ネッタ、イスラエルの教会内で聖歌隊と共に新曲を熱唱

ポスト

ポップミュージック界のトレイルブレイザー(先駆者、新しい世代を切り開く者の意味)ネッタは2021年11月10日、イスラエルのジャファホテルの教会で新曲を披露したパフォーマンスビデオを公開した。

◆ネッタ 関連動画&画像


ネッタはイスラエル出身のポップシンガーで、ミュージックビデオやパフォーマンス動画などを含む累計ストリーミング回数は6億回を超えている今大注目のアーティストだ。

ネッタは2018年度ユーロビジョン・ソング・コンテスト優勝者として広く知られている。ユーロビジョンはヨーロッパ放送連合加盟放送局によって毎年開催される音楽コンテストである。各国代表のアーティストがそれぞれ生放送で自らの楽曲を披露し、引き続いてそれぞれの参加国が他国に投票して大会の優勝者を決定する。毎年ヨーロッパを中心に2億人以上の人が視聴すると言われており、世界最大規模のソングコンテストである。過去にはあの伝説的ポップ・グループのABBAも1974年に出場し、優勝している。ネッタはこの大会でイスラエル代表として、43か国の参加国のトップに立ち、見事優勝したのだ。

そんなネッタが出身地イスラエルのジャファホテル内の教会で自身の新曲CEOを披露し、自身のYouTubeチャンネルで公開した。

オレンジの衣装を身にまとった15名の聖歌隊とともにアカペラで歌い上げ、歌唱力、実力を見せつけた。過去の楽曲やパフォーマンスではアーティスティックなスタイルとして、オートチューニング(音程補正プログラム)をよく使っていたネッタだが、欧州や欧米ではオートチューニングの使用がポジティブなこととして捉えられないことが多い。だが、このパフォーマンスでは生歌、しかもアカペラで披露し、オートチューンに頼らない、自身の歌声のポテンシャルをヘイタ―たち(ネッタを批判する人々)に証明したのではないだろうか。

この披露した楽曲は、先月ネッタがリリースしたCEOという新曲だ。今回の楽曲は、ユーロビジョン優勝時に披露し、TikTokでもブームを巻き起こした「Toy」やYouTubeでミュージックビデオが2億回再生を突破した「Bassa Sababa」などのヒット曲を生み出してきたネッタにとって、一年越しの新曲リリースになった。楽曲リリース同日、「CEO」のミュージックビデオもリリースし、ネッタ独特の世界観と特徴的なダンスの動きが注目を浴びている。

今回のパフォーマンスビデオでは、「私はマザーファッキンCEO、他の人の言うことなんて気にしないの」といった強気で衝撃的な内容の歌詞を聖なる教会で熱唱する姿がとても印象的だ。

ネッタは「この曲は私自身を勇気づけるための曲。????咤激励するための曲なの。」と語っていて、CEOは自身を勇気づけるエンパワーメントソングになっているという。他の人に批判されたり、足を引っ張られようとしたりしても、自分の人生のCEOは自分自身なのだから、負けずに、高く飛び立っていくわ。あなたも一緒に強く生きていこう。といった強いメッセージが込められた楽曲になっている。

今回の教会でのパフォーマンスのように、斬新で多様な音楽スタイルやパフォーマンスの在り方にどんどん挑戦し続け、ポップミュージックの新しい道を切り開いていく彼女はまさに「トレイルブレイザー」そのもの。

今後の彼女の楽曲やパフォーマンスがどのように私たちを驚かせ楽しませてくれるのかも注目だ。


「CEO」

2021年10月13日(水)
収録楽曲:
1. CEO
2. DUM
https://umj.lnk.to/NettaCEO

◆ネッタ 日本オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報