平安京のサウンドスケープを創造するアートプロジェクト<NAQUYO - 平安京の幻視宇宙 - >、プロジェクトの集大成となるライブ公演&インスタレーション展示
1200年前の京都(平安京)は、どのような音に包まれていたのだろうか?
◆<NAQUYO - 平安京の幻視宇宙 - > 関連画像
平安遷都(794年)から遡ること30年前、平城京から遠く離れた桜島の噴火の音が聞こえたという記述が『続日本紀』にある。それは、当時の都を包み込む音環境が、現代からはおよそ考えられないほど、清明に澄み渡るものだったことを意味している。また、平安期に書かれた『枕草子』『源氏物語』『宇津保物語』などには、雅楽や声明、寺院から鳴る梵鐘(ぼんしょう)の音や季節ごとに変わる虫の声、町の喧噪など、日常生活の中で聞こえてくるありふれた音が書きとめられている。
アート×サイエンス・テクノロジーの祭典<KYOTOSTEAM - 世界文化交流祭 - >と電子音楽とデジタルアートの祭典<MUTEK.JP>のコラボレーションによる、1200年前の平安京のサウンドスケープ(音風景)を創造するアートプロジェクト<NAQUYO - 平安京の幻視宇宙 - >は、2ヵ年に渡るプロジェクトの集大成となるライブ公演<NAQUYO Immersive Sound Live Performance>を、2021年12月25日(土)ロームシアター京都サウスホールにて開催する。
ライブには、音楽・映像シーンで最先端技術を駆使してパフォーマンスを行う2組のアーティストが出演。舞台上に「平安京サウンドスケープ(音風景)」をテーマとした、イマーシブ(没入型)なインスタレーション空間を構成し、最先端の電子音楽、デジタルアート、雅楽(笙)、コンテンポラリーダンスなどを融合させたライブ・パフォーマンスを披露する。
観客席はアーティストと同じ舞台上に設置。没入型空間の中に身を置き、全身で平安京サウンドスケープを体感できる。最新録音技術を用いてレコーディングした、京都市内各所の寺院の梵鐘、天台声明、糺の森の自然音など、平安京をイマジネーションできる音源を使用し、1200年以上の歴史をもつ京都の文化と最先端音楽技術との融合による、これまでにない全く新しいアート・パフォーマンスを発表する。
また本公演に先立つ12月23日(木)、24日(金)にはインスタレーション展示<NAQUYO Immersive Sound Installation>も開催(入場無料)。かつて平安京を包みこんでいたであろう音空間を、最新の立体音響システムを用いてバーチャルに再創造する。梵鐘の音に代表される平安の音とデジタルアートを組み合わせたイマーシブ(没入型)空間に身を置き、平安京サウンドスケープを全身で体感してほしい。なお空間構成はNAQUYOアーティストであるKazuya Nagaya(Audio)とJunishi Akagawa(Visual)が共作。
<NAQUYO Immersive Sound Live Performance>
2021年12月25日(土)18:00〜20:00
※各回開場30分前・開演後の入場はできません
ロームシアター京都サウスホール
※舞台上での鑑賞となりますので靴を脱いでご覧いただきます。
出演:
Kazuya Nagaya(Music)+Katsuhiko Orii(Shō“笙”)Junichi Akagawa(Music,Visual) + nouseskou(Dance,Dramaturg)
料金:
前売一般1,000円
中学生以下無料※要証明書呈示
参加対象:小学生以上
定員:各回100人(全席自由)
<NAQUYO Immersive Sound Installation>
各日16:30~/17:00~/17:30~/18:00~/18:30~/19:00~(鑑賞15分間)
:ロームシアター京都サウスホール
※舞台上での鑑賞となりますので靴を脱いでご覧いただきます。
料金:無料(全席自由)
空間構成:
Kazuya Nagaya(Audio)+Junichi Akagawa(Visual)
参加対象:小学生以上
参加定員:各回30人
申込方法:各日16:00から現地にて申込受付開始(先着順)
制作協力:学校法人瓜生山学園京都芸術大学 歴史遺産学科
◆オフィシャルサイト
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