、お父さんとしては素敵だと感激しちゃって!
磨田:お父さん(笑)。僕らももともとはダンス経験者ではないので、できない人の気持ちがめっちゃわかるんです。
沢城:え? ダンスを始めてどのくらいなの?
磨田:2年くらいです。
美藤・岡本・沢城:2年で!?
磨田:レッスンをちゃんとやり始めたのは1年半くらいですね。
美藤:人間ってすごい生き物ですね……。
磨田:みなさんはダンスをするのが初めてなんですか?
沢城:僕らですか? ちょっとくらいはありますけど、簡単なものですよ。だからすごいなって思って。
早川:こういうコラボはされたことあるんですか?
美藤:ないですね。
早川:お互い初めてなんですね。
沢城:仕事でキャラクターソングを歌わせてもらうこともあるんですけど、いままで歌ってきた曲のなかで「In the End」がいちばん難しかった! でもめちゃくちゃかっこいいし耳に残るから、スタッフさんたちもずっと口ずさんでましたね(笑)。
▲美藤大樹/家康役
──コラボ楽曲「In the End」を聴いたとき、どんな印象を受けましたか?
沢城:初めて聴いたときは難しさに驚いて、事務所に「ホントにこの曲ですか?」って確認しました(笑)。もともとはキーも3つ高かったので「これはオクターブ下で歌えってことですか?」って聞いたら「そのままのキーで」って返されたから「ムリムリムリ!」って(笑)。でも、そのハイトーンボイスが魅力だっていうのも感じましたね。
岡本:今、世間で流行っている王道な楽曲という印象でした。ヒップホップ的なアプローチもかっこよくって、そんな曲を歌えるのがシンプルに嬉しかったです。家康と政宗の2人がイメージできる歌詞もいいですね。家康って、マガツノートの物語だと、言葉が難しいんですけど……。
美藤:陰湿というか……(笑)
岡本:そう、陰湿っぽいところがあるんですけど、曲のかっこよさのおかげでスッと聞けるというか。
美藤:かっこいい人として表現されていますよね。
岡本:だからお気に入りのかっこいい仕上がりになっています。
美藤:この曲を聴いて『マガツノート』を知った人が、ラジオドラマのシーズン1を経てまた聴くと、印象が全然変わると思うんですよね。その辺も含めて楽しんでいただければと思います。そのくらいかっこいい楽曲なんです。僕も今日のリハまで「In the End」以外聴いてこなかったんで(笑)。エンリピしてましたね。
──コラボ楽曲ということで、歌うときに意識したことはありますか?
沢城:この楽曲に、どうやってキャラクターとして声を乗せるかというのが非常に難しくて。ラップの部分も、いただいたデモ音源どおりにやったほうがかっこいいし、曲としては成立するんですけど、そうすると今度はキャラクターが見えづらくなっていく……。スタッフさんとディスカッションしながら、楽曲の雰囲気を壊さないようにアプローチしていくのは結構時間がかかりましたね。
美藤:僕の場合は、歌詞が家康の因縁を思わせるものだったので、これまでラジオドラマで演じてきた家康を、そのまま歌声に乗せられるように意識はしていましたね。セリフの収録と同じような気持ちで歌いました。
岡本:僕が演じる忠勝っていうキャラクターが豪快なので、楽曲のクールさと喧嘩しちゃうんですよ。そこが難しくて、すごく工夫が必要でした。レコーディングの時も「ここはキャラクターっぽくなかったですよね」って何回もやらせていただいて。何度も回数を重ねて、最終的にはやっとキャラクターが乗って、いい形になったと思います。
▲岡本和浩/忠勝役
──BXWのお2人は、この楽曲をもらったときどう感じましたか?
磨田:僕たちの楽曲はいつも韓国の方に作っていただいていたので、日本の方にお願いするのが初めてだったんです。なのですごく新鮮でした。
早川:今までは僕たちに合わせて歌詞を書いていただいたのですが、今回はストーリーに合わせて書いてもらっています。先ほど皆さんが「難しい」とおっしゃっていたんですけど、僕たちにとっても今まで歌ってきた曲の中でかなり難しかったので新鮮でした。こういう機会がなければ、僕たちも歌うことがなかったタイプの楽曲だったのでとても嬉しかったです。
◆インタビュー(2)へ
■「In the End」配信リンク
https://linkco.re/uc32aMxX
<マガツノート Season:1 Special Event「解放区-初夏の陣-」>
場所:KT Zepp Yokohama
チケット価格:8,800円
出演者:
【ARK監査局】峯田大夢(政宗役)
【MAD FANG】小笠原仁(秀吉役)、馬場惇平(官兵衛役)、仲村宗悟(清正役)
【蛇-ウロボロス-】大河元気(左馬之助役)
【ARK医療局】美藤大樹(家康役) 、岡本和浩(忠勝役)、沢城千春(直政役)
【第六天魔王軍】神尾晋一郎(織田信長役)
アーティスト:アルルカン、零[Hz]、ZOMBIE、BXW、RAZOR
チケット一般販売
6月8日(水)20:00〜
https://l-tike.com/kaihou-ku/
<マガツノート Season:1 Special Event「解放区-初夏の陣-」>ライブ配信概要
配信開始日時 2022年6月18日(土)16:30~
開演時刻 2022年6月18日(土)17:00
価格 4,000円
アーカイブ視聴期間 2022年6月21日(火)12:00~7月21日(木)23:59
配信チケットの販売は7月21日(木)21:00まで
【オンライン視聴チケットのご購入はこちら】
▼販売期間 2022年6月10日(金)21:00~2022年7月21日(木) 21:00
▼販売URL
・ローチケ:https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=627416
・ミクチャ:http://magatsunote.mixch.tv
ラジオドラマ『マガツノート Season:1』
毎週水曜日 24:15頃〜各話15分放送
※生放送のため放送時間が変更になる可能性がございます。
水曜日メインパーソナリティー:神尾晋一郎(マガツノート・織田信長役)
視聴方法:
(1)OBCラジオ大阪(AM1314kHz、FM91.9MHz)
(2)「radiko」(スマートフォンでラジオを聞けるアプリ)
(3)ライブ配信アプリ「ミクチャ」でのライブ配信
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