ケイト・ボリンジャー、新作EP『Look at it in the Light』にボートラ2曲追加し日本限定CDリリース
人気急上昇中の米バージニア州を拠点に活動する大注目のベッドルームポップ・アーティスト、ケイト・ボリンジャーがGhostly Internationalと契約して放つ新作EP『Look at it in the Light』にボーナス・トラック2曲を追加した日本限定のCDが2022年4月29日(金)に急遽リリースすることが決定した。
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現在収録曲から「Who Am I But Someone」、「Lady in the Darkest Hour」、「Yards / Gardens」、「Shadows」(ボーナス・トラックとして収録)が公開されている。
ケイト・ボリンジャーは2020年にデビュー以来EPリリースのみでフル・アルバムはまだリリースしていないにも関わらず、最近ではReal Estate、Faye Websterのツアーのサポート・アクトも務めるなど、注目度が非常に高まっているUSインディ・シーンの逸材だ。
ケイト・ボリンジャーの曲は、魅力的なメロディとスマートなフレーズで日常のネガティヴなムードを浄化し、心地よい余韻を残す。彼女はバージニア州リッチモンドの自宅で、潜在意識に導かれるままに曲を書き、そのプロセスを夢想にたとえている。多くの曲は個人的なもので、自分の居場所を見つけるために表面化した感情を綴っているが、彼女はリスナーと自分なりの方法でつながるために、どんな曲であってもいいと考えている。彼女の音楽世界はリラックスし、優しく、控えめである。その中には、時代を超えた感性、小さな物事とその対極にあるものに気づくソングライターの才能が息づいている。闇と光、痛みと喜び、現実と逃避。
彼女のプロジェクトは、基本的に友人たちとの共同作業だ。ミュージック・ビデオを撮影し、彼女のコミュニティのミュージシャンたちとフォーク・ポップの楽曲を彩るというもの。ジャズのバックグラウンドを持つ敏腕プレイヤーたちが、彼女のファーストEP『I Don’t Wanna Lose』をライヴ・テイクとして1日でレコーディングし、それをスローダウンして2020年のEP『A word becomes a sound』を作り上げた。時に早口で歌うが、ライヴではそれが仇となり、「この曲のいくつかは口パクになる」と冗談を言う彼女はいつもそのような自由なスタイルのシンガーに惹かれ、長年のコラボレーターであるジョン・トレイナムがスタジオでラッパーと仕事をするのを見て、素早く書く習慣を身につけたのである。ケイト、トレイナム、そしてプレイヤーたちは、2021年の春、新たな楽曲を探求するためのセッションに興奮しながら戻ってきた。60年代と70年代の音楽、特に古いビートルズのデモの多くに触発されて、彼らは音の方向性と透明性に焦点を当てた。
「ベース、ギター、ドラム、キーボード、それぞれの楽器が単独でも十分に良いパートを演奏しているのが好きなんだ」と言い、その明瞭さはEPのテーマにも受け継がれている。軽快でソフトなサイケデリック・ナンバーの「Who Am I But Someone」では、心地よさに身を委ね、「人生で慣れ親しんだものを捨てないために、私が取るべき手段」をシャッフルしている。ケイトはこの曲のデモを、トレイナムとギタリストのクリス・ルイスと一緒に、月極めの共同倉庫で録音でレコーディング。彼女が一人で書いた曲をベースに、後にスタジオにてフル・バンドで完成させた。「Yards / Gardens」では、明るく軽快なベースラインとキックの上で、詩がスキップしながら、フルスイングしているのがわかる。ギター・リフがブリッジで展開され、彼女の描くラインを楕円のようになぞっている。
ストリングスをフィーチャーした「Lady in the Darkest Hour」は、マシューEホワイトのSpaceBomb Studios専属アレンジャーのトレイ・ポラード(Natalie Prass、Helado Negro)とセッションしたもので、このアルバムで最も豪華な楽曲である。この曲では、彼女のメロディ・ラインはほろ苦くも心強く、黄金色に輝く楽器のうねりによって高揚感を与えている。ケイトはリズムとメロディの上に言葉を乗せながら、意味を探し求め、明るい表現で対象を映し出す。彼女はこの素晴らしいEPをフルに使って、常に存在する人生の驚きの中で自分の足元を見つめている。
日本盤にはEPに未収録のシングル「Shadows」と「Yards / Gardens」の貴重なデモ音源が収録されている。CDリリースは日本のみとなる。
『Look at it in the Light』
PLANCHA / Ghostly International
ARTPL-171 2,000 yen + 税
※日本独自CD化
※ボーナス・トラック2曲収録
※解説・歌詞・対訳付き予定
■Tracklist
1. I Found Out
2. Who Am I But Someone
3. Look at it in the Light
4. Yards / Gardens
5. Lady in the Darkest Hour
6. Connecting Dots
7. Shadows [Bonus Track]
8. Yards / Gardens (Demo) [Bonus Track]
◆ケイト・ボリンジャー オフィシャルサイト