BE:FIRST、確かな一歩を示した初ワンマン。ファンミーティング開催も発表
BE:FIRSTが11月5日(金)、東京・立川ステージガーデンにて初のワンマンライブとなる<“FIRST” One Man Show -We All Gifted.->を開催した。本稿では昼夜の二部公演で構成されたこのライブの昼公演をレポートする。
◆ライブ画像
ラッパーのSKY-HIが立ち上げたマネジメント&レーベル会社「BMSG」が主催するオーディション「THE FIRST」。その厳しいサバイバルを勝ち抜いたメンバーで構成されるBE:FIRSTのデビューライブとなった9月の<SUPERSONIC 2021>以来の有人ライブ、そして初のワンマン。
会場となった立川ステージガーデンには、「BMSG」や「BE:FIRST」、そして11月3日(水)にリリースされた、彼らのメジャーデビューシングル「Gifted.」のサビで歌われる「We just gifted」という言葉があしらわれたウェアやタオルを身に着けたファンが早くから集まり、彼らに対する期待感の高さを伺わせた。
ライブのスタート前には「BESTY」(BE:FIRSTファンの呼称)で満員となった客席後方に設えられたPA/コントロールブースにSKY-HIが登場し、客席からは大きな拍手が起こる。そして客席の明かりが落ちると、スクリーンには「BE:FIRST」のロゴが浮かび上がり、赤く光るライトに照らされたBE:FIRSTの7人が登場。会場からはまさに割れんばかりの拍手が巻き起こった。
そしてライブは「Gifted.」からスタート。デビュー曲らしからぬダークな雰囲気を纏った楽曲だが、LEOやJUNONの歌う「どこを探したって僕ら以上はもうあり得ないでしょう?」という力強い歌詞と、その言葉を更に強調するパフォーマンスからは、彼らの自らのグループに対する自信と自負がにじみ出ていた。
そして「THE FIRST」オーディションの中で課題曲として歌われた「Move On」「THE FIRST」のテーマ曲であり、オーディション合宿の最終審査曲でもあった「To The First」と矢継ぎ早に楽曲を披露。初のソロライブにも関わらず、緊張よりも舞台に立つ喜びを表情やダンス、歌声から感じさせる彼らのパフォーマンスからは、「審査されるアマチュア」から「リスナーを牽引するプロフェッショナル」への進化を、その光景を目撃したオーディエンスは感じたことだろう。
3曲の披露が終わると、スクリーンには「THE FIRST」オーディションの前半パートという、彼らがこのステージに辿り着くまでの道程の始まりが映し出される。そしてカジュアルな衣装に着替えたメンバーが再びステージに登場すると、楽曲は「Be Free」へ展開。楽曲冒頭ではメンバーそれぞれが見せ場を作り、個々人の魅力も表現する。
続く「First Step」ではアリーナ中央にせり出したステージでメンバーはパフォーマンスを繰り広げ、それに合わせて客席ではタオルが振り回され、大きな盛り上がりと一体感が会場を包む。その意味でも前半に見せた、リスナーをパフォーマンス力によって飲み込むようなソリッドなステージから一転、この中盤ではSOTAとSHUNTOの仲よさげなアクションや、最年少のRYUHEIが見せる笑顔など、14歳から23歳という若いメンバーで構成されたBE:FIRSTならではの屈託の無さと明るさが表現されるステージとなった。
続くMCコーナーでは「逃げ出した犬をメンバー全員で全力疾走して捕まえて飼い主を助けた」という、初ワンマンという記念日にも関わらず、全く活動に関係ない話題をはさみつつ、オーディエンスとのコミュニケーションを図るトークコーナーに展開。中でも観客からの「明るめでR&Bっぽい楽曲が聴きたい」というコメントには、プロデューサーであるSKY−HIも親指を立ててその言葉に応えた。
またファンクラブ会員向けのスマホアプリ「BESTY」のリリースや、12月から全国5箇所で開催されるファンミーティングの開催など、これからBE:FIRSTの広がりを感じさせる情報がアナウンスされ、期待の拍手が上がった。
そして「結成から今日のライブまで、こんなに時間が経つのが早いとは思わなかった。この場に立てて本当に嬉しいです(MANATO)」「皆さんの笑顔を見ると、僕らも自然と笑顔になります。それが僕らの望んでいたことだし、実現できたのが嬉しいです(RYOKI)」といった感謝の言葉をメンバーがそれぞれ述べ、そのまま「THE FIRST」オーディション映像をバックに、BE:FIRSTのメンバーが自ら、その思いを歌詞とメロディにしたためた「Kick Start」を披露。キメ過ぎない自然体のパフォーマンスが印象に残る。
そしてSKY-HIがBE:FIRSTへの願いや気持ちを影ナレーションの形で生コメントし、そこからライブの締めくくりとなる「Shining One」へ。スクリーンにはグループの結成直後に制作されたミュージックビデオが流れ、「結成時」と「今」をシンクロさせる形で楽曲が披露されたが、ミュージックビデオと比較するとメンバーの表情が大人びたようにも感じ、そこからも彼らの急速な成長を感じさられた。
鳴り止まない拍手の中、楽曲に合わせて人差し指を上げ「1」「FIRST」を表現し、そのライブを締めくくったBE:FIRST。その高く掲げられた指先の行方に、大きな期待を感じさせるファーストワンマンはこうして幕を閉じた。
なお、ライブで披露された「Gifted.」の映像が早くもYouTubeで公開されるほか、 ライブの模様は各配信プラットフォーム(Hulu/U-NEXT/ABEMA/ローチケLIVE STREAMING)にて11月12日(金)23:59まで配信中だ。
文◎高木"JET"晋一郎
写真◎ハタサトシ
セットリスト
M2「Move On」
M3「To The First」
M4「Be Free」
M5「First Step」
M6「Kick Start」
M7「Shining One」
<BE:FIRST 1st Fan Meeting -Hello My "BESTY"- 2021>
2021年12月24日(金) Zepp Sapporo
2022年01月07日(金) Zepp Fukuoka
2022年01月11日(火) Zepp Namba
2022年01月12日(水) Zepp DiverCity
※チケット 近日ファンクラブアプリにて受付開始
https://befirst.tokyo/fanclub/
<BE:FIRST "FIRST" One Man Show -We All Gifted.->配信
Hulu:https://bit.ly/3jlTHq5
U-NEXT:https://t.unext.jp/r/be_first
ABEMA:https://abema.tv/channels/payperview-1/slots/DHtbqCAa7zyWvT
ローチケLIVE STREAMING:https://l-tike.com/befirst/
※視聴方法、チケット購入に関するご不明点は各配信メディアへお問い合わせください。
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