【インタビュー】Pimm's、新体制となって劇的に進化した6人のニューアルバム『URBAN WARFARE』
■1年半で強い武器をたくさん身につけたPimmsの良さを見せたい
■野音とか、武道館とか。叶えたい夢はめちゃくちゃあるんです
──11月に6人体制によるニューアルバム『URBAN WARFARE』がリリースされました。それぞれ、お気に入りの曲を1曲ずつ紹介していただけますか。
小山:「JUST GO MY WAY」が好きです。Pimm'sの今までの曲とは全く違う曲調になっていて。すごく、なんか……言葉が出てこないんですけど、魅了されています。
小林:私も 「JUST GO MY WAY」が1番のお気に入りです。8年間やってきた中でも、これまでにない曲調になっていて。歌っていてもすごく楽しいですし、今までの曲とは違うからこそ、ライブでもパッと空気を変えることのできる、セットリストの中でスパイスになる1曲かなと思っています。振り付けも、あえて今までと変えるためにネオジャポニズムのサヤカちゃんにお願いして。いつもは振り入れの時間だけで覚えられるんですけど、全然入らなくて。家でひたすら練習したくらい難しかったです。でも、久々にバキバキに踊る楽曲だからこそ、ストレスが発散できて楽しいんですし、サビはファンの人も一緒に踊れるようになっていて一体感が出る。フェスでもやりたいと思う曲ですね。歌詞はネガティブワードが入っているけど、普段、弱音を吐けないからこそ、楽曲の中でストレス発散をして、歌い終える頃には、スッキリしたから明日も頑張ろうって思える。背中を押ししてくれますし、今の私たちにぴったりの楽曲だと思います。
早川:私は「YES」です。とにかくライブが楽しいのが一番ですね。今はコロナ禍で掛け声が出せないんですけど、いつかみんなで声を出せたら楽しいんじゃないかなってワクワクしてます。曲調もロックでかっこ良くて、ファンの方も好きな曲なんですけど、昨日、改めてアルバムを聴き返してみたら、再Recした「Moo!」がめっちゃよくて。他の曲にはない可愛らしさやセクシーさがあって。自分のセリフも含め、それぞれの個性が出てるなと思いました。特に好きなのは、2番の茜実里ちゃんのラップ。聴いていて「めっちゃすげえ!」って思ったんですよ。自分で言うのもアレなんですけど(笑)、前のバージョンよりも良い「Moo!」になってるなって思います。すごく好きです。
高橋:可愛いよね。私は「Be Alright」が好きです。まず、この曲は私と渚紗ちゃんのデビュー曲なんです。今はコロナ禍で声が出せない状況なんですけど、私たちが加入した時はまだ無観客でやっていて。お客さんが目の前にいない状態だったので、オンラインでも一緒に楽しめるように、おうちでもできる振り付けになっています。日常的に嫌なことっていっぱいあるじゃないですか。勉強するの嫌だなとか、部屋の片付けしたくないなとか、仕事に行きたくないなとか。嫌なことや悲しいこと、辛いことがあったときに背中を押してくれる歌詞になっているんです。私も電車の中で聴いて、「大丈夫、大丈夫。今日も頑張ろう」って背中を押されているので、皆さんにも通勤や通学中にぜひ聴いてもらいたいです。
林:私は「CRY BABY AND DREAMER」かな。星奈が入るのと同時に披露した、6人での一発目。スタートの曲という印象が強くて。これまでの負の感情を明るく切り替えるきっかけをくれた曲で、ライブでもみんなでわちゃわちゃ楽しい場面があるので大好きですね。明るい気持ちになれる曲です。
川崎:個人的にバラードチックな曲が好きなので、「BOY MEETS GIRL」一番が好きです。歌詞を見て衝撃を受けて。
──別れの曲ですよね。
川崎:そうですね。私もたくさんの別れを経験してきて。ほんとに辛くて、もう無理って思うこともあったけど、この曲はそっと優しく背中を押してくれるというか。前を向けるような、優しく包まれているような、そんな愛を感じる優しい別れだなと思って。歌詞がすごく好きですね。
──アルバムのタイトルにはどんな意味が込められているんですか。
小林:日本語に訳すと「市街戦」という意味ですね。このコロナ禍で戦っているのもそうですし、東京を拠点に活動しているので、大都会で戦う女の子たちであり、世に大量にアイドルがいる中で戦い抜くという意味もあります。このアルバムを手に取って聴いてくれる人も、仕事だったり、勉強だったり、常日頃、いろんなことと戦っていると思うんです。だから、私たちが戦ってきた歴史を込めつつも、一緒に頑張ろうっていう気持ちもあって。戦って傷ついた心を癒したり、戦っているみんなに寄り添えるアルバムになったらいいなと思っています。「YES」のMVも市街戦に沿っていて。戦いに行く準備をする私たちがいて、最後、この衣装になる。これから戦いに行くよっていう意味を込めた映像になっています。
