KORG、6つのシンセシスを1台に集約したソフトウェア・シンセサイザー「opsix native」を発売

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KORGから、6つのシンセシスを1台に集約したMac/Windows対応のソフトウェア・シンセサイザー「opsix native」が発売された。

opsixは、個性的なサウンドを提供するデジタル・シンセサイザー。サウンドの特性を劇的に変化させるオペレーター・ミキサーや、”オルタード”という言葉に象徴されるFM 音源の領域を大幅に超えたフレキシブルなサウンド・エンジンはそのままに、パラメーター全体を俯瞰するソフトウェア独自のユーザー・インターフェースにより、このシンセサイザーの持つポテンシャルをさらに拡げる。


opsix nativeは、このopsixと全く同じサウンドエンジンを搭載したプラグイン版。opsix(ハードウェア)ユーザーは、opsix nativeへクロスグレードができるパッケージを用意。opsix Sound Librarianからクーポンコードを入手して、KORG Shopにてopsix nativeを特別価格¥4,900で購入できる。

opsix native はopsix と全く同じサウンド・エンジン。ただしそのユーザーインターフェースは、コンセプトは継承しつつも新たに作り直されている。opsixの象徴的なオペレーター・ミキサーなどソフト独自のUIにより、opsixを使ったことがない人でもその思想を理解できるデザインになっている。また、オペレーター出力のスコープなど動きのあるUIは、楽しみを提供すると同時に実際にどのように音が変調されているのかについて理解を助けてくれる。

opsixの波形はほぼ無限とも言える方法でアレンジや変調ができるので、さまざまなタイプのシンセシスと同様の音作りも簡単に行うことができる。最大6つのエンベロープとマルチ・モデリング・フィルターを使用して、多くの最先端かつクラシックな音色を実現。信号経路をつなぎ変えることで音色を変える。例えばアルゴリズムを変えるだけで、それぞれ6つのパーツの関係を変更し、音色を劇的に変化させることができる。

波形に意図的に歪みを加えることで、ハーモニックあるいは不協和音のような攻撃的な倍音を実現。これにより個性的で硬質な音色を実現することができる。波形を重ねその倍音をブレンドすることで、調和や不協和音、テンションの高いサウンドなど、多彩な表現が可能。6つのオペレーターが用意されているので、FM音源の歴史をさかのぼってクラシックなサウンドを生み出すことも可能だ。


伝統的なFMシンセシスとしてスタートしたopsixは、全く別のものに進化。opsixはFMベースだが、Altered FMアーキテクチャは新しい波形、フィルター、シェイピング、エフェクト、LFO、エンベロープ、モジュレーションなどの新しいサウンド・コンポーネントによって、これまでのどのシンセシスよりもはるかに広いバリエーションのサウンドを提供し、そのサウンドの幅広い品揃えを実現している。

opsixまたはopsix nativeで作ったサウンドは相互で共通して使用することができ、ハードウェアとソフトウェアの垣根を超えて、そのサウンドの魅力をさまざまな環境で楽しむことができる。サウンドの交換は、opsixサウンド・ライブラリアンを経由して行う。

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