ポール・マッカートニーの弟「僕がザ・ビートルズに加入していたらオアシスの道を歩んでた」
ポール・マッカートニーの弟マイクは若いときドラムを練習していたが、メンバーではなくフォトグラファーとしてザ・ビートルズに同行することになったのは、結果として、良かったと思うそうだ。
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彼は、英国の新聞『The Guardian』紙のインタビューでこう語った。「僕はもともと、カメラを手にするつもりはなかったんだ。僕は、ドラムを練習していたんだよ。トラックの荷台からForthlin Roadにあった僕らの家の敷地内に落っこちてきたものだ。でも、13歳のときスカウトのキャンプで腕を骨折した。だから、ピート・ベストが僕らキッズのグループで(ドラマーに)採用されたんだ。そのとき、僕は家にあった箱型のカメラで写真を撮り始めたんだ。思いもよらないことだった。でも、もし僕がザ・ビートルズのドラマーになっていたら、僕ら多分、オアシスと同じ道を歩んでいたよ」
ザ・ビートルズと一緒にどこへでも行ったというマイクは、自身を「彼らの活動の一部だった」と表し、ラッキーだったと話した。「レンブラントの弟が、紙と筆を持ち、片隅で兄をスケッチしているようなものだ。僕はラッキーだった。学ぶのに、これほどいいバンドはなかっただろう」
マイクは以前、英国の新聞『Daily Mail』のインタビューで、「僕はもう少しでビートルズに入るところだったんだ。ビートルズのドラマーだった。でも、(ボーイ)スカウトで腕をけがしちゃって……。ジョンはよくクオリーメンと一緒に家に来ていた。ジョージ(・ハリスン)が入る前のことだよ。でも、キャンプで腕を骨折し、手首を動かす神経が傷ついちゃったんだ。骨折してなかったら、僕もビートルズになっていただろうね」と話していた。
彼は60年代前半にThe Scaffoldというコメディ/ミュージック・グループを結成し、シングル「Lily The Pink」が全英1位に輝いた。
マイク・マッカートニーは最近、60~70年代のリバプールを撮影した写真集『Early Liverpool』を出版。リバプール市内でのショットだけでなく、彼だからとらえられたザ・ビートルズの姿やマッカートニー家の写真などが収められている。
Ako Suzuki
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