イアン・シモンズ、最新作『The Brunswick Variations』リリース
Art Yardからリリースされたイアン・シモンズの最新作『The Brunswick Variations』は、ドイツのクレメンス・キナスト、イギリス人ピアニストのマックス・ムーア、日本の尺八奏者の池上健二とのコラボレーションがフィーチャーされているジャズ・テイストでとても美しく、かつグルーヴィーでサウンドトラックのような作品だ。
◆イアン・シモンズ 関連音源&画像
2020年から2021年のロックダウン中にレコーディングされた本作では、クレメンス・キナストによるフィールド・レコーディングをイアンのトレードマークでもあるジャズ・フォーク、ブルージーなエレクトロニクスと組み合わせ、イアン独自のユーモアとダークな風刺を反映させたポエトリーや歌と融合させているのが特徴。
イアン・シモンズは、ウェールズの詩人とアーティストの家系に生まれ、幼少期から家族とアメリカやオーストラリアに住み、さまざまな音を吸収してきたエレクトロニカ系アーティスト。80年代後半から90年代世界中を巻き込んだアシッド・ジャズ・ムーヴメントの渦中にあり、その独創的な表現とパフォーマンスが話題を呼んだカルトバンド“サンダルズ”で音楽キャリアをスタートさせたのちに、チル、ジャジー、エレクトロニック、ヒプノティックなリズム、アンビエントなアトモスフィアを奏でるソロ・プロジェクト“ジュリーマン”、ドイツの若手ジャズ・プレーヤーを起用した“ワイズインタイム”、そして本名名義で幅広い音楽的要素を取り入れた作品をリリースするようになったことで知られている。
『The Brunswick Variations』
Art Yard
■Tracklist
1.Pick Up !
2.Air to Breathe
3.Shoots of Spring
4.A Blues For Angels.
5.Pie to Go
6.Standing Man
7.Who Dreamt
8.New Humans
9.Robinson
10.Kenji San Blues
◆イアン・シモンズ Bandcamp