ジョージ・マーティンの息子、孫娘にザ・ビートルズとの出会いを語る父の映像公開
伝説のプロデューサー、ジョージ・マーティンの息子ジャイルズが、父が幼い孫娘に向かいおとぎ話を聞かせるように、ザ・ビートルズと契約を交わすことになった経緯を語っているホームビデオを公開した。
◆公開された動画
「ふだんは個人的なものはシェアしない」というジャイルズだが、「これは、ずい分前に父が僕の娘にザ・ビートルズとの契約について説明しているところだ。普通の人たちが類まれなことをする。素晴らしい決断は、 “自分がこんなに気に入ったのなら、他の人たちもそうかもしれないと考えた”というシンプルな理由により下される」と、映像をSNSで公開した。
ジョージ・マーティンは、ザ・ビートルズを紹介されたとき「まずは、馬鹿げた名前だ」と思ったが、会うことに同意したと、孫娘に語り始めた。
「彼らの演奏を聴いてみたら、まずまずだったが、素晴らしくはなかった。まあまあだったんだよ。だから、なぜ僕が興味を持たなくてはならないんだって思った。でも、彼らを知り始めるとあの魔法が訪れた。彼らは知るに値する人たちだった。面白く、とても賢く……、彼らは一緒にいたいと思わせる人たちだったよ。だから、こう考えたんだ。僕がこう思うなら、他の人たちも彼らについてそう思うはずだって。だから、彼らはすごく人気があるんだ」
デッカ・レコードのオーディションに落ちたザ・ビートルズは、マネージャーのブライアン・エプスタインの売り込みが功を奏し、1962年6月、ジョージ・マーティンと運命的な出会いを果たした。
Ako Suzuki
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