【インタビュー】chuLa、原宿系アイドルが贈るシンセが鳴り響くハードロック「ツラみ」

■MVは撮影が12月の半ばの気温が0℃の日で屋外だったんです
■一番の印象は「寒い」につきますね。しかも水をかけられて

──今回のMV撮影の思い出もありますか。

渡辺：撮影が12月の半ばの気温が0℃の日で屋外での撮影だったんですよ。一番の印象は「寒い」につきますね。しかも、水をかけられて。あれはヤバかったね。

七瀬＆田中：ヤバかったです。

渡辺：私と（桜木）妃奈ちゃんと（佐藤）まりんさんの3人は水を掛けるソロシーンがあって。ソロの時にもうカラコンが終わっちゃって。全員ショットはずっと半目で撮ったので（笑）、それも注目して欲しいです。

七瀬：あはははは。セットが今までにない感じでしたね。サーキット場で、室内にはバイクが置いてあって、照明が紫と黒みたいな感じで。個人的にめちゃくちゃ好きな雰囲気だったので、好みの場所での撮影がすごく楽しかったです。

田中：私はMV撮影自体が2回目なんですけど、前回はリップシンクなしで、歩いたり走ったりする感じだったんです。だから、今回は、初めてのMV撮影らしいMV撮影になっていて。アイドルになる前から、よく鏡の前でリップシンクの練習をしてみたりしていたので、憧れのリップシンクシーンも撮影できてすごく嬉しかったです。あと、気合いを入れる日はポニーテールで挑むって決めているんですけど、びしょ濡れになって。前髪がなくなっちゃってるので、そこも注目してほしいです。



──（笑）カップリングでお気に入り曲をあげるとしたら？

七瀬：「SNOW SNOW SNOW」が……。

渡辺：私も好きです！

田中：私も大好き。

七瀬：こういう可愛らしい曲が大好きで。しかも、冬の景色が頭に浮かんでくるし振り付けも可愛くて。振りコピもしやすいのでどんどん広まってほしいです。

──ウインターラブソングだけど、バラードじゃないのがchuLaらしいですよね。

渡辺：先にタイトルだけ出ていたので、ファンの方もしっとりしたバラード系なんだろうなと思っていたらしくて。初披露した時に、良い意味で裏切られたっていう反応でした。私は、蒼井聖南ちゃんと真ん中で二人で手を繋いで歩いているシーンがあって。結婚式のつもりでやっています（笑）。

田中：ふふふ。私も初めて聴いた時から、めっちゃ良い曲だなと思って。デモの音源をいただいた帰り道から何度も聴いていたので、みんなの前でやっと歌えて嬉しかったですし、その時から歌いたかったところがあって。2番の一番最初＜人波を理由にしながら／繋いだ君の手のぬくもり＞を歌いたいと思っていたので、歌割りをもらえた時に、二度見するくらい嬉しかったし、心を込めて歌っています。ライブではそこで、うたさんと手を繋ぐんですよ、最後に。

七瀬：うん、手のぬくもりを感じてるよ。汗で余計にあったかくなってるけどね（笑）。




──（笑）さらに「おちゅらけ戦隊ちゅらレンジャー」と「We are the chuLa」も収録されています。

七瀬：「おちゅらけ戦隊ちゅらレンジャー」はタイトル通り、戦隊モノのテーマソングみたいな感じですね。一人一人、技の名前もあって。最初、自分の技がある！ってびっくりしました。振り付けも一人一人違って、必殺技を繰り出していて。まさかこんな日が来るとは思ってなかったけど、すごく気にいっています。

田中：わたちゃんさんと「もういいかい」「まあだだよ」を掛け合いするところがあって。一時期、そこを「だるまさんが転んだ」に変えて、みんなで遊んでいたことも思い出になっています。

渡辺：韓国ドラマ『イカゲーム』が始まった頃にやっていたんですけど、すごいブームになってしまって。流行りに乗った子みたいで恥ずかしくなって、もう全然やってないです（笑）。あと、この曲は、バシッと決める箇所が多くて。妃奈ちゃんやまりんさん、聖南ちゃんの歌声がとても力強いので、聴いてる方もスカッとするような気持ちの良い曲だと思いますし、ライブでも観てほしい。「We are the chuLa」は10月に品川で開催したワンマンライブで披露した曲です。いつも以上に気合いを込めてやっていたので、その時の気持ちが毎回甦ってきますね。

七瀬：そうですね。8人のメンバーとファンの人で一体化できるし、ライブの一番最後にふさわしい曲なんじゃないかなと思いました。

田中：＜いつだって支えてくれてた＞っていう歌詞があって。ファンの方にもこのメッセージが伝わるといいなと思います。

──みなさんにとってライブとはどんな場所ですか。

渡辺：どんなに気分が落ち込んでいても、自分を認めてくれるような場所だなって思います。いつでも迎え入れてくれるファンの方がいて、ペンライトで照らしてくれる光があって。そこに立つことで、いつも認めてもらえるような気がしますね。

七瀬：生きる理由ですね。私の今のこの人生はchuLaのおかげで楽しくなっているし、chuLaとして立つステージがなかったら生きられないくらいに感じている。これからもがんばりたいです。

田中：人前で輝ける一番大事な瞬間なので、ほんとに貴重ですね。私、カラオケに行っても、人前で歌えないタイプなんですよ。でも、ライブだと楽しくて、歌うのが気持ちよくて。ファンの方と一緒に楽しめるし、ありがたい場だなって思います。

──そして、現在は全国ツアーを開催中です。

七瀬：2/26に中野ZERO大ホールでファイナルがあるんですけど、8人体制最後のワンマンライブで、chuLa初めての生バンドのライブなので、気合いを入れて頑張りたいです。

田中：前回の5thワンマンライブも8人で頑張って準備して成功させたので、今回も一生懸命に頑張りたいです。

渡辺：chuLaに加入してから、メンバーの入れ替わりが激しかったんですけど、今の8人は本当に安定していて。このメンバーでいる時間が一番長いので、8人で培ってきた集大成を見せられるようにしたいですし、chuLaってやっぱすげえなってみなさんに思ってもらえるように、最後まで全力で出し切りたいと思っています。

取材・文：永堀アツオ


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