【ライブレポート】<スペシャプラスまつり vol.7>、豊洲PITで昼夜2公演開催
スペースシャワーTVプラスとスカパー!が共催するイベント<スペシャプラスまつり vol.7 supported byスカパー!>が、2月11日(金)に東京・豊洲PITで昼夜2公演開催された。
◆ライブ写真
昼の部ではばってん少女隊とラストアイドルのツーマンライブ、夜の部にはONE N' ONLY、NIK、円神の3組が登場。2公演のライブレポートをお届けする。
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株式会社スペースシャワーネットワークが運営する、音楽専門チャンネル・スペースシャワーTVプラスとスカパー!主催によるイベント<スペシャプラスまつり vol.7>が2月11日に豊洲PITにて開催された。
公演は昼夜の2部制にて行われ、<昼の部-Girl’s Metamorphose->には、ばってん少女隊とラストアイドルによる初の対バンが実現。<夜の部-Boys to the world->では、ONE N' ONLY、NIK、円神の3組が集結した。
スペシャプラスのカラーとなるジャンル、応援するアーティストが集まった<スペシャプラスまつり>は、2019年12月に初開催(vol.1~vol.4)となり、2020年12月の2回目(vol.5~vol.6)から時代に合わせて形を変え、今回のvol.7でも有観客公演+有料配信として開催された。
<昼の部>にて先陣を切ったのは、地上波アイドルオーディション番組から誕生したラスアイ。グループ史上最高難度ダンスとして話題となった「青春トレイン」を皮切りに、「好きで好きでしょうがない」「君は何キャラット?」「愛を知る」といったシングル曲を中心として、変幻自在なパフォーマンスを見せていく。
聴く人の背中を押す前向きな歌詞とサウンドが特徴の最新シングル曲「Break a leg!」では、本来センターを務める阿部菜々実の代わりにフロントメンバーである木﨑千聖が先頭に立ち、「心の中で一緒にヘイ!と言ってくださったら」とサビで一体感を作り出していた。
九州を拠点に活動するばっしょーは、グループの代表曲「OiSa」でライブの幕を開ける。そのオリエンタルかつ和の世界観は次曲の「Killer Killer Smile」、さらにミュージックビデオの再生回数が100万回を突破した「わたし、恋始めたってよ!」へと息づいていく。
ライブではまだ数回しか披露していない3月18日リリースの新曲「YOIMIYA」もパフォーマンス。ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)がプロデュースした“お祭りディスコチューン”で、曲途中の三三七拍子はコロナ禍においてもみんなで楽しむことができる振り付けだ。一方で、「スウィンギタイ」「ジャン!ジャン!ジャン!」「ばりかたプライド」といった元気なロックサウンド曲も展開。ラストはグループ初期からのライブチューン「おっしょい!」で本編の幕を降ろした。
そして「スペシャプラスまつり特別バージョンでこの曲を」と話し再び「OiSa」を披露し始めると、曲途中でラストアイドルメンバー9名が登場。この日のためにフォーメーションも新たに構成された15名でのダイナミックな「OiSa」のパフォーマンスを届け、このサプライズにファンも喜んだ。
トークコーナーには、「バレンタイン告白選手権」「即興タイマンバトル」が行われた。「告白選手権」では、ピュアな告白でフロアをピンクのサイリウムに染めたばっしょーの蒼井りるあが優勝。「タイマンバトル」内の「変顔」にはばっしょーの柳美舞が参加し、初の変顔に挑戦。「即興ダンス」ではばっしょーの希山愛による「ほほほい」のダンスに、ラスアイの間島和奏が北海道出身ということからソーラン節で対抗し、引き分けに。結果は1勝1引き分けで、ばっしょーの勝利となった。次回はラスアイの「青春トレイン」をコラボすることを約束し、初のツーマンライブは幕を閉じた。
<夜の部>では、PRODUCE 101 JAPAN元候補生から成るパフォーマンスユニット・円神が先陣を切る。彼らにとって始まりの曲でもあるナンバー「ENJIN」、タオル回しが楽しい「TREASURE」といった恒例のライブチューンのほかにも、今年1月にリリースとなった3rdシングルから「Addicted」「Shining Your Life」「Far away」の3曲を惜しみなく披露し、
MU3E(円神ファンの呼称)を歓喜させた。
続けて円神からバトンを受け取ったのは、日韓合同グローバルグループ・NIK。力強いダンスパフォーマンスからスタートしたライブは、韓国でのデビュー曲「Santamonica」、オーディション番組『G-EGG』内で人気を博した「Jealousy」「Hurricane」、爽やかなナンバー「Better Spring」の4曲を披露した。ラストには韓国メンバーがリモート出演。コゴンが日本メンバーに向けて「会いたいんだよ!」と叫ぶ一幕もあった。
今回の<スペシャプラスまつり>を締めくくるのは、TikTokを通してワールドワイドに活躍を見せるダンス&ボーカルユニットのONE N' ONLYだ。2月16日リリースの1st.EP『YOUNG BLOOD』収録曲「What’s Your Favorite?」でスタートしたライブは、「Dark Knight」「Category」といったシングル曲にてエッジの効いたパフォーマンスを魅せつける。ラストは対照的な王道のラブソング「My Love」で6人が人文字でハートを形作り、SWAG(ONE N' ONLYファンの呼称)の心を優しく包み込んだ。
アンコールには3組がステージに集結し、「優しさ選手権」「言われたい!胸キュンセリフ」の2つの企画が行われた。バレンタインのチョコを、どれだけ相手を傷つけずに上手に断れるかを競う「優しさ選手権」では、“糖質制限をするボディービルダー”という設定が功を奏したONE N' ONLYのTETTA(本人役)、EIKU(女性役)ペアが勝利。事前にTwitterでメンバーに言ってほしいセリフを募集した「胸キュンセリフ」では、円神から草地稜之、さらにNIKの韓国メンバーからテフンが中継で参加する大盛り上がりの内容となった。
ラストは3組でBTS「Dynamite」をコラボカバー。メンバーがワチャワチャする中、それぞれのグループがパートを歌い継ぐ贅沢なひと時となった。
今回の模様は、昼夜ともに「uP!!!」にてメイキングシーンも加えて2月18日(金)12:00~2月20日(日)23:59の期間で事後配信される予定だ。
文・取材◎渡辺彰浩
写真◎白石達也
■<スペシャプラスまつり vol.7 supported by スカパー!>
・昼の部 -Girl’s Metamorphose-
出演:ばってん少女隊 / ラストアイドル
・夜の部 -Boys to the world-
出演:ONE N' ONLY / NIK / 円神
※NIKのライブは日本メンバーのみの出演、韓国メンバーはリモート出演
会場:豊洲PIT
主催:SPACE SHOWER TV Plus、スカパー!
協賛:ファミリーマート
制作協力/運営:H.I.P.
ハッシュタグ:#スペシャプラスまつり
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