──12月からMVの映像がカラオケで流れることも決まりました。
小林:嬉しいです。このMVはPimm's初ですね。結構、肌の露出をしていて。
小山:私なんてお腹も出ています。
高橋:私、露出するのめっちゃ大好きなんですよ。もってこいの案件で超楽しかったです。
小林:真由は、どんなに寒くてもお腹を出しているんですよ(笑)。ま、とにかく、カッコ良さとセクシーさの両方を感じて欲しいなと思っています。基地の中で撮っているような映像なので、ザ・アイドルという感じではない、ロックな私たちを映像から感じてもらえたらいいなと思っています。
──カラオケで歌う際のポイントも教えてください。
小林:星奈と真由の2人は、カラオケに行って「95点をとらないと帰れま10」をやったんですけど、取れないまま帰ってきて……。
小山:2時間やって、最高で92点でした。
高橋:本人歌唱なのにね。
早川:私、昨日の夜にカラオケに行ったんですけど、この曲、難しいね。
小林:優菜が歌ってるラップパートがめちゃめちゃ難しいんですよ。
川崎:私が今まで歌った中で一番難しいラップパートになっていて。息継ぎがほぼほぼないし、キーも女の子にしてはかなり低くて。一人では難しいかもね。
高橋:優菜さんのカッコいいラップと、星奈がしなやかに歌い上げる部分のギャップが難しくて。あれは、二面性を持ってないと無理(笑)。情緒が不安定になる。
小林:(笑)6人用に作られた曲だから一人で歌うとめちゃくちゃ過酷なので、6人で行くのをお勧めします。カラオケに行く前にひたすら聴いて、パート分けして行ったらきっと歌えます。
林:1人より2人以上の方が楽しいですね。とにかく楽しんで歌ってもらえたら嬉しいです。
──ありがとうございます。最後に今後の目標を聞かせてください。
小林:少しずつイベントも増えてきていますので、本来のライブが戻ってきた際には、この1年半で強い武器をたくさん身につけたPimmsの良さを一気に見せていけるんじゃないかと思っています。野音とか、武道館とか。叶えたい夢はめちゃくちゃあるんですけど、全員見てるところが同じなのも、6人が団結できる理由かなと思うので……とにかく、さらに売れます。
小山:この6人で前のPimm'sよりももっともっと売れて、誰しもが知ってるグループになりたいです。
取材・文:永堀アツオ
リリース情報
発売中
URBAN WARFARE<型式-壱>QARF-40025
\2,250(税込)
【収録曲】
1. SUNDAY MORNING
2. YES
3. BOY MEETS GIRL
4. HELLO
5. BE ALL RIGHT
6. SKY'S THE LIMIT
7. JUST GO MY WAY
8. CRY BABY AND DREAMER
9. Kimi to boku
URBAN WARFARE<型式-弍>QARF-40026
\2,250(税込)
【収録曲】
1. SUNDAY MORNING
2. YES
3. BOY MEETS GIRL
4. HELLO
5. BE ALL RIGHT
6. SKY'S THE LIMIT
7. JUST GO MY WAY
8. CRY BABY AND DREAMER
9. Moo!
URBAN WARFARE<型式-参>QARF-40027
\2,250(税込)
【収録曲】
1. SUNDAY MORNING
2. YES
3. BOY MEETS GIRL
4. HELLO
5. BE ALL RIGHT
6. SKY'S THE LIMIT
7. JUST GO MY WAY
8. CRY BABY AND DREAMER
9. Like a Sunflower
URBAN WARFARE<型式-四>QARF-40028
\2,250(税込)
【収録曲】
1. SUNDAY MORNING
2. YES
3. BOY MEETS GIRL
4. HELLO
5. BE ALL RIGHT
6. SKY'S THE LIMIT
7. JUST GO MY WAY
8. CRY BABY AND DREAMER
9. WE ARE
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