江利チエミ没後40年の節目にサブスク、海外配信がスタート

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江利チエミの没後40年の節目に、サブスクリプション解禁および海外配信が2月13日よりスタートした。

近年続くシティポップを先頭にした70~80年代邦楽ブームは、松原みき「真夜中のドア」、竹内まりや「プラスティック・ラブ」などを始めとする楽曲がグローバルチャートで上位を獲得し世界的にヒットするなど、過熱する一方だ。そんな中、シティーポップムーブメントに続くかと期待されているアーティストが、江利チエミであるという。戦後の動乱期に華々しく登場し魂の歌声で観客を魅了し続けた一方、自身は苦難の人生を歩み、45年という短い生涯を駆け抜けた伝説の歌手だ。現在ヨーロッパを中心に江利作品のダウンロード数が急増するなど注目が高まっており、先述のシティポップ同様に逆輸入のリバイバルヒットが期待されているということ。

江利チエミは、昭和27年、戦後GHQの占領が終わろうかという頃に今もなお愛される名曲「テネシーワルツ」でデビュー。40万枚を超えるヒットを記録しその後もヒットを連発、瞬く間に国民的歌手になり、美空ひばりも認める歌手に成長していった。また卓越した音楽性でラテン、キューバン、民謡、歌謡曲、演歌、ジャズ、ゴスペルなど様々なジャンルを自由に行き来し、日本全国の有名民謡とラテンジャズを融合させるなど、エキゾチックかつ洗練されたアレンジで今もなお色褪せない名曲群を誕生させた。流行中のシティポップもアメリカのR&B・ソウル・AORなどの影響を受けて発展していったが、江利チエミはその元祖といえる存在の一人だろう。

江利チエミ 配信アルバム3タイトル

2月13日配信 

『テネシー・ワルツ~江利チエミ ベスト・ポップス~』
『黒髪』
『チエミ・オリジナル』

リンクファイアURL:https://lnk.to/q5Cny7hl
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