ロス・インディオス、結成60周年記念コンサート開催
ロス・インディオスの結成60周年を記念したコンサートが、3月18日に東京・浅草公会堂で開催された。
「コモエスタ赤坂」「知りすぎたのね」や、シルヴィアとのデュエット「別れても好きな人」など、数々の大ヒットで知られるラテン歌謡・ムードコーラスグループ、ロス・インディオス。1962年のグループ結成当時からの生え抜きであるリーダー・棚橋静雄(83)を中心とした3名のメンバーは、平均年齢75歳となる。
公演当日には、ジャズ・ポップス界で注目の女性ボーカル・ラモーナや、日本のトップミュージシャンで編成されたバンド・一番星との共演で、ラテン・ムード歌謡の原点である生演奏にこだわったエネルギッシュなステージでファンを魅了。自身のヒット曲はもちろん、60周年を記念して発売したばかりの新曲「淋しがりや」など、黄金期のムード歌謡の魅力そのままに披露、昭和歌謡の醍醐味たっぷりのステージを繰り広げた。
同会場での記念コンサートはこれで終わらず、年内にあと5回の開催が予定されており、60周年の精力的な活動は続く。
三崎一平(70)は「改めて声を作るトレーニングからスタートして今回のコンサートに取り組んでいます」と、演奏などもすべて一から鍛え直しながら、改めてバンドで活動の楽しさを実感したといい、東郷太郎(72)は「大人でセクシー、そして温かい60~70年代の歌をたくさん聴いてほしい」と、ムード歌謡を歌い継ぐ次世代の歌手たちにもエールを贈る。
棚橋は「まだこの年で歌えて幸せ。1年でも長く歌えれば幸せです」と語るが、「リーダーに頑張ってもらって若い人に負けないよう70周年を目指したい」(東郷)「リーダーの声が頼り。行けるところまでやります」(三崎)と、強いチームワークとチャレンジ精神で、60周年からのさらなる飛躍を誓った。
■コンサート情報
会場:東京・浅草公会堂
2022年3月18日(終了)/4月21日/6月18日/8月20日/10月27日/12月22日
各回とも開場13:00/開演14:00
[問]小林小屋TEL:03-6300-7797
■リリース情報
▲「淋しがりや」c/w「恋するふたり(ロス・インディオス&ラモーナ)」
結成60周年記念シングル
「淋しがりや」c/w「恋するふたり(ロス・インディオス&ラモーナ)」
CD:TECA-22019/定価:¥1,350(税込)