エド・シーラン、盗作疑惑をめぐる裁判でニーナ・シモンの曲を歌い反論

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Photo: Dan Martensen

エド・シーランが今週、2017年にリリースした楽曲「Shape of You」の盗作疑惑をめぐる訴訟で、英国ロンドンの高等法院にて行われた審問に出席し、証言した。

シンガー・ソングライターのSami ChokriとRoss O'Donoghueは、「Shape of You」の一部が、彼らの作った楽曲でChokriがSami Switch名義でリリースした「Oh Why」(2015年)に酷似していると、2018年に訴訟を起こした。

盗作を否定しているシーランは、ポップ・ミュージックではよくあるメロディだと説明するため、ニーナ・シモンの「Feeling Good」とブラックストリートの「No Diggity」の一部を歌ったという。

シーランは、「Shape of You」の制作前に「Oh Why」は聴いたことがないと言い、友人たちが彼のいるところで同曲をかけたかもしれない可能性も否定している。

この日の審問では、「Shape of You」のレコーディング・セッション中に録音された会話も公開された。シーランはそこで、「ちょっと露骨過ぎる」のでメロディを変えるべきだと話しており、これについて彼は審問で、「僕ら、ブラックストリートのNo Diggityにちょっと似過ぎていると思った。僕は……、それを変えるべきだと言った」と釈明したという。

判決が下されるまでに、まだ審問は続く。

「Shape of You」はシーランとスノウ・パトロールのジョニー・マクデイド、プロデューサーのスティーヴ・マックが共作。TLCの楽曲「No Scrubs」(1999年)に似た部分があったことから、同曲の作曲者たちがクレジットに追加された。

Ako Suzuki
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